ジャズはどう修行なのか?(^-^)/
- sunamajiri
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どんな女の子にもわかるようなジャズを弾くなんてやりたくないね。ジャズ野郎にしかわからない、徹底的な即興を弾きたい。誰にでも理解できるジャズなんてジャズじゃないもの。
2014-04-28 23:20:35@noburin2828 音楽好きな普通の日本人女性ですが、ジャズを理解する修行とは具体的にどんなことをすれば良いのでしょうか。今まで全く意識せずに楽しんで聴いていましたが、やはりこれは演奏者の方々にとっては耐えられない聴かれ方なのでしょうか
2014-04-28 23:31:59@fersken0108 そういう謙虚さがジャズには必要で、わからない音楽を聴き続けるという訓練をある程度積まないと、例えばバド・パウエルやチャーリー・パーカーはわからないんです。でもそんな誠実さを持って臨んでいればある時ある瞬間、パーカーの天才性がわかる時がくると思います。
2014-04-28 23:35:37つまり演奏とは演奏者だけの問題ではなくて、聴き手との対決でもあるということ。聴き手の質が演奏者の質を決定することもあるのよ。その相克と闘いがジャズの中にはある気がします。聴き手がわからなければ演奏者は本気を出さないでしょうし。
2014-04-28 23:38:15自分とは違う他者を受け入れるという態度がジャズの鑑賞には必要なところがある。自分の基準とは全く違う評価基準を持つ、独特の音楽を聴いて即座に理解できるはずがないのだもの。
2014-04-28 23:42:21@noburin2828 inからoutまで縦横無尽な即興演奏は、ジャズ独特の物であつて、通常のリスナーが楽しめる道理がありません。
2014-04-28 23:44:07@noburin2828 ジャズの即興演奏者は和声理論を理解した上で、それに囚はれない演奏をするのですから即興演奏者にしか理解出来ない最高にエキサイティングな音楽だと思ひます。
2014-04-28 23:49:47かなり毒のあるツイートを連投しているのを自覚しているが、毒にも薬にもならないことを述べても本当のところはわからないのよね。拒否する人が少なからず出るのがジャズなのかもしれない。万人にわかる言葉を使うのは大切だけど、即興に関しては、演奏者にしかわからないスリルなのよね。
2014-04-28 23:53:08@fersken0108 ジャズに限らず、本来音楽的感銘というものは言葉に置き換えられないものですよね。ですから、パウエルやパーカーを聴いてわかった瞬間にわかったことになるのでしょうね。即興にかけるその瞬間との対決を聞き取れればよいのだと思いますよ。
2014-04-28 23:57:36例えばジャズにおけるピアノと他の楽器とのセッションを考えてみるとわかるのかもしれない。例えばサックスはサックスでこんな風な伴奏を弾いてほしいとかこんな雰囲気に吹きたいというイメージがあるかもしれない。けれど、本番の演奏はその通りには運ばない。不確定な要素の対決で流れていく。
2014-04-29 00:00:05そもそもジャズでは最初からこう弾こうというイメージがない。どこへ行くのかわからない。演奏は崩壊するかもしれない。その不安と戦いながら、自分とは違う他者と演奏をする。ジャズはある意味他者との戦いであり、対話なのね。
2014-04-29 00:01:54他者を理解するということは、想像以上に難しいことなのよ。自分とは異質なもの、違うものを受け入れる幅がなければ異質な音楽は理解されない。その幅を手に入れるためにはジャズを徹底的に聴くという苦行が必要なのよ。それを達成したものだけが、「パーカーは天才だ」とか言い切れるのね。
2014-04-29 00:10:34深遠な演奏、優れた演奏は聴き手の耳には大抵わかりやすく寄り添ってはくれない。それは時に理解を拒否し、耳に鋭く対立する、理解し難いものとして現れる。
2014-04-29 00:15:47例えばビル・エヴァンスが素敵なジャズを奏でる美しいピアニストというイメージだと足元を救われますね。彼は麻薬でボロボロになり、かなり過激な演奏も存在するわけです。リリックな魅力だけではビル・エヴァンスの本質を聴いたことにはならないわけで。
2014-04-29 00:55:08でもね、そんなこと言ったってわかんない人はわかんないのよ。そういう人は自分なりの聴き方でいいかなと思いますよ。でもジャズの凄みも永遠にわからないと思います。でも縁がない人には縁がないのよ。
2014-04-29 00:56:19@fersken0108 そうではないですね。和声理論なんて知らなくていいんです。ただジャズという特殊な音楽には慣れが必要で、そうでなければ、わからないものに出会った時に永遠にわからないんです。その慣れのためには聴き込むという修行が必要なんです。
2014-04-29 01:01:06音楽を聴くのに修行なんて要るのかなんて言われそうですが、ジャズでは必要。最初の数年はジャズが全然わからない時代を越えなければいけない。後藤雅洋氏が「アルバム100枚聴くまで好き嫌いは言うな」というのはよくわかる。でも、本当にきちんと聴いた人間にしかその発言の意図はわからない。
2014-04-29 01:07:19ジャズには幅の広さもあるわけで、B・エヴァンスもあれば、パウエルもあり、T・モンク、A・ヒル、F・レッド、P・ブレイ、ダラー・ブランド、セシル・テイラー、カーラ・ブレイ、様々なタイプが存在する。全部異質な他者であり、全てを許容するには訓練が必要。
2014-04-29 01:13:51ジャズを聴いてすぐわかり、全てがわかった気になるのは早い。ジャズには理解出来ないことの方が多い。わからない音楽を聴き続けることでしか、ジャズの裾野は広がらない。
2014-04-29 01:15:45例えばエリック・ドルフィーの『アウト・トゥ・ランチ』をいきなり聴いてわかるかということなんですね。最初は絶対に意味がわからない音楽です。でもね、あれはドルフィー鑑賞には究極のアルバムの一つで、大名盤なんですよ。あれが最高だとわかる人の耳を私は信用しますね。
2014-04-29 01:19:08聴き手の理解を拒むような大名盤を幾つかあげる。エリック・ドルフィー『アウト・トゥ・ランチ』、アルバート・アイラー『スピリチュアル・ユニティー』、マイルス・デイヴィス『1969マイルス』『アガルタ』『パンゲア』、ウェイン・ショーター『オデッセイ・オブ・イスカ』等々。
2014-04-29 01:26:31アイラーの『スピリチュアル・ユニティー』を聴いて、素晴らしいと断言できたら、ジャズ耳は本物かもしれませんね。あれは大名盤です。わからない人は修行が必要なのです。
2014-04-29 01:28:06私のツイートの意味がわからない人は、恐らく非常に限定されたジャズのアルバムしか聴いてないのだと思うんですね。聴いてなければわからないのです。しかし聴いていれば、ジャズには理解できないことが多いこともわかるし、それを理解するには修行が必要なこともわかる。
2014-04-29 01:40:51