誤用ではない?「汚名挽回」「名誉挽回」をめぐる辞書編纂者らの議論
- gryphonjapan
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「るんるん」が広まった要因のひとつに、林真理子『ルンルンを買っておうちに帰ろう』があったことは確かでしょう。ただ、この本の刊行は1982年11月で、それ以前にマスコミで「るんるん」は話題になっていたんです。@jjmalone_: 三省堂国語辞典のひみつ』拝読しましたが、「るんる…
2014-04-30 23:09:15「ウィキペディア」の「花の子ルンルン」には私の文章も参考文献としてリンクされていますね。「花の子ルンルン」は必ずしも「るんるん」の語源ではなかったろう、というのが私の考えです。このことは『三省堂国語辞典のひみつ』に書きました。@ginga_station @ame918
2014-05-01 21:32:133月終了のNHK朝ドラ「ごちそうさん」は興味深いせりふが多く、半年間で数十例を採集しました。たとえば、め以子が「◆夜ご飯には戻って来るんよ」(1/15)。戦前の設定なので、ここは「夕ご飯」がふさわしい。「夜ご飯」は新しい言い方で、手元の例では1979年のものが最も古いです。
2014-05-01 21:30:50国語辞典のアプリが900円でも「高い」との意見を紹介したら、「ネット辞書が無料で閲覧できるのだから当然」という反応がけっこうありました。その反応もまた当然ですが、だからこそ困ったもんだ、というのが私の思いです。知の結晶を無料公開したところにボタンの掛け違いがあったな、と。
2014-04-30 23:10:16iPadで英語版の内蔵辞書(ODE)をダウンロードしてみると、有料アプリとまったく同じ内容でした。わざわざ辞書アプリを買わなくてもいい(ように見える)という事情は外国語辞書でも同じなんですね。外国の辞書出版社はこれで儲けは出ているのか、詳しい事情を知りたいところです。
2014-05-01 21:31:44ネットの『大辞泉』『大辞林』を「一般は部分公開・有料会員は全公開」とする一方で、iOSの内蔵辞書にも対応が必要です。今は『スーパー大辞林』が標準装備になっているけど、例文などの情報は有料にすることも考えられるでしょう。他言語版のiOSの辞書はどうなっているのでしょう。
2014-04-30 23:10:29新聞が「今やネットでだいたいの記事は読める」と誤解されたように、辞書も「ネットで無料で引ける」と思われている。これはあながち誤解ではなく、少なくとも「大辞泉」「大辞林」はネットで無料で引けるわけだ。しかしこれが理想的なビジネスモデルかどうか、再考すべき時ではないかな。
2014-04-11 17:37:59【追加余談】「舟を編む」を語る
(※原作と映画版の差異に注意)
辞書がテーマの映画「舟を編む」で、若い編集者の西岡(オダギリジョー)が使うことばには独特のものがあります。新しい辞書に若者ことばを収録することになり〈それは◆がっつり俺の得意分野っすねえ〉。私の集めた「がっつり」の最古例は2005年。映画の舞台は1995年。どんだけ敏感なんだ。
2014-05-02 22:35:06映画「舟を編む」で、編集者西岡は、案外古風なところがある。監修者の先生を評して〈あの年になってまで◆青春してるってさあ、まあ、ある意味すげえよ〉。「青春する」という言い方は、今では古くはないかと、『三省堂国語辞典』第7版の編纂で悩んだけれど、西岡さんが使っているなら、まあいいか。
2014-05-02 22:35:13@IIMA_Hiroaki 私は北海道出身です。90年代初めには若者言葉で使われていた印象があります。TVとラジオで全国的に広まったのではという説を見つけました。メントレとラジアンリミテッド、ともに1999年スタートのようです。 http://t.co/nd9n0aD4F0
2014-05-03 03:15:41「がっつり」を北海道・岩手で1980~90年代にお使いだったとの情報ありがとうございます。また、読売テレビ・道浦俊彦さんの2004年の文章は、私も拝見しているはずです。用例として採集するのを怠ったんですね。@wutaiwushao @maruko145
2014-05-03 16:52:25「がっつり」を1999年に口癖にしていた人の情報、ありがとうございます。私の感覚ではかなり早いという感じがします。@omaetake4 私が1999年に知り合った現在30代の人は、「がっつり」を口ぐせのように使っていました。
2014-05-03 16:52:43