アマリングが気になって仕方ない人は一読ください

TWIN @TWIN_SuperSport

http://t.co/cFZyx76H4m この記事、最近TLに流れてくる「アマリング」がどうこうとか気にしてる人に対する回答ですね。公道だろうがサーキットだろうが、限られたバンク角とタイヤのグリップをきちんと使えばアマリング云々は全く関係ないという良い例だと思います。

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「他人のタイヤを観て、「端まで使ってる・・・速そう・・・」ということは一概に言えないのです。確かに速いかもしれません、が、それだけで判断するのはあまりに安易という事でしょう。」 　記事の中ではこういった記述があるけど、最近のTLの流れは 「端まで使えてない…恥ずかしい」だよね。

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何が発端になってるかは知らないけど、特に最近は「SSなのにタイヤを端まで使えないのは格好悪い、恥ずかしい」 という風潮がある気がする。で、それを消そうという目的で練習するわけですね。しかもその練習は、リスクが高いことが殆どです。

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何がリスクが高いって、低速走行もきちんとこなせてないような人がいきなり峠にいって、早い人の真似をして「とにかくコーナリング速度を早めて、バイクを深く寝かせたらタイヤを端まで使える筈だ」という考えを前提にして必死で走りこんでる。 そりゃコケるん当たり前やで。

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低速走行だと遠心力がタイヤにかからず、タイヤが潰れなくて端まで使えない…という印象があるかもしれない。でもそれは完全に間違っている。低速走行であっても、旋回半径が小さければ速度が高いのと相対的に同じ（角速度が高い） ことになり、結果的にタイヤは潰れる。

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いい加減、アマリング＝恥ずかしいという風潮は無くさんとあかん。

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もうひとつ。「バイクはコケてなんぼ。コケないやつは上手くなれない」という話がたまに出てくる。これは間違ってはいないけど、鵜呑みにすると死ぬで。「コケても笑い話で済む」ような状況・車種ならコケる経験は活かせるけど、そういう環境で走れてる人は多くない。

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特に峠道でコケて、よく写真を晒して笑い話にしようとしてる人。「場をなごませたい」とか「これぐらい冷静でないと」って釈明してるけど、そんなのたまたま運が良かっただけやで。

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愚痴っぽくなってしまたったけど、変な風潮は流行らせたらあかんのよ。それが当たり前になってしまったら、元に戻すのって本当に難しいからね…。

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とまぁここまで言ったけど、恥ずかしい云々は置いといて、「タイヤを使いこなしたい、きちんと使ってみたい」という気持ちはわかるし、そういうのなら本当に大歓迎です。ただ、いきなり高い速度での練習は本当に危ないし、第一怖いですよね。だから低速練習から始めて欲しいと思います。

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低速での練習とはいえ、時間も場所も、場合によってはお金も必要になってしまう。でもそれは上手くなるための必要経費なんですよね。その経費の中には「リスク低減」を買うという意味も含まれてます。

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補足。1000ccオーバーのSSでも、パイロンスラロームなどの低速練習は可能です。競技をするのではないので、ハンドルとかもノーマルそのまんまで十分いけますよ。

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オートバイというのは、乗ってるだけでもスポーツになるんですよね。スポーツで本当に、かつ安全に上手くなろうとしたら、それなりの手間は絶対に必要です。オートバイというのは運ゲーじゃないんですよ。

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最初にきちんと時間と手間暇をかけてじっくりと練習するのか、それとも我流で身の程を超えた練習をして、運良く上手くなるのを待つのか… どちらを選ぶかは、あなた次第です。