藤津亮太さんの講座「アニメ映画を読む 『風の谷のナウシカ』」(2014.04.27/SBS学苑パルシェ校)の感想まとめ
SBS学苑パルシェ校での藤津先生の講座 「アニメ映画を読む」風の谷のナウシカ に行ってきました。そういえばこのアカウント使ってなかったな、と思い出してお勉強用に活用を。
2014-04-27 16:12:06うっかり懇親会で喋りすぎてしまった感があるので顔から火が出る思いだったり……人見知りのコミュ障がたたって勢いがつくとペラペラしゃべってしまう。BLの話とかしました。
2014-04-27 16:13:50いつもは文学を中心に見てるので、アニメや映画なんかの商業的要素の強い媒体はどう評論するんだ?というのも気になってたので、そのあたりのことも聞けてよかったです。「取材」が重要とのこと。
2014-04-27 16:16:12ジブリ作品って実はあんまり見ないので「他の宮崎作品との比較」という点ではピンとこなかったけど、神話の型をなぞるエンターテイメントの在り方とか、リアルと漫画アニメの線引きとか、その辺面白かった。
2014-04-27 16:21:41特に「ほほー」ってなったのはアスベルの描写について。彼は本来なら主人公の位置にいてもおかしくない背景の持ち主だけれど、原作通りに彼の殺意なんかを描くと映画の中では彼の「恨み」が消化しきれない、という話。
2014-04-27 16:31:02あ、「消化しきれない」ではないな。「救済しきれない」でした。故郷を奪われた恨みによって人を殺すところまで描いてしまうと、ナウシカ主体の王蟲を森に返すまでの顛末では彼を救済しきれない、と。原作では長い時間をかけて救済されていった?と思い返すと面白い。
2014-04-27 17:16:33今日の藤津さんのお話。毎度のことながら、整理の方法に感心させられる。本当に、アニメに限らず映像文化で卒論を考えてる人は必須だと思う。次回は7/27。「『言の葉の庭』と新海誠作品」。
2014-04-27 23:57:21今日はアフターに参加した学部生女子2名が父親ほどのアニヲタたちと渡り合ってたのが感涙物でした。適材適所と言うべきか.こっちは真ん中に座って聞き耳たてるのみ。いやしかし、アフターも勉強になりました。
2014-04-28 00:03:234月30日追加
1階天井「オレの背中を預けられるのは最後までオマエだけだったな」 2階床「地獄の底までおつきあいしますよ」 そして、2枚を包み込む紅蓮の炎。 やっぱり心中エンド
2014-04-29 01:45:50そーいえば、日曜日は結局、ナウシカのテーマって話は尺の都合か、意図的にかはわからないけど、特になかったのよね。神話としてのナウシカの詳細のなかにちょっとそれらしき記述はあったけれど、お話の中では明示されなかった
2014-04-30 01:57:30たぶん、ナウシカは30点という高畑さんのお話とそれに対する宮崎さんのカウンターというあたりが、じつはその辺にもこっそりと関連するんだろうけれど、そこをすっかり聞き逃していたのです←バカ
2014-04-30 02:00:07ただ、藤津さんが常におっしゃっている「作品中で繰り返し提示されることがテーマ」にあてはめると、そこはちょっとまた違ってくる。その辺を意識して映画を見直すと、犠牲と復活がそこかしこで描かれているのではないかと個人的には思っているのでした
2014-04-30 02:07:01トルメキアは文明と人類の派遣を復活させるべく風の谷に犠牲を強いり、風の谷はそれを拒絶する。ペジテは自らの都市が破壊されたことからの復活を実現させるために王蟲と風の谷を犠牲にしようとする。ナウシカはそうしたものを拒絶しながら、最後は自らを犠牲にする
2014-04-30 02:09:58そして、最後は人として再生しながら、神話の再現をする。というわけで、個人的にはその辺がテーマとなるんだろうなぁと。そして、犠牲と復活をもう一段上から見たときには、これは「人としてどう生きるのか」をちゃんと問うているのではないか、とそんなふうに感じたのでした
2014-04-30 02:12:00@shinjk おもしろかった! テーマにあまり触れなかったのは、メッセージとエンタメのバランスはすごいよい映画なんだけど、テーマってちょっと弱いと僕は思ってたからなんですよね~。なので楽しく読みました。
2014-04-30 02:13:57@fujitsuryota 宮崎作品ていつもテーマのところで悩んじゃうんですよね。そこで、以前いただいていたレジュメを思い出しながら、予習したときにそこを重視して見直してみたのでした
2014-04-30 02:15:19