クリス・バスビー氏が引用した「肺の組織の中の酸化プルトニウムのホットパーティクル」の写真

実験条件を意図的に伏せて、読者が誤解するのが避けられない状況で人が取ったデータを引用する。こんなことをされたらまともな著者ならたまったものではありません。
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その1

nao @parasite2006

これだ、震災の年に私が見つけた知る限りで一番けしからん引用。どこにあったか思い出せなかったがようやくわかった。このページ(著者はクリス・バズビー、2000年)http://t.co/CKYfwwLIPs の図9の写真、「肺の組織の中の酸化ウランのホットパーティクル」とあるだけ。

2014-05-10 17:36:48

酸化ウラン→酸化プルトニウム(見間違いすみません)

私がこの写真を最初に見たのは2011年6月10日付けのこの日本語ブログ記事でした。
「ガンダーセン氏はホットパーティクルを警告している」
http://kaleido11.blog.fc2.com/blog-entry-610.html

泉智紀 @jsdfq43wtr

@parasite2006 Fig. 9 の中に赤線の記入があるのは一体...

2014-05-10 17:40:16
nao @parasite2006

@jsdfq43wtr 後からα線の飛跡に色を付けているのだと思います。しかしこの写真だけではα線を出した物質が何であるかを知ることはできませんし、説明も「肺の組織」とあるだけですからこれだけではヒトか実験動物かわかりません。

2014-05-10 17:43:21
泉智紀 @jsdfq43wtr

@parasite2006 はい, 全く意味の無い図ですね. 赤線はO保方さんの件どころではないw

2014-05-10 17:44:21
nao @parasite2006

@jsdfq43wtr 今のページhttp://t.co/CKYfwwLIPs の図9とこのページhttp://t.co/9M4nlvysky の一番上の写真をご覧下さい。同じでしょ?後者には「サルの肺の組織のプルトニウム239粒子」の説明が。実験動物に吸入させたのなら核種は既知

2014-05-10 17:49:58

(↑もうひとつ、前者のページには写真の撮影者の名前が本文の説明の中に書いてあるだけで引用文献一覧に出典が出ていないのに対し、後者のページにはこの写真の出典の本の名前と出版社、発行年まで引用文献一覧に記載されています)

酋長仮免厨 @kazooooya

@jsdfq43wtr @parasite2006 もんもんさんの塗り絵のほうがもっと上手いかもw お猿さんの肺組織と書いてありますね。(あとはあまり興味がないのでお任せします) http://t.co/O02niw3TxB

2014-05-10 17:52:39

(↑@kazooooya さんがご紹介下さった方のページは"STOP CASSINI"と題されたサイトの記事の一つですが、CASSINIとは1997年にNASAが打ち上げた土星探査機カッシーニのことで、プルトニウム238を使用した原子力電池を電源として積んでいるというのが反対の理由でした。1960年代に原子力電池を積んだ人工衛星が軌道に乗り損ねて大気圏に再突入して破壊された際、電池の中のプルトニウム238が大気圏に拡散した事故が背景。現在では惑星探査機の電源には性能が大幅に向上した太陽電池が使われるようになりました。詳しくはwikipedia日本語版の「原子力電池」の項をご覧下さい)

nao @parasite2006

@jsdfq43wtr 実験条件を意図的に伏せて、読者が誤解するのが避けられない状況で人がとったデータを引用する。こんなことをされたらまともな著者ならたまったものではありません。

2014-05-10 17:53:08
泉智紀 @jsdfq43wtr

@kazooooya @parasite2006 これだけで信用に値しないのに信奉者がまだいるわけですね.

2014-05-10 17:55:28
nao @parasite2006

@kazooooya @jsdfq43wtr ご紹介のページhttp://t.co/lajf2RVyYx は私が見つけたのhttp://t.co/9M4nlvysky と同じ写真を使っていますがα粒子の飛跡に色はついていないし、説明ははるかに詳しく著者名も入っています。

2014-05-10 18:36:25
nao @parasite2006

@kazooooya @jsdfq43wtr この写真はいろいろな所で引用されているようで、出典は1987年に出版された本。収録写真の例としてオンラインで紹介されていたこれhttp://t.co/3WmmjEk2Y8 とはかなり違うのは、実際には複数の写真が収録されているためか。

2014-05-10 18:42:40

(↑この本のタイトルは"At Work in the Fields of the Bomb"といい、米国の核兵器産業がテーマになっていますhttp://bit.ly/1sekosx これは著者の第2作で、第1作はスリーマイル島事故を扱った"The People of Three Mile Island")

泉智紀 @jsdfq43wtr

@parasite2006 @kazooooya 普通は線を入れるにしても原画像と併記するもんですけどね. 猿の肺組織などという情報を落としてるのも杜撰ですし.

2014-05-10 18:48:19
nao @parasite2006

@jsdfq43wtr @kazooooya 核種がわかるのも実験動物に意図的に吸入させていればこそ。それ以外の場合で写真だけから核種同定は無理、化学分析が必要だとこの間も伺ったばかりですhttp://t.co/v5GT0L5rKR http://t.co/aSLYuMgrou

2014-05-10 18:56:10
泉智紀 @jsdfq43wtr

@parasite2006 @kazooooya 天然物のα線核種でも同じですからねぇ. まあ意図は見え見えなわけで.

2014-05-10 18:59:25
nao @parasite2006

@jsdfq43wtr @kazooooya 実験条件を伏せて誤解を誘う、こういう恣意的な引用http://t.co/tJnLzbi9fG をしてはばからない人ですから、信頼には値しません。

2014-05-10 19:09:00

その2

酋長仮免厨 @kazooooya

@parasite2006 @jsdfq43wtr ちょっと横道の質問。この図(http://t.co/LHAJGHAIvg)の中で、α線の到達範囲は1万セルと書いてありますが、先の図(http://t.co/f6Rj9rydKP)直径5セルとどう整合性が取れるのか疑問なんだけど

2014-05-10 19:23:21
nao @parasite2006

@kazooooya @jsdfq43wtr もとの本の中の説明では"they can penetrate more than 10,000 cells"、細胞10000個分の距離まで到達する「可能性がある」と言っていますが、引用した文章の説明は顕微鏡写真上の飛跡の実際の長さです

2014-05-10 19:29:30
泉智紀 @jsdfq43wtr

@parasite2006 @kazooooya 5 cells のほうは単に図の説明かと. 10000のほうは naoさんの説明の通りだと思います. http://t.co/UQMLrndT4L

2014-05-10 19:30:57
nao @parasite2006

@kazooooya @jsdfq43wtr ヒト細胞1個の大きさの目安としてよく使われるのが赤血球の直径7-8 μm(厚みは約2 μm)。35 μmを細胞5個分と言っているのはこの意味でも妥当です。

2014-05-10 19:32:13