#notBL～異世界に召喚された姫巫女・俺の日常(仮)

深月織 @Mitsuki_Shiki

承前）やあ！俺だよ！なんだかよくわからないうちに異世界とやらに召喚された姫巫女♂18歳だよ！この世界の王様と世界の危機を救うために子作りしなきゃいけないらしいんだけど、俺♂王様♂でアッーな展開しか望めない俺だよ！ 子供なんかできるかァッ！　#notBL

深月織 @Mitsuki_Shiki

これまでの経緯はこっちな。つhttp://t.co/MDH1hQZXyy で、それからどうした、の続き。#notBL

深月織 @Mitsuki_Shiki

39）世界循環プログラム。世界を構成するものは、無機物有機物に関わらず、すべて循環して成り立っている――ようするに、リサイクルなの？エコってことでOK？で、そのプログラムを組んでいる元凶神様が、うっかりで循環のエネルギーバランス計算をミスったと。うんよくわからない。#notBL

深月織 @Mitsuki_Shiki

40）言い分を信じるとして――信じたからここの人たちは姫巫女俺を呼びだしたんだろうけど――うっかりミスのせいで起こる世界の崩壊を世界王と姫巫女の子供が何とかできるって、担当者がどうにもできないものをいったいどうやってですか？バ神、説明が足りないんじゃないですかねえ？#notBL

深月織 @Mitsuki_Shiki

41）異世界人である俺はこっちの世界のことがわからない。というわけで、ほかにすることもないし勉強することにしたわけだ。最初は教育係などつけてもらってたんだけどね、ちょっと人格的に合わなくてね、結局自習したよ。――きんぐくりむぞん！#notBL

深月織 @Mitsuki_Shiki

42）さて姫巫女俺、手持ちぶたさんです。ぶたさんってうちの妹語な。幼児のころ、なんか勘違いして覚えてぶたさん。かわいいからみんなして放置してたら結構長いことそのままだった。誰か指摘してやれよ。というくだらないよそ事を呟くほど俺、暇です。やることないよ再び！#notBL

深月織 @Mitsuki_Shiki

43）書庫の本もほとんど読んじゃったし！つまんない！執務室でダラダラしながらぶうたれる。「いや、ほとんど読んだって……あの量を？」呆れた目を向けられて、俺は頷いた。「ざっとね」「ざっとで済むお前が怖い」「優秀なオツムしてるので」こういうこと言うから敵を作るんだよな。#notBL

深月織 @Mitsuki_Shiki

44）「てか、一から文字を覚えないといけないかと思ってたんだけどさ」カイが処理しているどこだかの領主からの書類をチラリと見る。ちゃんと読める。リッサがどこだか税率がどーのというこちらの基準はわからないが意味はわかる。文字を目にする端から頭の中に文章が浮かぶのだ。#notBL

深月織 @Mitsuki_Shiki

45）「召喚のセオリーかなー。翻訳機が頭に埋め込まれてる感じ？そもそも、俺ら言語違うのに最初っから言葉通じてるだろ」「そういえばそうだな」「そもそもがファンタジーな出来事だし、突っ込んでもしょうがないって思ってたから、特に言わなかったけど」バ神様が気を利かせたとか。#notBL

深月織 @Mitsuki_Shiki

46）そう言ってみるとカイは感心したように頷く。「かもしれん。召喚術自体は神が与えられたものだからな、姫巫女が困らぬように力を籠められたか」「……俺が言うのもなんだけどね？仕組みがわかっていないものを他人に使うってどうかなって思うんだけどね？」「う、すまん……」#notBL

深月織 @Mitsuki_Shiki

47）ちくちくカイを虐めても俺のＳ心が満足するだけなのでそれくらいで勘弁してやって、散策に出ることにした。まあ、敵情視察ってやつ？書庫に籠っていた以外は、俺ってカイや友好的な大臣、侍女さんたちとしか接してないんだ。そろそろ敵意のある方々とも顔を合わせるべきだろう。#notBL