英都物産⑩〈秘密〉

【1】〜【23】
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∞まゆか∞【終了】 @8mayuka8

《秘密》【1】 私と大倉さんが付き合い始めて1ヶ月が過ぎた頃… 「今日、ご飯行かへん? ヤスも一緒に。」 丸山さんに誘われた。 安田さん… 返事に躊躇っている私に 「ええやん。な?な?お願いっ!」 両手を合わせて拝むみたいにお願いする姿に、なんか笑ってしまった。

2014-03-13 23:30:56
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【2】 こんな風にお願いされると、弱い。 丸山さんが一緒なら大丈夫かな…。 『わかりました。行きましょ?』 「ほんま?ええの?? よっしゃぁーーっ!!」 『大袈裟過ぎ(笑)でも、潰れんといてくださいよ』 私の言葉なんて聞こえてないみたいで、くるくる踊りながら外回りに出かけてった。

2014-03-13 23:31:23
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【3】 あの日以来… 安田さんとふたりきりになるのは避けてた。 みんなと居ると、いつもの、ずっと私が知ってた安田さんだから。 ーその夜ー 居酒屋で三人で食事してる時… 「なぁヤス〜 最近なんでまゆゆのこと誘ってくれんかったん? いっつもヤスが誘ってくれてたのにぃ〜」

2014-03-13 23:31:43
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【4】 「(笑)誘いたかったらお前が誘ったらええやんか」 「だって、そんなん…照れるやん(/∀\*)」 『なんで照れるんですか(笑)』 「俺、実は結構本気やからな(真顔)」 『はいはい。ありがとうございます』 「ちょ、ヤスぅ〜(泣)流されたぁぁ」

2014-03-13 23:32:01
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【5】 安田さんは丸山さんの肩をポンポンしながら 「しゃーないよ。まゆちゃん、大倉と付き合ってんねんから。」 びっくりして安田さんを見る。 「えっ⁈ え、え、?マジで?」 丸山さん、びっくりしてる。 「な?まゆちゃん。」 ニヤニヤしながら、安田さんが言う。 『…はい。』

2014-03-13 23:32:26
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【6】 「え?え、え、…ちょっと待って、」 混乱してる丸山さんと困る私の顔を交互に見ながら、ニヤニヤ笑ってる安田さん。 「でもさぁ、遠距離とかさみしくないの?」 『私の話はもういいですって!飲みましょ?』 早く話題を変えたい…。 「あいつ、いつの間に…みんなのまゆゆやのに…」

2014-03-13 23:32:45
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【7】 丸山さんはブツブツ言いながら、グラスを一気に飲み干した。 強くない丸山さんはすぐに潰れた。 テーブルに突っ伏してる丸山さんを眺めながら安田さんは話し始めた。 「スキーの時に言うてた彼氏って、大倉のことやったん?」 そうです、っていうべき? どっちが正解かわからない…

2014-03-13 23:33:12
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【8】 答えない私に、重ねて聞く。 「それとも他に彼氏はおるけど大倉ともヤッてたん?」 『違っ…‼︎』 「なーんや。結構一途なんか。もーちょいしたたかなんかと思ってんけどなぁ〜。」 安田さんを睨むと、嬉しそうに笑ってた。 不意に安田さんが私の隣に移動してきて、耳元で囁いた。

2014-03-13 23:33:35
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【9】 「毎日会われへん彼氏だけで、満足できるん?」 ‼︎ 『大丈夫です。』 「そぉかなぁ? このカラダ、そんなんで足りるか?」 『帰りますッ』 慌てて席を立つ私の手首を、安田さんが掴んだ。 「もーちょっと付き合ってぇや。さすがにコレ、俺ひとりじゃ無理やし。」

2014-03-13 23:33:54
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【10】 丸山さん…爆睡してる。 仕方なく、安田さんの手を振りほどいて向かいの席に座った。 「なぁ。大倉には言ったん? 俺らのカンケイ。」 『関係って…。良い先輩って言いましたよ。』 「ふぅーん。あんなことされたのに、“良い先輩”なんや。じゃ、言うてないねんな?」

2014-03-13 23:34:59
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【11】 黙って、頷く。 「わかった。話、合わせとかなあかんからな」 急に優しい笑顔になった。 『お願いします…』 「大丈夫や」髪をクシャクシャってされる。 少しホッとした。 『あの時のことは、無かったことにして下さい。私も忘れますから。』 「んー…どーしよっかなぁ」ニヤリ。

