@magnolia_rubra さんの林業と田舎暮らしの経験『私のwoodjob』

@magnolia_rubra さんが林業に従事して住んでいた田舎の暮らしの事、当時の林業の状況についてのつぶやき。林業に従事した方の生の経験談は必読です。
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なつ@鬱独り言 @magnolia_rubra

今度公開の映画『WOOD JOB!』http://t.co/tnAdsUaTngの原作「神去なあなあ日常」を、林業会社の上司が「林業のいいとこだけを集めたような話。俺達は林業のブラックなとこだけを集めた本書くか!」って言ってた。本は読む気になれなかったけど、映画は見に行くか悩む。

2014-05-04 10:55:59
なつ@鬱独り言 @magnolia_rubra

農山村が注目されるのはとても嬉しい。でも田舎暮らしは嫌なこともある。 私がいたのはコンビニもない、信号も2つしかない、少し奥の集落は水道も山の沢の水をつっかていた山あいの町だった。周りの人はとても親切で、留守に雨が降れば洗濯物も布団も入れといてくれる。夕飯のおかずをくれる、家でと

2014-05-04 11:49:13
なつ@鬱独り言 @magnolia_rubra

家で採れた野菜をくれる、仕事から帰ってくれば「おかえり」って言って家の前でおばあちゃんたちと話をする。でもそれだけ皆に見られている。私がどこで何をしたか遠くの集落の知らない人が知ってる。悪気はないけど、都会から来た人間はびっくりする。洗濯物、ゴミに出したもの、貯金額まで知られてた

2014-05-04 11:53:30
なつ@鬱独り言 @magnolia_rubra

信じられないけど貯金額まで知られてたりすると聞いた。大阪から来た人は「双眼鏡じゃないと見えな様な距離なのに、鍋が吹きこぼれていると電話が来た」と言っていた。悪気はないけどやっぱり都会から来た人間には窮屈に感じてしまう。あと男尊女卑がおおっぴらで、まだ村八分も実際にしていた。でも、

2014-05-04 11:56:55
なつ@鬱独り言 @magnolia_rubra

でも村八分されてる人も強かったけど。私が地元のおじさんに山を案内して貰ったり、ウナギ釣り、キノコ狩りや山菜とりに連れて行って貰う度に「不倫している」と噂された。村には派閥があって、出かける旅に一緒に行った人の反対派の派閥の人にそう言われた。次第にだれとも出かけたくなくなった。

2014-05-04 12:02:05
なつ@鬱独り言 @magnolia_rubra

東京の人ごみに帰るとホッとした。でもその町に居たいという気持ちと東京に戻りたいという気持ちはずっと半々のままだった。 見渡す限り山が続き、川もとても綺麗で夜寝ていると鹿の声がする。夜は川に月が映っていた。 南北朝から続く壮麗な獅子舞があり、夜にみんなで練習した、方言は外国語見たい

2014-05-04 12:25:40
なつ@鬱独り言 @magnolia_rubra

方言は外国語みたいで単語から教わった。もともと敬語が無い土地。みんな人懐こくて、知り合った日に夕飯をご馳走してくれる。 山仕事は機械化の遅れた土地でほとんど人力できつかった。玄関で寝たりした。でも山にいるのが気持ち良かった。斜面を駆け降りるとき、自分が鹿になったみたいに感じた。

2014-05-04 12:32:26
なつ@鬱独り言 @magnolia_rubra

山から下りながらワラビを採って帰っておばあちゃんたちにあげた。 1日中斜面に居るから足は猿の足みたいになって、パンプスとか履けなくなった。懐かしい。 集落によっても人の性格が全然違ったりするので、田舎と言っても色々で、住んでみないとどんなとこか分からないけど、1人じゃなくて

2014-05-04 12:38:03
なつ@鬱独り言 @magnolia_rubra

1人じゃなくて仲間が何人もいれば頑張れるんだろうな。 私がいた森林組合では林業の担い手の研修生を沢山受け入れていたけど、収入が低すぎて辞めていく人が多かった。5年目の人含めて月の手取りが20万越えてる人はいなかった。家族で移住してきた人は、子供を高校に行かせる交通費が出せないと

