福島からエネルギーを問い直す戦略のための連続学習討論会◇第1回「原発賠償と福島の復興」

開催日時:2014年4月27日(日)14:00~17:00 http://www.isep.or.jp/news/6216 ■第1部:公開学習会 ・総論「原発賠償と福島の復興」:除本理史氏(大阪市立大学教授) ・質疑応答 続きを読む
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らいあ @Sucha_Para

除本:質問。メーカーの過失を立証して認定されると、どうなるのか? 河合:過失があっても完全に免責。ただし、故意・重過失の場合は、電力会社が一旦賠償した上で、メーカーの故意・過失部分を求償できる。メーカーにいくら過失があっても、被害者が直接メーカーに賠償請求することは出来ない。

2014-04-30 02:24:14
らいあ @Sucha_Para

:ただ、(メーカー訴訟で)原賠法の責任集中ということが違憲ということになれば、無効になるので直接請求が出来るようになる。我々はそういう主張をしている。だが、そのハードルは極めて高く、その訴訟の最初の目的、『メーカー免責は違憲かどうか?』にかかっている。

2014-04-30 02:30:10
らいあ @Sucha_Para

河合:それが現実的に跳ね返ってくるのは、相当遠い話し。

2014-04-30 02:32:58
らいあ @Sucha_Para

質問:メーカーは、原発を建設する時も儲けているし、事故が起きても儲けていているように思える。二重取りでは?そのあたり法律的にはどうなのか? 河合:現実、メーカーは儲かってると思う。技術的アドバイスも、到底タダでやっているとは思えない。メーカーの知識と技術は不可欠。

2014-04-30 02:37:13
らいあ @Sucha_Para

河合:(原賠法の)もともとの責任集中の趣旨は、原発メーカーが心置きなく推進にいそしめるように。後で損害賠償されると怖いからといって、推進しないというのを避けるため。ただ、その考えはほぼ世界共通。唯一それをやめたのがインド。

2014-04-30 02:42:30
らいあ @Sucha_Para

河合:日本がトルコに輸出する場合も、メーカー免責は契約上とりつけるだろうが、本当に事故が起きたとき、トルコ国民は日本をゆるすか?日本が国策として輸出した場合、損害賠償の法律上問題と国としての責任が問われるかは、全く別の問題だと思う。

2014-04-30 02:49:37
らいあ @Sucha_Para

質問:今後、仮に東電の破たんを考えた場合、国の支援のあり方はどうなるのか? 除本:具体的なビジョンがあるわけではないが、少なくとも、破たん処理をさせて、吐き出せる試算は吐き出させる。全体の必要な額からすれば微々たるものだが、筋として、やらなくてはいけないこと。

2014-05-02 02:38:00
らいあ @Sucha_Para

除本:かなりの部分は国家が支出しなければならないが、その時の具体的なあり方として、訳分からないやり方をするのではなく、国民の目から見て、自分たちがどういう理屈に基づいて、賠償や廃炉のコストを負担してるのか分かるように、精度設計していくのが大事。

2014-05-02 02:43:59
らいあ @Sucha_Para

除本:国が責任を取るといった時、今まで原子力を推進してきた行財政システムを改革して…例えば電促税などを一旦廃止して、エネルギー転換税とか、賠償復興税などに組み替えていくことも必要。既成事実的な仕組みが出来上がっていくことへの対案として、具体的なものを考えていかないと。

2014-05-02 02:50:50
らいあ @Sucha_Para

(県など、自治体の役割について)

2014-05-02 03:08:46
らいあ @Sucha_Para

河合:今進んでるやり方は、社債権者に損をさせないようになっている。銀行の貸付についても同様。利益をあげさせるために、再稼働が必要だ、というような路線で進んでる。その負担は、電気料金と税金にいっている。

2014-05-02 03:14:30
らいあ @Sucha_Para

河合:損害賠償訴訟については、どうなっているのか。除本さんが言及したのは、東電と被害者の話し。若干ADRが入っているが、どんどん(被害者の)不満が出てきていて訴訟が増えている。(飯舘村の人らも、長谷川さんが中心になり、7千人くらい?で訴訟を起こすらしい)

2014-05-02 03:21:08
らいあ @Sucha_Para

河合:それも、無過失責任ではなく、国や東電の責任を問う過失責任の訴訟がどんどん起きている。損害賠償を論じる以上、そこも射程距離に入れて説明していただきたい。

2014-05-02 03:27:30
らいあ @Sucha_Para

除本:むしろ、あまりに身近すぎて忘れていた(笑)今、全国各地で十数件…原告は、1万人に到達しつつある。1番大きいのが中通りを中心とする、なりわい弁護団?がやっている滞在者の人たちの訴訟。福島からはずれた場所では、自主避難者の訴訟が多いが、1つ1つは大きくない。

2014-05-02 03:28:06
らいあ @Sucha_Para

河合:訴訟をする時問題になるのは、過失責任を問うかどうか。1つは、東電だけではなく国を入れるかどうか。国を入れると極端に難しくなる。過失を立証するのは、あっちが「想定外」と言ってるので困難。ただ、過失責任を問わないと、『責任無いけど払ってやる』という風になり、中々深層に迫れない。

2014-05-02 03:34:14
らいあ @Sucha_Para

河合:過失責任訴訟は、普通の弁護士には難しく、原発の構造を知らない人が追及するのは困難。だが、そこをやらないと収まらない。

2014-05-02 03:39:41
らいあ @Sucha_Para

飯田:無過失責任は、過失があろうとなかろうと払わなければならない。その先にもうひとつグレーな部分、『異常に巨大な天変地異~の場合は免除される』。これが確定してない。本来無過失責任というのは、過失を立証しなくても出来る被害者側の権利なのに、何故それが逆転しているのか?

2014-05-02 03:42:12
らいあ @Sucha_Para

除本:裏が取れてないのではっきり申し上げにくいが、実は東電は責任がないと思っているのではないか。だから、無過失責任すら認めたくないのではないか。(つまり、異常に巨大な~なので免責だと)ただ、訴訟の中では、積極的に東電は主張していない。

2014-05-02 03:56:10
らいあ @Sucha_Para

除本:なぜかというと、ここを言ってしまうと支援機構法を使えなくなってしまう。支援機構法というのは、まず無過失責任があるというベースがないと動かない。『異常に巨大な~』という部分を東電が主張するなら、支援機構法を使わないということ=自己調達することになるので、言えないのではないか。

2014-05-02 03:57:05
らいあ @Sucha_Para

植田:(『異常に巨大な~免責』の部分について)なぜ東電は、そこを争わなかったのか? 除本:それは機構法ができたから。 河合:勝俣元会長は、当初(免責について)言ってた。

2014-05-02 04:04:54
らいあ @Sucha_Para

(そのあたりは、勝俣元会長と元エネ庁長官・次長と三井住友の奥さんが… http://t.co/OncaSnqsXi

2014-05-02 04:05:51

(中途半端ですが、ここまでで一旦まとめます)