マグダラのマリヤと疑いのトマス

📖サザエのお裾分け🇮🇱 @wancupmaster

イースターは終わったけど、復活した主にマグダラのマリヤが出会った時は「すがりついてはいけない。」と言われ、トマスには「指をここにつけて、わたしの手を見なさい。」と言われた。 …？？？なんで？？？ というわけで、検証してみたいと思うのです。手伝ってくれる人募集中!!

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マタイ、マルコ、ルカ、ヨハネと四人が福音書を書いていて、細部に若干の矛盾があるから分かり難いのも確かだよね。 でもさ、全部完全に一致してる方が、口裏合わせたみたいで気持ち悪くない?! 大筋は一致、細部は多少の誤差があるのは、復活が真実だからだと思うのです。

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ユダヤ教のタルムードにはこう書かれてあるそうです。 『安息日の前日、彼らはイエスを十字架に付けた。それは過越の祭りの日でもあった。イエスを死刑にする事を求めて、ローマ総督のもとに使者たちが遣わされた。

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それは、イエスという人物が魔法を使って、イスラエル人を惑わし、神に背を向けさせようとしたからである。このイエスを弁護しようとする者は前に出てそうするがよいとの呼びかけがなされたが、弁護のために進み出る者は誰もいなかった。そこで彼らはイエスを十字架に付けた。

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その日は、安息日の前日、また過越の祭りの日であった。』 イエスを敵視していたユダヤ人（ユダヤ教の指導者）のタルムードに『イエスが十字架で死んだのは、“安息日の前日”であり、“過越の祭りの日”であった。』とあるのだから、疑いの余地はないよね。

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ユダヤの一日は、日没とともに新しい一日が始まる。だから土曜日（安息日）の夕方６時の日没とともに、安息日は明けたことになるわけだ。 イエスが十字架で亡くなったのが金曜日の夕方３時。アリマタヤのヨセフとニコデモによって葬られたのが、おそらく夕方６時直前。慌ただしかったはず…。

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だから女たちは、手厚く葬りたいと安息日が明けるのを待って（つまり夜ね）、埋葬のための香料と香油を買いに行ったと思われる。ちなみに香料・香油は、あとから墓参りに来る人に配慮するためのものですよん。これがマグダラのマリヤとほかのマリヤたちの行動ーマタイ28:1 詳細はマルコが記してる

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マルコ16:1ーさて、安息日が終わったので、マグダラのマリヤとヤコブの母マリヤとサロメとは、イエスに油を塗りに行こうと思い、香料を買った。

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それから夜が明けるのを待って埋葬をちゃんとするために、墓に行ったということですね。 マタイ28:1ーさて、安息日が終わって、週の初めの日の明け方、マグダラのマリヤと、ほかのマリヤが墓を見に来た。 マルコ16:2ーそして、週の初めの日の早朝、日が上ったとき、墓についた。

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女たちが墓に着くほんの少し前、まだ暗い時間帯に大きな地震が起こり、天使が墓の入口の石を転がし、その上に座ったのをローマの番兵が見て、恐ろしさのあまり震えあがって、死人のようになった。ーマタイ28:2~4。

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その直後のまだ暗いうちにマグダラのマリアだけが、一足先に墓にやって来たのかな…⁈ ヨハネ20:1ーさて、週の初めの日に、マグダラのマリヤは、朝早くまだ暗いうちに墓に来た。そして、墓から石が取りのけてあるのを見た。

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墓の中を確認することなく、誰かがイエスの遺体を持って行ったと思い込んだみたい。 ヨハネ20:2ーそれで、走って、シモン・ペテロと、イエスが愛された、もうひとりの弟子とのところに来て、言った。「だれかが墓から主を取って行きました。主をどこに置いたのか、私たちにはわかりません。」

