考察の花

一時的考察のメモ
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tourijp @tourijp

器胎一面を印花文で埋め尽くして行く三島手の作業は、リズムをとりながらの単純作業なので、私にとって格好の「ロザリオの祈り」になっていた。縄文の紋様を入れる時には、無心で神様をも忘れてた。「人間はすぐに忘れるからね、神様助けてくださいと、いつも祈るように」と神父様が言っていた(笑)。

2010-03-11 18:57:05
tourijp @tourijp

縄文土器や土偶作りは、専門集団がいたではないかと思いつつ、またもや昨晩一つ「縄文土笛」を制作してしまった。信仰から来ているのか、祈りからきているのか、DNAから来ているのか。紋様はただの紋様ではない。と、思う。 … http://twitpic.com/17tpdu

2010-03-11 11:05:14
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tourijp @tourijp

私のHPを毎日チェックしているという以前「三島手」をお求めいただいた方から「ブログに掲載している、縄文土笛を三つほど譲っていただけませんか?」と注文の電話。売ること考えてなかったが考える。しかし売ること考えると作品が面白くなくなる(笑) http://blog.touri.jp/

2010-03-11 12:28:42
tourijp @tourijp

http://twitpic.com/17o1pa - 「縄文土笛」今日の一本。これで土笛制作は最後にして井戸茶碗の土作りに入りたいが、次から次へと縄文土笛の創作意欲が止まらない…(笑)。

2010-03-10 13:51:48
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tourijp @tourijp

太陽系の惑星の中で粘土が見られるのは地球だけ。水惑星とも呼ばれるように地球表層には液体の水が存在します。この水を結晶の中に持っているのが粘土鉱物。すなわち、粘土は地球を代表する鉱物です。(粘土の構造・九州大・上原教授)

2010-03-10 09:04:23
tourijp @tourijp

隕石の研究によって太陽系の形成初期には大量の粘土鉱物が形成されたことが知られていますが、現在も粘土が形成されているのは地球だけでしょう。(粘土の構造・九州大・上原教授)

2010-03-10 09:05:25
tourijp @tourijp

縄文土器にも土偶にも、土の中に白い細かな粒子が混ざっているのが気になった。雲母か滑石(タルク)か?滑石のように思える。信楽のような長石粒ではない。日本中の縄文土器と土偶の土に、一定の量のタルク、雲母を混合させたというのは、土の調合をしていたということだ。

2010-03-10 09:18:16
tourijp @tourijp

縄文土器の専門家が見れば、あの白い粒が真贋の見分けポイントになるだろう。縄文土器にも土偶にも含まれている白い細かな粒子。雲母か滑石(タルク)か・・・。

2010-03-10 09:19:27
tourijp @tourijp

http://twitpic.com/17hcau - 「磨き」をかけ終わった縄文土笛。

2010-03-09 13:43:05
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tourijp @tourijp

http://twitpic.com/17c0qa - 「縄文土笛」11点制作終了。楽しめました。フルート風の土笛も作っておきました(笑)。明日から再び、井戸茶碗の制作に戻ります。

2010-03-08 19:17:44
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tourijp @tourijp

「土偶展」で中空土偶、中実土偶、その成形に非常に興味深かった。縄文土笛を作りながら、中空の土偶の厚さが5mmほどだということを思い起こし、輪積み成形だけではない、刳り貫き技法を用いたかもしれない。 刳り貫きでは土を薄くできる http://twitpic.com/1750n5

2010-03-07 23:24:18
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tourijp @tourijp

http://twitpic.com/173fuz 縄文土笛の制作中、粉青沙器の技法(印花文、暦手)は「新羅土器」にも見られ、技法的には「縄文土器が始まりだ」と思う。紋様を一面に刻むことで、胎土もしっかりと引き締まる効果がある。装飾以外の土の引き締まり効果を縄文人は知っていた。

2010-03-07 23:06:51
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tourijp @tourijp

紅梅の木は病害虫に侵され空洞。その左右から伸びた枝が本幹に代わって花実をつける。昨年は梅の実も採れなかったが、今年は蕾がたくさん。この老梅の蕾を見るちょうど今頃、「おお!生きていた!」と、言い知れぬ感動を覚える。一年おきの花の見事さ。なんか頑張ってくれてるよな、この老梅。

2010-03-05 18:12:26
tourijp @tourijp

http://twitpic.com/16xr6u - 梅華皮(カイラギ)のテストピース。収縮率の違い、釉薬濃度の違い、をテストしたものだが、こうして見ていると「紋様」としても面白い(笑)。

2010-03-06 22:04:17
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tourijp @tourijp

今日の陶芸講座、開講当初からの受講生が「電動ロクロ購入!左右回転、フリー回転OKのを選びました!」と、張り切って報告。で、電動轆轤での土の設置からのべ上げ、のべ下げ、1指、2指、3指での土取り、棒挽き、一個挽きを、全コースの方に説明し実演。受講生の食い入るような目と熱気!

