続・本当に”面白いゲームが売れなくなってきている"のか

kazutomo @kazutomo

一昨日のゲームの売り上げに関する一連のツイートが結局面白いゲームが売れなくなったのかどうかがわからん！とツッコミを多数いただいてるようで…。読み返してみたら、まぁ。ごもっとも、途中から業界の閉塞感の原因について言及しちゃってますもんね。

kazutomo @kazutomo

というわけで、チマチマ資料集めましたよ。まだ考察自体はしてないので、ここで数字を見ながら進めてみましょうかね。

kazutomo @kazutomo

今回は前回参考にさせていただいた http://j.mp/dmBAsC に加えて、ファミ通.comのみんなのクロスレビューを参考資料とさせて頂きます。例によって2000年をPS世代。2003年をPS2世代。2006年をDS世代。2009年を現代として話を進めます。

kazutomo @kazutomo

さて、今回は各年代のトップ50のみんなのクロスレビューでの点数を使って紐解いて行こうと思います。ただ、この方法では売れてないけど評価の高いゲームは蚊帳の外です。が、そういう類のタイトルはいつの時代もありますので、とりあえず今回は対象外とします。

kazutomo @kazutomo

なので、近年評価が高いのに売れてないタイトルの数が激増している！という事実があったとすれば、これからの考察は無意味となります…が、それを証明する材料がすぐには揃わないので、その点はご容赦ください。

kazutomo @kazutomo

あと、面白さのソースがファミ通.comのみんなのクロスレビューとなりますので、そもそものソースに偏りがあることを断っておきます。

kazutomo @kazutomo

では、早速本題。最近のトップ50に入るタイトルの平均評価ってどうなのよ？という話です。 PS世代のトップ10の平均評価は82.695トップ50は76.831。PS2世代は78.619 / 77.819。DS世代が78.606 / 69.009。現代は75.384 / 79.929

kazutomo @kazutomo

PS世代の平均評価が高めなのは、評価の低いタイトルは時代柄そもそもレビュー件数自体が少なくて点数がついていないため、点数が付いているタイトルのみの平均だからだと思います。

kazutomo @kazutomo

全体的にトップ50に入るタイトルともなれば、点数は高めのようですね。これを見て、一点すごく気になるところがあります。それは現代だけがトップ10平均よりトップ50平均の方が高い点数になっていることです。

kazutomo @kazutomo

どうしてこうなったのか、もう少し詳しく見てみます。じー。

kazutomo @kazutomo

あ。現代の数字に誤りがありました。正しくは 75.384 / 74.195 でした。

kazutomo @kazutomo

というわけで、全ての年代でトップ50より、トップ10の方が平均評価が高くなりましたので、トップ10に入るからには、それなりに面白いらしい。というのはずっとかわってないようです。

kazutomo @kazutomo

で、ですね。面白いゲームが売れなくなった。と言ってる人たちの多くは「脳トレや、wii fitはもはやゲームではない」なのに「ゲームらしいゲームがそれらに比べて売れてない」これは「面白いゲームが売れなくなってきている！」と、言っているように思うんですね。あ、考察中の異論募集中です。

FX-702P @fx702p

@kazutomo 自分も音ゲーを受け入れるまで12年かかったのでその気持ちはよくわかる＞「脳トレや、wii fitはもはやゲームではない」

kazutomo @kazutomo

@fx702p 音ゲーは遊んでから面白さがわかりましたが、たしかに、触るまではなんだこのゲーム性の無いゲームは…って感じでしたよね。

kazutomo @kazutomo

販売本数と評価の相関がありそうな事はわかったので、次はゲームらしくないタイトルは市場にどんな影響を与えているのか。についてに脱線してみたいと思います。

kazutomo @kazutomo

ではDS世代のトップ50にはどんな新機軸タイトルが入ってたんでしょう？もっと脳トレ。おいでよ！どうぶつの森。脳トレ。えいご漬け。常識力トレーニング。お料理ナビ。wiiスポーツ。はじめてのwii。やわらかあたま塾。漢検DS。nintendogs…のようです。結構ありましたね。

kazutomo @kazutomo

これら新機軸の販売本数を合計すると、1300万本あるようです。全体の販売本数は5700万本ですから、結構な割合ですね。

kazutomo @kazutomo

次に現代ではどうでしょう。wii sports resort。wii fit plus。wii fit。リズム天国ゴールド。ガールズモード。街へいこうよ どうぶつの森。おいでよ どうぶつの森。wii sports。のようです。

kazutomo @kazutomo

DS世代と比べると新機軸のランクイン数も減少していますね。販売本数の合計も500万本と減少しています。ちなみに、現代の総販売本数は4700万本です。

kazutomo @kazutomo

DS世代の総販売本数から新機軸タイトルの販売本数を抜いてみます。すると、4400万本。現代では4200万本となります。ちなみにPS,PS2世代の総販売本数は4000万本, 4100万本でした。

kazutomo @kazutomo

新機軸タイトルを抜いた、ゲームらしいゲームは4000万本あたりで変わらず、むしろ市場規模に合わせて微増しています。これは新機軸タイトルで獲得したユーザの一部がゲームらしいゲームにも手を出しているという事かもしれません。少なくとも、総販売本数で減少している事は無さそうです。

kazutomo @kazutomo

次にそもそも、ゲームらしいゲームって、新機軸タイトルと比較して面白いのか？という疑問に触れてみようと思います。

kazutomo @kazutomo

これはトップ50の中で新機軸タイトルの平均評価と全体の平均評価を比べる事で求める事が出来ます。DS世代の平均評価は74.059。新機軸タイトルの平均評価は75.275。現代の平均評価は74.195。新機軸タイトルは79.977。

kazutomo @kazutomo

トップ50にいる新機軸タイトルは全体平均より高い評価を得ているようです。新機軸タイトルは面白くないタイトルというわけではなさそうです。