《放射性セシウムでも、成人でも、原発事故による健康影響はありえる》

宍戸俊則（shunsoku2002) @karitoshi2011

東京電力福島原子力発電所事故が発生して、 3年2ヶ月経過した。 当初は、福島第2原発も冷却できない状態が発生していたので、 正確には、 福島第１原発事故が現在も継続中、 福島第2原発事故は現在では冷温停止中（事故終了） となる。

宍戸俊則（shunsoku2002) @karitoshi2011

事故発生の2011年3月11日から、 福島第１原子力発電所の原子炉からの放射性物質の放出は始まっていた。 1号機は、11日にメルトダウンが発生していたことが、ほぼ間違いないと評価されている。 2号機は、11日のうちにメルトダウンが始まっていると想定して、事故対応が始まっている。

宍戸俊則（shunsoku2002) @karitoshi2011

地震と津波が襲った2011年3月11日から始まった、 事故に伴う放射性物質の大気への放出は、 最も深刻な時期から比べるとかなり少なくはなったが、 38ヵ月後の現在もまだ続いている。 概ね、毎時1千万ベクレルの放出だ。

宍戸俊則（shunsoku2002) @karitoshi2011

放射性物質の放出が続いていると見られる海洋に関しては、 漏れている場所の特定ができず、 原子炉内の様子も全く分からない状況なので、 どれだけの物質が流れ出ているのか、わからない。 こちらに関しては、今後特別のことが発生しなくとも、 これまでよりも多くの量が放出される可能性がある。

宍戸俊則（shunsoku2002) @karitoshi2011

いずれにしても、 現在大気中に放出されている放射性物質の中には、 放射性ヨウ素はそれほど多くないと思われる。 公式見解では、現在大気中に放出されている放射性物質の大半は、 放射性セシウムと言われている。 放出された放射性ヨウ素のほとんどはヨウ素131で、 既にほとんどが減衰した筈

宍戸俊則（shunsoku2002) @karitoshi2011

であるならば、 現在、環境中にはほとんど放射性ヨウ素は存在しないはず、 ということになる。 放射性ストロンチウムの放出は少なかったことになっているので、 現在問題にすべき放射性物質は、 半分以下に減衰したはずのセシウム134と、 半減期が比較的長いセシウム137だけ、になる筈。

宍戸俊則（shunsoku2002) @karitoshi2011

さて、原発事故発生間も無くの、「専門家」の皆様の解説によると、 チェルノブイリ原発事故発生後、確認できた健康影響は、 放射性ヨウ素による 小児甲状腺癌の増加。 それだけだった。 「それ以外には、いかなる健康被害の有意な増加もなかった」 それが、日本の「専門家」の基本姿勢だった。

宍戸俊則（shunsoku2002) @karitoshi2011

であれば、 放射性セシウムしか問題にすべき物質が環境中に残っていない現在、 大人に健康影響など、出るはずがないのだ。 日本の「専門家」がいう話が事実であるのならば、だ。 『美味しんぼ』の描写は、それを両方とも覆す表現だった。 それが、禁忌事項に触れてしまったのだ。

宍戸俊則（shunsoku2002) @karitoshi2011

放射性ヨウ素など、すでにほとんどなくなってしまったはずの、 原発事故発生から2年半以上過ぎた時点での取材で、 しかも成人男性に健康影響が出ている可能性がある。 これでは、日本国内の「専門家」の話は、全否定されたも同然なのだ。

宍戸俊則（shunsoku2002) @karitoshi2011

しかし、間違っているのは日本の「専門家」の方であることは、 チェルノブイリ原発事故で大きな影響を受け続けているウクライナやベラルーシ政府の公式報告書でも、明らかなことだ。 それだけではなく、ドイツなど、事故原発から遠距離の国でも常識なのだ。

宍戸俊則（shunsoku2002) @karitoshi2011

原発事故の被害は、 放射性ヨウ素による甲状腺癌の増加だけではない。 胎児や子どもだけに現れるわけでもない。 チェルノブイリ原発事故の教訓に最も無知な国は、 皮肉なことに戦争で原爆が投下された唯一の国、日本だった。 ウソだと思うなら、現地の人による報告書を読めばわかる。

宍戸俊則（shunsoku2002) @karitoshi2011

最近、日本でもOurPlanetTVが取材し、まとめた映像記録と、添付文書がある。 http://t.co/A9eC0pcqJk を見てほしい。 まずは、事実を知ることだ。たとえ、辛くても。

宍戸俊則（shunsoku2002) @karitoshi2011

《放射性セシウムでも、成人でも、原発事故による健康影響はありえる》 - NAVER まとめ http://t.co/3FJo4Ooyu6　まとめをこっちで作ってみました。