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Flying Zebra @f_zebra
これまでも数え切れないくらい何度も言っているけど、放射線防護で使われているLNTという考え方について、"NT"(閾値なし)に囚われすぎて一番大切な"L"(線形)の部分を理解していない人が(マスメディアを含めて)多いから、いつまでも誤解が蔓延するのだと思う。
Flying Zebra @f_zebra
線形(linear)という言葉は自然科学になじみの薄い人にとっては必ずしも一般的ではないのかもしれない。比例、という方が理解しやすいだろうか。放射線防護では、被曝した線量とそれによる影響の大きさが比例する、という考え方だ。
Flying Zebra @f_zebra
これは防護のための仮説であって低線量域で本当に成立するのかどうかは確かめられていないが、そこはあまり重要ではない。大切なのは、ある線量の被曝で何らかの影響があるとして、それより多く被曝すれば影響も大きくなり、被曝が少なければ影響も小さくなる、ということだ。
Flying Zebra @f_zebra
放射線被曝による影響が疫学的に確認されているのは全身の実効線量で100mSvが下限だ。確率的に癌による死亡リスクが0.5%上昇すると言われている。これよりも小さな影響は疫学という手法では検知できない。そこで、影響は線量に比例すると「仮定」している。
Flying Zebra @f_zebra
実際にどこまできれいな比例関係になるかなんて分からないが、少なくとも「正の相関」、つまり被曝線量が多ければ影響も大きく、少なければ影響が小さいということは分かっている。つまり、100mSvより少ない被曝で100mSvで確認される影響よりも大きな影響が出ることは、絶対にない。
Flying Zebra @f_zebra
住んでいる地域によっては日本での自然放射線による平均的な被曝線量よりも毎年5mSv程度多く被曝している人はいくらでもいるし、医療による被曝でもそれくらいは普通にある。5mSvの追加被曝でどの程度の影響があるのか、あるいはないのかは分からないが、それ以下の被曝なら影響もそれ以下だ。
Flying Zebra @f_zebra
この、ある線量よりも受けた線量が少なければ影響の大きさも小さくなる、という線形関係が分かってさえいれば、低線量被曝による影響に閾値があるかないかなんて実用上何の意味も無いことが理解できる。ギリギリ何とか検知できる影響よりずっと小さい影響なんて、あってもなくても何も変わらない。
Flying Zebra @f_zebra
「ゼロではない」ことに拘って線形関係や量の概念を軽視すると、正しい判断はできない。当たりくじの割合が1/10のくじも1/10,000のくじも当たる確率がゼロではないのは同じだが、だからどちらを引いても同じ、ではない。その当たり前の事が、何故か理解できない人もいる。

コメント

ひろ@猫もふ欠乏症 @hiro_h 2014年5月25日
まず無いだろうけど、エラーバーの大きさとかどの程度小さいかに依るのでは? まぁ、例えば50mSvの被曝であれば、いかにエラーバーが大きくても100mSvで出るとされる影響より大きな影響が出る人数は0だろうと思うけど… 正しいことを雑に断言してるように見えてしまって少し残念。

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