年下の彼

①〜⑧ 私的には「彼」を思い浮かべて書いたけど。誰で読むかはご自由に♡
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∞まゆか∞【終了】 @8mayuka8
① もう恋愛とか、いいやって思ってた。 前の夫はお金にだらしない人で。 私が支えなきゃ、なんて勘違いして結婚して。 あの頃はそんな自分に酔ってたのかな。 娘が生まれて、そんな私の考えも変わった。 夫よりも守りたい、守らなきゃいけない存在ができた。 だから私は夫を捨てた。
∞まゆか∞【終了】 @8mayuka8
② 手に職もない女が娘と生きてくのは大変で、あの頃の私はとにかく必死だった。 そんな頃に出会った友人と、今の会社を立ち上げて。 ようやく軌道に乗ってきた頃だった。 彼に出会ったのは。 酔った勢い。 ただの火遊び。 女慣れした彼の甘い言葉に、身を委ねてみるのも悪くない。
∞まゆか∞【終了】 @8mayuka8
③ その程度の気持ちだった。 彼も、最初から本気じゃなかったはず。 ただ一晩、泊まるところが欲しかったのかもしれない。 なのに、何故か彼は我が家に居着いた。 娘とも、いつの間にか仲良くなってて。 モデルだという彼は、撮影だとかでたまにふっと居なくなるけど。
∞まゆか∞【終了】 @8mayuka8
④ それでもまた ふらっと帰って来る彼を、私は受け入れた。 「やっぱり お前が一番えぇ…」 あの夜、聞いてしまったつぶやき。 その言葉を素直に受け取れるほど、私はもう若くはなかった。 誰と比べてる? 過去の女? それとも…。 自分の中にこんな感情があったなんて。
∞まゆか∞【終了】 @8mayuka8
⑤ 独占欲。嫉妬心。 そう呼ぶしかない感情が私の心を支配する。 どんどん醜くなって行く自分に耐えられなくなった。 別れよう。 これ以上、自分を嫌いになりたくない。 ようやくその決心がついた夜にかかってきた、彼からの電話。 まだ会社だと言うと、迎えに行くと言われた。
∞まゆか∞【終了】 @8mayuka8
⑥ 今日で最後にしよう。 そう決めて、彼のバイクに乗る。 家に着くと美味しそうな匂いがした。 夕飯、作ってくれたんだ… ずるいよね、いつも。 彼は私が望む時に、望むものをくれる。 こうやって夕飯を作ってくれたり、甘い言葉をかけてくれたり。 そうして心の穴を埋めてくれる。
∞まゆか∞【終了】 @8mayuka8
⑦ 結局、別れの言葉を切り出せないまま、夜を過ごした。 嫉妬心さえも興奮のスパイスにして… 終わったあと すぐに寝てしまうのは彼の悪い癖。 寝息を立てるその首筋に、残された痕を見つけた。 誰かさんからの、宣戦布告? 思わず笑みが漏れた。
∞まゆか∞【終了】 @8mayuka8
⑧ その印をそっと指でなぞりながら、まだ見ぬ友への言葉を心の中で呟いた。 『ごめんね。 やっぱり別れてあげない。』 今の私には、まだ彼が必要みたい。 だから、このまま続けることにするね。 彼が彼の意思でここに帰ってくる限り。
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