火山の噴火階段図 VOLCANO STEPS

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早川由紀夫 @HayakawaYukio

@Mihoko_Nojiri 階段図の本質的限界は、きのうもいったように、噴火未遂事件をとらえられないこと。地下でマグマが動くだけで終わった事件。東伊豆を小山さんといっしょに調べて、それを痛感した。一種の敗北宣言。

2010-07-19 10:48:51
月野うさはかせ Prof.Lièvre @usa_hakase

@HayakawaYukio 早川先生のフォロワー数推移、何だか東伊豆単成火山群の階段図とそっくり。

2011-05-18 19:39:34
早川由紀夫 @HayakawaYukio

火山の噴火階段図 VOLCANO STEPS(ひと目でわかる22火山の噴火履歴)96.3.30  ow.ly/8UU0t

2012-02-07 18:13:11

噴出量階段図から読みとる火山の内部過程と地殻応力場の影響
(東京大学地震研究所共同利用シンポジウム「噴火準備過程」,1994年12月,講演要旨)
小山真人(静岡大学教育学部)
http://sk01.ed.shizuoka.ac.jp/koyama/public_html/etc/Abstracts/stepd/stepd.html


火山http://www.hayakawayukio.jp/volcanology/content.html
<1996.2.29発行の新版地学教育講座2 『地震と火山』(東海大学出版会)93-178より.>
7章 火山災害を防ぐ
噴火履歴はテフロクロノロジーによって調査される.その結果は,
横軸に時間,縦軸に噴出量をとった階段ダイアグラム(図7.2)で表現するとわかりやすい.
階段ダイアグラムは,遠い過去から続く時間の流れの中で現在がどのような状態に当たるかを表現しているから,長期的な見通しを立てるときに有用である.
小山真人・吉田 浩(1994)は,階段ダイアグラムに時間予測型・噴出量予測型(図7.3)などの類型を認めて,火山の地下プロセスとの対応を議論している.

火山で噴火が始まったとき,翌日あるいは一週間後に何が起こるかを予知するためには,現在進行中の噴火の状況を正確に把握することが欠かせない.目の前で起こっている噴火を理解することなしに未来を予測しようとすることは無謀である.噴火を観測して記述する目的のために,人工衛星・気象レーダー
による噴煙の観測,テレビや新聞で報道されるものも含めたビデオ映像とスチル写真の解析,噴火堆積物の調査が積極的に推し進められる必要がある.


早川由紀夫 @HayakawaYukio

活断層には「満期」という考え方があって、それなりの物理モデルがある(あってるかどうか知らんが)。カルデラ破局噴火の繰り返しにまっとうな物理モデルはない。九州全体、日本全体での頻度が測られているだけだ。ランダム仮定。発生確率が時間変化するまっとうな物理モデルは、ない。

2012-04-24 08:10:27
月野うさはかせ Prof.Lièvre @usa_hakase

噴出量階段図で考えて、もし破局噴火が時間予測型だったら「満期」の考えが成り立つが、噴出量予測型だったら成り立たないだろう。で、結局どっちなのかはわかっていない。

2012-04-24 10:26:39
Ryusuke IMURA @tigers_1964

噴出量予測型の場合も先行休止期間が効くから、ランダムというわけではないのでは?RT @usa_hakase: 噴出量階段図で考えて、もし破局噴火が時間予測型だったら「満期」の考えが成り立つが、噴出量予測型だったら成り立たないだろう。で、結局どっちなのかはわかっていない。

2012-04-24 12:03:35
月野うさはかせ Prof.Lièvre @usa_hakase

@tigers_1964 噴出量予測型の噴火のトリガーはおそらく外部要因だから、ある程度たまったら満期なんて関係ない。きっかけさえあれば噴く

2012-04-24 12:46:21
月野うさはかせ Prof.Lièvre @usa_hakase

島崎さんは東大の地球物理学教室出身。たしか石橋克彦さんと同期。視野の狭い地震学者の中では珍しく、つねに他分野の人とコラボをめざす研究スタイルを実践してきた人。活断層学者の中田高さんとの共著で南海トラフの時間-エネルギー放出量図(階段図)を初めて書いた論文とか、(続く)

2012-11-07 23:06:59
月野うさはかせ Prof.Lièvre @usa_hakase

続)まがりなりにも今の姿に成長させたのも島崎さんの功績と思う。ちなみに、私は島崎・中田の地震の階段図の論文に触発されて、火山の階段図の論文を書いた。もっと以前には中村・島崎の論文に触発されて自分の学位論文を書いた。

2012-11-07 23:18:10
Ryusuke IMURA @tigers_1964

設計対応不可能な火山事象が原子力発電所に到達する可能性が十分小さいと評価できない場合は、原子力発電所の立地は不適とする。→原子力発電所の火山影響評価ガイド(案) (pdf nsr.go.jp/committee/yuus…

2014-03-20 12:49:20
Ryusuke IMURA @tigers_1964

これの50ページの図を見る限り,timepredictableとは言えないだろう.もっとも,鹿児島地溝全体で活動性を評価してよいかどうかの議論がないので,この図に意味があるのかも不明だ.→川内原子力発電所 火山影響評価について(nsr.go.jp/activity/regul…)

2014-03-20 17:52:58
Ryusuke IMURA @tigers_1964

長岡さんはNagaoka(1988)の中で,カルデラ噴火を1)無活動期,2)プリニアン期,3)大規模火砕流期,4)中規模火砕流期,5)後カルデラ期のステージに分けた.九電は,姶良カルデラは今は5)のステージなので,3)のステージはまだまだ先という見解(つづく).

2014-03-20 18:18:23
Ryusuke IMURA @tigers_1964

(つづき)長岡さんは同じ論文の中で,阿多カルデラの今を2)のプリニアン期として扱っている.Nagaoka(1988)に従えば,次は3)の大規模火砕流期だ.長い猶予はないことになる.

2014-03-20 18:21:47
Ryusuke IMURA @tigers_1964

そして,長岡さんは階段図は姶良・阿多・鬼界で別々に描いている(Nagaoka,1988).鹿児島地溝で一括して階段図を描いたりしていない.

2014-03-20 18:22:36
Ryusuke IMURA @tigers_1964

火山学的に十分に議論し,様々な証拠で裏づけされた絶対的な理論の上に拠って立っているわけではない.

2014-03-20 18:30:28
月野うさはかせ Prof.Lièvre @usa_hakase

そもそも噴出量の推定誤差がとても大きいことを知らないか、知らないふりをしてる。規制委員会にそれを見抜ける人はまあいないわな。@tigers_1964

2014-03-20 21:52:53
Ryusuke IMURA @tigers_1964

この場合のプリニアン期は直前の大隅軽石を言うのではなく,大塚とか深港とかのplinian.

2014-03-20 18:32:33
月野うさはかせ Prof.Lièvre @usa_hakase

さいきん電力方面で噴出量階段図の悪用が目立つから、エラーバーのない階段図は論文査読通さないようにすればいいかもしれない。

2014-03-29 10:01:36

まとめ 井村先生とカルデラ噴火(4月16日講演会当日) 東京永田町で講演会がありました。井村節炸裂!。でもあの合い言葉は無かったようです。ちなみに私はかぶりつきで楽しみました。 1633 pv 9 7

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