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＊イエスが愛された、もうひとりの弟子…ヨハネ。 ヨハネとペテロは、慌てて墓に走って行くんだけど、若いヨハネの方が足が速かったんだよね。先に着いて墓の中を覗き、遺体を包んでいた亜麻布が床にあるのを見、ペテロは遺体の頭に巻かれてた布が離れた所にあるのを見たんだね。ヨハネ20:3~7

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ヨハネ20:8 ーそのとき、先に着いたもうひとりの弟子も入って来た。そして、見て、信じた。 ＊ヨハネは『何を』見て、信じたのか…？

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ヨハネ20:9ー彼らは、イエスが死人の中からよみがえらなければならないという聖書を、まだ理解していなかったのである。 復活を信じたのではなさそうだな…ってことは、マグダラのマリヤが言ったこと、つまり『誰かがイエスの遺体を持って行った』ということを信じたということだね。

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マグダラのマリヤがペテロとヨハネに伝えに行っている間に、ヤコブの母マリヤとサロメが墓に着いたみたい。マルコ16:1。 彼女たちが見たものは、天使で「ガリラヤでイエスに会える。」と伝えるように言われたのに、そこから逃げ去り、恐ろしくて誰にも言わなかったそうな…。マルコ16:2~8

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ペテロとヨハネは帰って行ったけど、マグダラのマリヤはそのまま墓の外でたたずみ、泣きながら墓の中をのぞき込むと、二人の天使が見えた。そして後ろに復活のイエスが立っていたが、『復活』すら信じていなかったマリヤには、園の管理人にしか見えなかったというわけ。ヨハネ20:11~15

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ヨハネ20:16ーイエスは彼女に言われた。「マリヤ。」彼女は振り向いて、ヘブル語で「ラボニ（すなわち、先生）」とイエスに言った。 ＊ここでやっと、マリヤの霊の目が開かれ、イエスだと分かるのです。

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マリヤは嬉しさのあまり、イエスに触ろうとしたところ「わたしにさわってはいけない」と言われた。何故、マリヤはダメで、トマスは良かったのか…？ 理由は、レビ記16章の『贖罪の日の規定』。

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そのことを新約聖書で説明しているのが、ヘブル人への手紙９章です。 年に一度、第七の月の十日の『贖罪の日』に大祭司だけがいけにえの動物の血を携えて至聖所に入り、契約の箱の贖いの蓋の上と蓋の前に、十字を切るように振りかけました。(十字架の予表だね)

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贖罪の日、大祭司は最初の清めの儀式に入った時から、この儀式が終わるまで誰にも触れられてはならなかったのです。誰かに触れられた場合『汚れた者』と見なされ、至聖所に入って務めをすることができなくなりました。 ＊この旧約聖書にある『大祭司』が、イエス・キリストの『型』なのです。

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ヘブル9:7ー第二の幕屋には、大祭司だけが年に一度だけ入ります。そのとき、血を携えずに入るようなことはありません。その血は、自分のために、また、民が知らずに犯した罪のためにささげるものです。 ＊キリストは真の大祭司として、神の小羊であるご自身の血を携えて天の至聖所に入られました

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ヘブル9:12ーまた、やぎと子牛との血によってではなく、ご自分の血によって、ただ一度、まことの聖所に入り、永遠の贖いを成し遂げられたのです。

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つまり復活直後のこの時、マリヤに触れられてしまうと、大祭司として『汚れた者』となるため「さわってはいけない」と言われたわけ。だから「わたしは、まだ父のもとに上っていないからです。」と言われたのです。 …ん⁈ 至聖所に入るのは『きよめ』のためだよね？ 何で天の至聖所をきよめるの？

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天の至聖所は、神様の御座のある所できよいはずなのに‼︎ …って、思うよね⁈ その答えが、エゼキエル28:12~15とイザヤ14:12~15。 まぁ、これは創世記1:1と1:2の間のギャップセオリーなんだけどね。私はこの解釈が一番ストンと落ちて、全体的に納得できるのです。