学振(特別研究員)に申請

tsukahisa氏『今年が学振(特別研究員)に申請できる最後の年だったので、もう申請することはないので、ここに、これまで学習した内容を書いておこう。』
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がんばりずむ @tsukahisa

今年が学振(特別研究員)に申請できる最後の年だったので、もう申請することはないので、ここに、これまで学習した内容を書いておこう。連続投稿申し訳ありません。

2010-11-06 16:41:23
がんばりずむ @tsukahisa

スゴイ人は、どうやってもうまくいくだろうから、凡人(含私)向けのtipsを書こう。【DC1編1】私の経験・観測では、論文は必要ない。かつての15%弱の採択率の時でもそうだったので、今ならなおさらだろう。では何が大切か。意味のわかる(通る)文章を書くことである。

2010-11-06 16:44:45
がんばりずむ @tsukahisa

【DC1編2】だいたい、一人の審査員に100通以上の申請書が来ているよう。すなわち最初の3行読んで、善し悪しの前に意味が通じなかったら、その時点でアウチである。とくにDC1は修論を書く前に申請するため、日本語の文章を書き慣れていない場合が多い。とにもかくにも意味の通る文章を書く。

2010-11-06 16:48:55
がんばりずむ @tsukahisa

【DC1編3】DC1に限らないが、細目ごとで難易度が違うのは、ほぼ公然の秘密である。しかし、自分やボスが活躍していない細目に出すのは、より難易度を上げる。それは申請書で大事なことは、審査員が読んだときに、申請者の顔が浮かべばかなり有利だからだ。

2010-11-06 16:51:48
がんばりずむ @tsukahisa

【DC1編4】どうやれば、申請書が読まれたときに顔を浮かべてくれるか。ほぼ選択肢は一個しかない。それはM1の時に学会発表すること。できれば口頭発表。凡人(含私)は、大仕事はできないので(ましてM1)、元気よく発表することが大事。そうすれば、「元気な学生」として覚えてくれるかも。

2010-11-06 16:57:07
がんばりずむ @tsukahisa

【DC1編5】あとはどれだけ指導教官が親身に指導してくれるか。多少いやがられても、できるだけキャッチボールの回数を増やすのがよい。くよくよ文章の内容を考えるくらいなら、先生か先輩に相談に行く方が生産的であろう。

2010-11-06 16:59:04
がんばりずむ @tsukahisa

【DC1面接編】面接に呼ばれたら、かなり可能性があるだろう。ポスターは、マンガ主体に肝のデータ1~2個が限界。それ以上データを増やすとフォローできない。文字は20ポイント未満は×。できれば24ポイント以上。質疑はとにかく何か答える。必要以上に攻撃的にならないのが良いと思う。

2010-11-06 17:04:57
がんばりずむ @tsukahisa

【DC2編】基本的にはDC1と同じと思われる(私自身は経験無し)。ただ、論文が1つは欲しい(1stじゃなくてもいけると思う)。なくても、申請内容が魅力的ならいけると私は思う。面接もDC1と同じ。面接までに論文が出たなら、それとなく強調するのがよい(やりすぎると、嫌みかもしれん)。

2010-11-06 17:07:30
がんばりずむ @tsukahisa

【PD編】PDが一番運の要素が大きい。ここ数年みたいに10%を切る採択率だと、凡人(くどいが含私)はゼツボーである。私は結果的に13%くらいの採択率があった年に、面接でぎりぎり拾ってもらった。つまりただの運で通らしてもらったのでした。

2010-11-06 17:09:47
がんばりずむ @tsukahisa

【PD編2】おそらくPDの審査では、同じ業績なら学位取得後の時間が短い方を優先するようになっていると思われる。なので、できるだけD3の時に申請したい。しかしD3の5月までに1stの論文が出ていないと、かなり苦しい。ちなみに私はD3時は、手一杯で申請書を書けなかった(出願できず)。

2010-11-06 17:13:03
がんばりずむ @tsukahisa

【PD編3】PDは、研究室を変えないとだめなので、申請内容がこれまでの研究から離れやすい。でもそれでも、「研究の継続性」を強調する申請書を書きたい。受け入れ先の先生とよく相談して、ちょっとでも今までの研究と関連づける研究計画にしたい。