2014-05-04 12:46:32
なつ@鬱独り言 @magnolia_rubra

家族で移住してきた人は、子供を高校に行かせる交通費が出せないかもと心配していた。集落には奥さんが働く場所がなく、街に働きに行くには車が必要だから。山に行くための車の燃料も仕事で使う機械の燃料も自分持ちだった。 林業の仕事は常に死亡事故の危険があり、向かない人は辞めた方がいいけど、

2014-05-04 12:54:05
なつ@鬱独り言 @magnolia_rubra

自分で自分の身を護れなければやめたほうがいいし、いずれ仕事を覚えたら職人として請負にする(その地域では)けど、森林組合側が皆をちゃんと教育しようという姿勢が見られず、若い人も辞めていった。仕事で怪我しても仕事を貰えなくなると困るからと、作業員が怪我を隠すこともしょっちゅうだった。

2014-05-04 13:00:53
なつ@鬱独り言 @magnolia_rubra

私は身体を壊して森林組合を辞めた。その何年か後、民間の林業の会社に入った。そこでは驚くほど機械化が進んでいた。素晴らしい理想を持った会社だったけど、給料は残業しても休日出勤しても変わらない固定給だった。そこで上司はひたすら泊りがけで仕事をしていた。会社も沢山の負債を抱えていた。

2014-05-04 13:07:52
なつ@鬱独り言 @magnolia_rubra

山の中に作業道を作って間伐をすれば補助金が貰えるけど、それはすべての事業が終わって、検査が通った後に貰うので、その途中の社員の給料や様々な費用は銀行から借りる。その会社は林業しかやっていなかったが、その地域のほかの会社は不動産屋などもやっていて経営が安定していた。

2014-05-04 13:12:06
なつ@鬱独り言 @magnolia_rubra

上司が机に向いながら「利益薄いなー。」とよく呟いていた。 山の中を1日中歩き、どこに作業道を作ればよいか、どの木を間伐すればよいか見て歩いた。立っている木が曲っているかどうかとか、私には見分けられなかった。 伐採された木は規格通りの長さに切られて運ばれる。その切る人の腕によって

2014-05-04 13:19:52
なつ@鬱独り言 @magnolia_rubra

伐採した木を重機に乗った職人さんが規格通りの長さに切っていくんだけど、腕のいい人は、ちゃんとまっすぐになるように切るので、市場で買われるときに㎥当たりの単価が全然違ってびっくりした。職人さんすごいなって。 珍しく30代で10年以上林業やっていて、伐採も重機もうまいひとがいた。

2014-05-04 13:25:49
なつ@鬱独り言 @magnolia_rubra

でも夢をいっぱい持った上司も、その職人さんも「林業業界9割以上腐ってる」って言って辞めちゃった。補助金欲しいだけで、人の山をめちゃくちゃにしちゃう会社が多いと言っていた。あと収入が低すぎると。 仕事教わる人がいなくなって私も辞めた。 長くなりました。私のwoodjobでした。

2014-05-04 13:33:47
なつ@鬱独り言 @magnolia_rubra

もう少し…。 民間の林業会社の頃は、割りと大きい街で大きなスーパーやドラッグストアなどは沢山あった。でも、東京の仕事帰りに花屋や雑貨屋を眺めて帰ることに慣れてしまうと、その街がさみしくて東京に帰りたかった。今になって生まれ育った場所が落ち着くなと思うようになった。

2014-05-04 14:02:43
なつ@鬱独り言 @magnolia_rubra

山村が恋しい気持ちもずっとある。あの頃の自分は孤立してしまったけど、もっと周りの人と住みにくさとか、待遇の悪さとか、話して一緒に何か出来ていたら、あの町にまだ住んでいたかもしれない。 今、農山村で頑張っている人達も、沢山の仲間と一緒に活躍していって欲しいな。心から応援してます。終

2014-05-04 14:08:11

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