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「映画クレヨンしんちゃん ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん」を観ました。最後の落とし方は感動的だが、僕は納得できなかった。ロボとーちゃんが死ぬ必要はなかったのではないかと。
2014-04-30 21:34:18「ロボとーちゃん」のプロットを解体してみよう。①ひろしがぎっくり腰になる。家庭のなかでひろしは邪険に扱われてる。世の父親達も邪険に扱われ、しょんぼりしていて元気がない。
2014-04-30 21:36:27②ぎっくり腰の治療にエステへ行くひろし。そこでひろしはロボットになってしまう。しんのすけはロボとーちゃんを迎合するけど、みさえは目の前の現実に対応できない。しかしロボとーちゃんが様々な機能を使って一家に役立とうとするので、みさえも徐々に心を開いていく。
2014-04-30 21:39:16③ロボとーちゃんに権威の象徴足るヒゲがつけられることによって「亭主関白プログラム」が発動し、家族に高圧的に振る舞うようになる。ロボとーちゃんは「家父長制の復権」みたいなことを謳った運動をはじめ、春日部の父親達の指示を得る。
2014-04-30 21:42:23④しんのすけの活躍によって正気に戻るロボとーちゃん。ロボとーちゃんは本物のひろしと対面して、彼がひろしの記憶だけを植え付けられたロボットであることを知る。
2014-04-30 21:44:06⑤「自分が偽の父親」であったことを認められないロボとーちゃん。自分が本物であることを示すため家族を守り「ちちゆれ同盟」と戦うが、みさえは敵を退けた自分でなくひろしに抱き付く。
2014-04-30 21:48:09⑥野原一家とロボとーちゃんが敵の組織に拉致される。ロボとーちゃんは記憶を消去され「嫌いなピーマンを食べさせる」という拷問をしんのすけに行うよう命令される。しかししんのすけは「ピーマン頑張って食べるからロボとーちゃんも元に戻って」といってピーマンを完食する。
2014-04-30 21:50:57⑦しんのすけの行為によって正気を取り戻したロボとーちゃんは家族を守るため再び「ちちゆれ同盟」と戦う。その姿を見てひろしやみさえもロボとーちゃんを家族だと認める。
2014-04-30 21:52:23⑧一致団結した野原一家は敵の巨大ロボを倒すが、その犠牲にロボとーちゃんは半壊する。もう音声のでなくなってしまったロボとーちゃんは無言でひろしと腕相撲をするよう命令する。
2014-04-30 21:54:45何故ロボとーちゃんが死ななきゃいけなかったのかというと、家族に父親は一人しかいてはいけないから。でもこれは思い込みで、ひろしとロボとーちゃんが共存する家族があってもいいと思うんだけどなー。
2014-04-30 22:01:13「大切な人を守るための自己犠牲」って確かにまあ感動的なんだけど、守られた方はその後も生活があるわけですよ。その生活に対する責任を自己犠牲した側は全然果たす気がないように思えて、僕はあまり好きくない。
2014-04-30 22:05:47「ロボとーちゃん」ある日夫がロボになって家に帰ってきたってめちゃくちゃシュールな状況なんだけど、そういう状況をアニメとしてシュールに描けていてその違和感がとても面白い。
2014-04-30 22:55:33