『アナと雪の女王』(『Frozen』)のごく普通(と思える)解釈を巡ってのやりとり
大ヒット中の「アナと雪の女王」は意外とホラーだった!?映画のこことあそこをつなぎ合わせるとまるでホラー映画のような仕上がりに。それでもオラフの登場シーンは爆笑。 youtu.be/9eD2UpdhbwA pic.twitter.com/TMegnWI59e
2014-05-12 13:34:31アナ雪はファイアスターターみたいな話なんだから、ホラー色あるのは当然なんだけどね。当然フーパーのポルターガイストとか思い出ながら見てたし、そういう人は多いと思ってたんだけど<RT
2014-05-12 14:09:16周囲との調和を図るため自らの力をどう管理/調整するかって話はファンタジーの伝統的主題だし、ディズニーもそういう話って初めてではないはず(思い出すのめんどい)。それを不自然に感じたり問題提起に思えるならば、ディズニーがそのテンプレ要素を管理できなくなってることにむしろ関心があるかな
2014-05-12 14:15:35シュガーラッシュも能力管理の話だったと思うし、ディズニーではないけどレゴムービーもそうだった。というかベイとかアメコミヒーローものとか、今のアメリカ映画/アニメってそういう話がダントツに多いんだよね。何故だろね。
2014-05-12 14:17:41日本の場合それが最もうまくいってる作品て高畑勲の『赤毛のアン』だと思うけど、アンを踏襲した『おおかみこどもの雨と雪』にしろ能力の管理/調整を一種の悲劇にするのが日本人てうまい気がする。最近のアメリカ映画だと『ムーンライズ・キングダム』がそういう悲劇を描いてた。
2014-05-12 14:20:11ナウシカはもちろん、ポニョやハウルやかぜたち、トトロや魔女宅など、宮崎作品はどれも種類は違えど力の管理/調整の話で、でもここまでくると陳腐な話になりそうなのでやめる
2014-05-12 14:22:53話を一周させると、アメリカのホラーやスプラッタの一部の作品は力のコントロールの話なので、アナ雪がホラーなのは当然なんだよねっていうゴニョゴニョでした
2014-05-12 14:24:37で、アナ雪も同じで、一体としての姉妹として出来てるので、原作からは遠くかけ離れてるわけだけど、一周してとてもファンタジーっぽくなってる。恋愛よりも姉妹愛を選んだみたいなラストがちょっとおお?ってなるわけだけど、要は自己愛の話。恋に生きるプリンセスよりも、自分が好きなプリンセス像。
2014-05-12 21:05:01レリゴーも自己肯定みたいな曲だしね。自己肯定の歌をみんなで大合唱して、恋愛を否定して自分の生き方を選ぶ。というようにも見ることはできる<アナ雪
2014-05-12 21:06:21アナ雪にしろツインズにしろ、光と影とか鏡像みたいな見立てはこれただ強引にやってるわけではなくて(強引なのは否定しないけど)、ハリウッドの脚本術がそうなってるってことなんだよね
2014-05-12 21:08:24『Frozen』(『アナと雪の女王』)感想まとめ d.hatena.ne.jp/skipturnreset/… Youtubeでディズニーが公開している「Let It Go」の特別映像リンクの埋め込みと、改めてそれを何度か見聞きした上で、歌詞に関する感想をいろいろ修正。
2014-05-14 18:25:45@noirse 映画みて、特にひねるでもなくごく素直な印象としてこんな感想 d.hatena.ne.jp/skipturnreset/… 持ったんですが、そんなに共有されてもいなければ、見てもらっても共感される解釈でもないっぽくて「そうなのかなー?」とも思っているところだったりします。
2014-05-14 20:24:38@noirse ただ、同じくこちらの日記(『Frozen』(『アナと雪の女王』)感想まとめ d.hatena.ne.jp/skipturnreset/… )の最後で触れたんですが、翻案元であるアンデルセン『雪の女王』でも少年カイと少女ゲルダは分かたれた一対とみれないこともないかと思います。
2014-05-14 20:27:10というかスティールボールランはガルシアの首が先行作品なので、そっちを挙げないとおかしいわけだが。という話は延々と続いて結局聖書とかギリシャ神話に行き着くので、とても虚しい営為である<RT
2014-05-14 22:25:17○○は××に似ているという話は恣意によるものが大半なので、それだけではあまり意味がない。それを提示することで新しい発見があったり、批評性があったり、従来の意味をズラしていったりくらいまでやらないとしょうがない。ということをツイッタでつぶやくのも虚しい。
2014-05-14 22:28:26@sagara1 ありがとうございます。感想少し似てましたね!序盤の人気のない城とか氷の城とか、アナ雪は空間をメタファーとしてうまく使って孤独な内面を表現していて、その中に相似形のキャラを配置させていて、この辺は本当に巧みですよね。児童小説(ではないですが)としてよくできてます。
2014-05-14 22:40:57ただ各キャラクターに影と光を担当させたり分散させたりはファンタジーの常套句で(河合隼雄さんもどこかで指摘してる)、ハリウッドの脚本術もそこに基いていたりするので、この見立てを使いすぎると危険と言うか、安易になってしまう恐れがある。要は自分はズルをしてたのでした。すみませんでした。
2014-05-14 22:43:16さっきの「~と似ている」という話と同じで、それだけだと言ってるだけになってしまうので、やはり最終的には虚しくなってしまうのであった
2014-05-14 22:48:40@noirse そうですね。メタファーとしての空間の巧みな使い方、相似形のキャラ配置など、構造的にも整っていると共に、見た目にも美しくあるいは愉しくて。終始、気持ちよく観れた作品でもありました。
2014-05-14 22:50:36