2014-03-13 23:37:20
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【12】 『丸山さん!そろそろ起きて』 揺さぶって、起こしてみる。 なんとか起きてくれたみたいで、やっと帰れる。 とにかくもう、早く帰りたかった。 『じゃ、また…』 逃げるようにわかれた。 家に帰って、安田さんの言葉を洗い流すようにシャワーを浴びた。

2014-03-13 23:37:31
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【13】 ピンポーン チャイムが鳴った。 スコープを覗くと、安田さんが立ってた…。 なんで? 何度も、チャイムが鳴る。 ドンドンドン ってドアを叩く。 チェーンをかけたまま、ドアを開けた。 「ちょっと、入れてくれへん?」 『ムリです。』 「ここで喋ったら近所迷惑やろ?」

2014-03-13 23:37:48
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【14】 仕方なくドアを開けた。 『話ならここで聞きます。』 玄関からは上がらせない。 「強がってる顔、エエなぁ」 私の肩を掴んで、強引に上がってくる。 少しずつ後ずさりして、背中は壁にぶつかってしまった。 安田さんの顔が近づく。 押し退けようとするけど、びくともしない。

2014-03-13 23:38:09
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【15】 逆に手首を掴まれて押さえつけられた。 『いやっ』 顔を背けると耳から首筋へ、舌が這う。 ダメだ。…感じたら、ダメ。 「どこまで耐えられるかなぁ」 安田さんの膝は私の足を割って広げる。 そうしながら、舌はゆっくりと胸へ向かう。 お願い…それ以上は……

2014-03-13 23:38:24
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【16】 押さえつけていた両手をまとめて、後ろ手にネクタイで結ばれた。 自由になった手で、パジャマのボタンが外されていく…。 私…ノーブラ…だ。 「風呂上がり、って堪らんなぁ。」 『やめ…て…』 「やめると思う? もう諦めて楽しんだ方がええんちゃう?」 首を横に強く振る。

2014-03-13 23:38:42
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【17】 ボタンが全て外されて胸の谷間が露わになると、安田さんはそこに顔を埋めた。 指と舌が、私の胸を這い回って… 必死に堪えるけど、息が荒くなってしまう。 「気持ち良くなってきた?」 『ちが…う……んっ』 「がんばるなぁ〜。じゃ、こっちはどうかな」 手は下へ伸びてきた。

2014-03-13 23:38:56
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【18】 胸を舌で弄びながら、両手でズボンとショーツを半分ずらすと、内腿を撫でながらゆっくりとそこへ近づいてくる。 『いやっ』 なんとか抜け出して必死に奥へ逃げるけど、膝のあたりで止まったズボンのせいでうまく歩けない。 安田さんはゆっくりと追ってくる。

2014-03-13 23:39:22
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【19】 「玄関じゃムードないか〜。ソファでいい?」 『そういう…っ ことじゃ…なくて』 「あ、この前みたいに足も縛って欲しい?」 『違いますっ!』 ジリジリとソファまで追い詰められると、押されるままにソファに腰を下ろしてしまう。 安田さんは私の膝に止まってた服を剥ぎ取った。

2014-03-13 23:39:38
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【20】 そのまま私の足首を掴むとソファの上に乗せる。 M字開脚、みたいな格好になってしまって、必死で膝を閉じる。 なんの抵抗にもならないみたいで、安田さんはむき出しになった私の秘部に舌を這わせた。 『ぃやぁっ!』 容赦無く指と舌に攻められて、もう… 「力、抜いてみ?」

2014-03-13 23:39:53
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【21】 もう…限界…、力が…入らない。 「ええ子やな。」 『…んッ …指っが/// …ぁあッ』 何これ? こんなの、初めてで… 『や、イっ…』 ぐったりした私に、 「イッてもーた? 彼氏のじゃない指で。」 楽しそうに微笑むと蜜が溢れるそこに、自身をあてがった。

2014-03-13 23:40:24
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【22】 そのまま一気に突かれて、さっきイッたばかりなのに、またイキそうになる。 『…っ ゃぁ、んっ』 「ええよ、またイきそうやろ?…っ」 もう、ダメだ…私。 「またイッたな。じゃ、俺もそろそろ」 腰の動きが更に速くなって、安田さんも…。 ぐったりとソファに倒れ込んだ。

2014-03-13 23:40:47
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【23】 倒れ込んだ私の手を縛っていたネクタイを解きながら話す。 「心配せんでも、大倉には絶対言わへんよ」 『…』 「俺さぁ、別に彼女になってとか、大倉と別れろとか言わんよ」 『…』 「たまーにさぁ、こーやってシてくれたら、それでええねん。秘密のカンケイって、興奮するやん?」

2014-03-13 23:41:01