- misonikomioden
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上野の森美術館 VOCA展 2014年を見た。 やべえ・・これやべえよ・・・と思ったのは二艘木洋行作品だった。 これだけ自己PRしまくる作品はないだろうw 絶対300万円、本江さん、立畠さん等審査員の名前が散らばり描かれた一枚、それを画中画にした一枚。 #art →
2014-03-20 01:26:03→初見ではそのあまりに分かりやすい意気込みに目を奪われたが、よくよく見ると絵も変だ。 二艘木の制作方法は推薦者の岩渕貞哉寄稿文を読むと大体わかるが、今作品の変さの説明にはなってないから絵の前でしばらく考えこんでしまった #art →
2014-03-20 01:27:37→二艘木は表現主義ヘタうまバカCG復権的絵画で、お絵かき掲示板をツールに制作するんで、出力はプリントアウト。 今作品はキャンバスへプリントアウトし、その後に筆を走らせ絵具を塗って大胆なストロークと筆跡が残ってるんだけど、#art →
2014-03-20 01:28:35→遠くから眺めると後から塗ったはずのアナログ筆致より、先にプリントアウトしたデジタル図像のほうが浮き出て見える、というかレイヤー的に前面に見える。これは図録の画像を見るとわかる #art →
2014-03-20 01:29:18→また色面もデジタル描画のプリントアウトか後からアナログで塗ったか曖昧な部分があり、時間的前後関係不明というかデジタル・アナログ各々の領域が確定できないようなありえないレイヤーの逆転をさせてる感があって不安になる #art →
2014-03-20 01:29:44→で、詳細に観察するとトリックが分かった。 実は簡単でマスキングテープを駆使すること先のようなイリュージョンを出しており、そのためマスキング部分を観察すると面白い #art →
2014-03-20 01:31:14→例えば低解像度デジタル描画特有の曲線描画時のギザギザ、このギザギザにわざわざ丁寧にマスキングを施しその上に筆を走らせ、あたかもレイヤーを逆転させたように見せているようだ。 #art →
2014-03-20 01:31:46→ただ「笠原さん」と描かれた部分は、これはもしかしたらデジタルからプリントアウトした際にはなく、マスキングを駆使しドットが露わな文字をアナログで描画してるのかもしれない。 「高階さん」の部分はデジタル描画・アナログ描画を横断しつつ成立してるかもなのでまた面白い #art →
2014-03-20 01:32:28→マスキングを駆使しデジタル・アナログの関係性などに言及するイリュージョンを描き、画中画を描くため作品二枚にするとか、これってつまり「絵画」に対する言及であり、今作品は「狙って」作っているわけで、表面的には確かに表現主義的だが、実はそうではないよってことかもしれない #art
2014-03-20 01:33:31二艘木洋行 http://t.co/el1QnGitza 上野の森美術館 VOCA 2014 http://t.co/afRpCWUsf3 #art
2014-03-20 01:33:47