2010-03-06 21:57:15
tourijp @tourijp

「砂漠に花を咲かしめなんと…」母校、恵泉女学園の校歌。恵泉の校歌は勇ましい。歌詞も曲も、美しくたくましい。今日、下重暁子さんの著書を読んでいたら、「春来てごらん、砂漠に花が咲くよ」という、ベドウィン族の言葉が紹介されていた。砂漠に花が咲く!読みながら想像して舞い上がった。

2010-03-04 17:25:05
tourijp @tourijp

「シリアやヨルダンの砂漠では、冬少量の雨が降るので春草花が育つ。小さな白、ピンク、紫、黄などの淡い花が一面に咲いてその美しいこと。雲雀に似た鳥も空高くで鳴いている。」ベドウィン族に「春来てごらん、砂漠に花が咲くよ」と言われたわけがよくわかった。と下重さんは綴っていた。なるほど!

2010-03-04 17:30:00
tourijp @tourijp

地球に海ができるのには三千年もの間、雨が降り続いたから。海の塩加減は昔も今も同じだという。海には地球の元素が皆含まれている。海があるから雨が降る。海がすべてのものの母と言われる所以。羊水は海と同じ成分。砂漠に花が咲くことを、頭で否定し鼻で笑うのは、想像力以外の問題だった…。

2010-03-04 18:05:18
tourijp @tourijp

与論島での土葬から火葬主流へのレポートを読む。日本では縄文晩期より「再葬墓」という形で土葬後、骨を土器に再埋葬している。与論島でも洗骨は女性の役割。祖先の骨に触れ、納め、敬う時間の省略形が火葬。合理的になったが、再葬墓という形に、現代が失いつつある生命と時間を超えた絆の形を見た。

2010-03-02 18:49:56
tourijp @tourijp

火葬場によって骨の焼き具合が違う。800度位だと骨のまま残っている感じ。最近は1000度以上で焼成するので、骨の形が残っているが砕けやすい。北米では、もっと高い温度で焼くので、殆ど粉の状態になってしまう。火葬になっても、あえて骨を形に残そうという日本人の埋葬感。古の再葬墓。

2010-03-02 19:01:55
tourijp @tourijp

与論島のような島の中でも、火葬への要望は大きかった。土葬、再葬、洗骨。死臭問題や手間暇がかかることへの合理化への期待。しかし、99.9%火葬である日本中どこでも、火葬場が身近にあることは望まない。火葬という合理化で便利になったもの、不便でも大事だったものを思う。

2010-03-02 19:17:12
tourijp @tourijp

数年前、陶芸窯で女性の遺体を焼いた男性が逮捕されたが、私たちがする窯焚きでは約1300度前後まで炉内温度は昇温可能で、骨が残る800度は丁度、陶磁器の素焼き温度。1300度前後の炉内で遺体を焼いたら、正直「灰」も残らず焼き尽くされる。陶磁器が焼成される温度は半端じゃない。

2010-03-02 19:40:00
tourijp @tourijp

骨灰(牛の骨)を燐酸カルシウム成分として釉薬の調合に使うことがある。旧石器時代の人骨から現代は分析し肉付けして当時の人々や社会文化を類推可能。骨としても残らなくことを希望する方もいる。骨灰を釉薬として使ってもらう方法もあるし、人工ダイアモンドを骨から作れる。さてさて何を残す。

2010-03-02 19:54:08
tourijp @tourijp

「たまたま出来上がったから見てください。なんていうのはプロの仕事じゃない」。とは、某工学系教授のTweet。そのとおりだと思う。非常に含蓄のある言葉。絵画にも工芸にも通じている故に、自分のライフワークの井戸茶碗の発表は、まだまだかかると思う。

2010-02-28 22:53:32
tourijp @tourijp

最上の茶碗は奉献し、いくつか生まれたら、待っていてくださる方々へと RT @mystttm: その一碗を手にする方は幸せでしょうね。 RT @tourijp 私の井戸茶碗を、待っていてくださる方々がいる。しかし、焦って生半可なモノをお届けするわけにはいかない。「梅華皮あれど小貫入

2010-02-28 23:22:09
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