近代の国民主権国家形成の原理

怒れる不動明王 @goubuku_fudou

信教の自由である問題こそが近代国家の国民主権を作り上げた「内面の自由」とそこから派生した「個人の生まれながらの自由の権利」のみなもとなのである。権力者の決めて宗教という物に拘束されない事こそが個人の自由の源なのであるが、明治維新は見事に国家神道という真逆の事をし、それを今も続ける

怒れる不動明王 @goubuku_fudou

つまり選挙という物を、与えられた制度という物で考えるから「義務感」という物になり、自分たちが作り上げた政治制度として見れば、それは根源的な「権利」と分かるのである。そのような教育は日本においては皆無だろう！

怒れる不動明王 @goubuku_fudou

近年の選挙での、異常なまでに低い投票率を見れば、この国の国民主権という民主制度は何も機能していないことが分かる。自分たちの権利であることを放棄し、投票が義務であるかのように誤解しているバカが山のようにいるという事実を、知識人もマスコミも決して大きく取り上げない！

怒れる不動明王 @goubuku_fudou

現実に、我が国は明治維新以来に近代国家の仲間入りはしたが、それは国民が作り上げた国家ではなく、一部の知識人という者が作った制度が国民に与えられた中で達成し、戦後も国民が作ったのではなく、与えられた制度として憲法のもとに作られた国家に過ぎない。その意味で日本には民主主義の歴史はない

怒れる不動明王 @goubuku_fudou

安倍晋三の戦後レジームの脱却として、自分たちで決めて新しい政治制度を作るというものは正しいが、彼と自民党の言う制度は国民主権ではない事が大問題なのだ。だから憲法を変える意味は何もないという結論になる。現行憲法は近代の国民主権の民主国家の手本のような憲法で、変更すべきものではない！

怒れる不動明王 @goubuku_fudou

ある意味、日本国民は戦後になっても、国家というものは制度としてすでに存在するもので、国民がその制度を作り上げるものではないという誤解の中にいる。逆説的に言えば、安倍晋三の戦後レジームの脱却は国民主権の考えなのだ。我々が考えて政治制度を決めるのが国民主権の民主国家なのである。

怒れる不動明王 @goubuku_fudou

自分が何度も近代の民主主義の成り立ちを説明しているのは、我が国の民主主義が海外と異なり、国民が自ら作り上げた制度ではなく、中世と同じ形に戦勝国からあるべき制度として与えられたという原理的矛盾の歴史の中にいるという事である。日本人はそのような教育をされてないから民主主義を理解しない

怒れる不動明王 @goubuku_fudou

近代の政治思想の原点にあるものは、何かによってすでに与えられた制度としての社会に住んでいるのか、そうではなくて、個々人が考えて作り上げた制度の中に住んでいるかの違いである。前者が中世やら絶対主義国家の中の人間の考えであり、後者は近代の国民主権国家としての人間のあり方である。