2010-11-06 17:15:37
がんばりずむ @tsukahisa

【PD面接編】DCと違って、PDの場合、例年だと多くの採択者は面接免除となる(今年は例外)。というわけで、面接に呼ばれても、それほど期待値は大きくない。だからこそベストを尽くしてプレゼンする必要がある。わかりやすいポスターを作り、明るく速すぎないしゃべりをするのがいいと思う。

2010-11-06 17:18:47
がんばりずむ @tsukahisa

【PD面接編2】前twに書いたような事情から、面接は、DCのものより圧迫感が強くなることが多い。私の時も、かなり厳しいことを言われた。それでも、ウッと詰まるのではなく、なんか言おう。「ものは言いよう」である。

2010-11-06 17:20:41
がんばりずむ @tsukahisa

【PDその後】がんばって補欠に滑り込めば、PDの場合、上位の採択者はパーマネントポストに就職したりして辞退する可能性が結構ある。過度な期待は、あとの落ち込みを誘うので×だけど、追加採用の可能性はそんなに低くないと私は思う。今年も、今の状況じゃ補欠→追加採用連発の予感がする。

2010-11-06 17:23:07
がんばりずむ @tsukahisa

【学振申請書補足tips1】読みやすいレイアウトにする。学振の審査員は、普通の科研費の審査員よりもシニアの方の割合が大きいと思われるので、レイアウト大事。フォントは11ポイント(以上)が良いか(自信ない)。行間は広すぎても狭すぎても読みにくい。

2010-11-07 00:54:29
がんばりずむ @tsukahisa

【学振申請書補足tips2】自分の分野がメジャーがマイナーかを判断する。メジャーな場合:その分野の重要性はわかってもらいやすいので、自分の計画の新規性・重要性を強調する。マイナーな場合:なぜその分野を研究するのか、というイントロに力を入れる。イントロに図を使うもの一案。

2010-11-07 00:57:14
がんばりずむ @tsukahisa

【学振面接補足tips】練習して、規定時間内ぎりに終わるようにする。審査員の顔をまんべんなく見ながらプレゼンする(自然と前を向くはず)。質疑の時は、質問した先生の目を見ながら答える。あんまり待合室に早くに行かないw(待ち時間の緊張がつらい)。最寄り駅周辺のカフェで時間をつぶすw

2010-11-07 01:00:41
がんばりずむ @tsukahisa

あ、あと誤字脱字は厳禁>申請書。最後の半日くらい誤字脱字チェックにかけてもいいくらいだと思う。必ず最後は印刷して、文章チェック。申請書に完成はないw 提出の日に手元にあるものが完成品なのでR。

2010-11-07 01:18:09
がんばりずむ @tsukahisa

というわけで、えらそうにつらつら書きましたが、あくまで平々凡々なポスドクの独り言でございます。(そんな人いないと思いますが)あんまり鵜呑みにはしないように。もちろん自分なりには、正しいと思うことを書いてはおりますが。ご参考になれば幸いです。

2010-11-06 17:25:02
がんばりずむ @tsukahisa

もし、疑問点などありましたら、tw上ででも尋ねて頂ければ、私の知る限りでお答えしたいと思います。書いてある内容に、怒りを感じた場合でも、笑って放置して頂ければ幸いです。

2010-11-06 17:27:23
がんばりずむ @tsukahisa

@FumihiroKawai 海外学振については、このまえのミトさんとのやりとりを参考にしてね。「国内で行った研究を海外で伸ばす」これが凡人向けの、黄金パターン。

2010-11-06 17:33:43
スティル @still_xoxo

@tsukahisa ありがとうございます。今後の参考にさせていただきます(当分ラボを変える予定がないのでアレですが)。DCの時に、こういうアドバイスをくれる先輩がいたらなあ、とちょっと思いました。

2010-11-06 17:29:28
がんばりずむ @tsukahisa

@still_xoxo 先にラボを移籍しておいて、半年なり一年過ごしたあとで移籍後のラボを受け入れにして学振申請するのは、美しいパターンだと思いますよ。ある意味一番書きやすいスタイルだと思われ(データとか足せるし)。

2010-11-06 17:32:29
スティル @still_xoxo

@tsukahisa 移籍後のラボを受け入れっていうのは可能なんですか?それは知りませんでした。来春に向けてちょっと調べて&考えてみます。ありがとうございます!

2010-11-06 17:39:52