スケールは大事という話をガンダムと大地の蓋から。
- makawakami
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AKB48がグッドデザイン大賞候補ということで暗澹たる気分になるが、去年の等身大ガンダムの大賞候補も問題だろ。あれは写真映りは良いが実際に見てみると、1mmも動きそうに感じられない、つまらないハリボテだった。
2010-11-09 09:38:29作っている側に「もしも未来に人型の巨大兵器が実在するとしたらどんなデザインになるだろう」という意識が皆無で、ただプラモデルのデザインを拡大しただけだからハリボテにしかならない。なまじ手間とお金をかけて精緻に作ってるだけに空回り感が際立つ。
2010-11-09 09:38:51静岡のガンダムにはビームサーベルのハリボテを持たせたそうだが、何を考えているのか。電極っぽい本当にビームが出て来るんじゃないか的デバイスをデザインして想像力を喚起すべき。「刀身」はARで表現すれば良いと思う。
2010-11-09 09:39:12プラモデルしか見てないデザイナーに巨大なハリボテを作らせても、あーガンダムってしょせん絵空事だよなー、って思わせるだけ。意味が無い。
2010-11-09 09:39:35@k_wota その観点は面白いです。「実物大の立体にしたら逆にリアリティを失っちゃった」ものって、建築でもたまにあるような気がします。ラビレットのフォリーとか。僕は実はモエレ沼公園に同様の感じを抱くんですが(賛同されないけど)。
2010-11-09 09:44:45@hajimebs 建築の「実際の大きさ」って、パネル一枚、ブロック一個の大きさに至るまで意味があるので、どんな形態でもリアリティを獲得できないはずがないと思っています。→
2010-11-09 09:57:45@hajimebs →「ガンダム建築」だと青山製図学校のアルミパネルの大きさにはいちいち「あれはキャストの砂型の大きさだな」とか「人が二人で持ち上げられる大きさだな」とか納得させられるので、本家のガンダムよりずっと未来的であり、なおかつリアリティを感じますね。
2010-11-09 09:57:54@k_wota なるほど。「享受するスケール」はどうでしょうね。お台場ガンダムも、遠景の写真はギクリとするほど(アニメより)リアリティが宿っていたものもありました。いや、建築は「景」にとどまらず様々なスケールに耐えうる様子でないといけない、という主張も可能ですが。
2010-11-09 10:01:39@k_wota 似たような事を都庁の人造御影の大きさにも感じたナァ……こんな大きさの石ないだろ?→アレ?人造石じゃん。当時は石造の建築物研究してたモノで。
2010-11-09 10:05:41強襲型揚陸艦のホワイトベースやMSも重力下での運用も考えられているので、パーツ毎のスケールとしては今とさ程変わらないのかも。
2010-11-09 10:07:26@hajimebs 遠景だと背景などの比較でしか人は大きさを認識できないので、スケールを恣意的に脳内補正しますよね。(東京タワーを200mくらいに認識してもっと近くにあるはずだと思いこんだりとか)遠景だと「理想のガンダムの大きさ」に脳内補正が効いてリアルに感じられると思います。→
2010-11-09 10:15:45@hajimebs →ガンダムって設定では18mですがアニメでは24,5mの大きさで演出されていることが多かったので(人が手に乗ったり、腰のでっぱりに隠れたりできる大きさ)ちゃんとガンダムを見てた自分は18mは本当の大きさじゃないぞ!ってことで「享受するスケール」じゃないですねw
2010-11-09 10:17:59@k_wota そうか、異なるスケールを「享受する」ためには、そのスケールで像を結ぶ媒体に翻訳する必要があるわけだな。「構図」が大事なゆえんですね。
2010-11-09 10:24:39建築模型をリアルにつくり込むとリアルに見えないのと似てますね。あれは仕上げをその通りに使っても肌目は縮尺されないため、脳内スケール補正に混乱が起きるからだと思ってます。RT @k_wota: 遠景だと「理想のガンダムの大きさ」に脳内補正が効いてリアルに感じられると思います。
2010-11-09 10:25:23@kadowaki_kozo スタイロに写真貼っただけのチャチな「模型」が、群にすると異様なリアリティを獲得する森ビルの都市模型。たまに気合の入った建築模型が混じっていると、そっちがフェイクに見える。のを思い出しました。
2010-11-09 10:28:49なー、弁護する訳ではありませんが、ですからあれは建築ではありませんって。。建築「も」置いて(?)ありますが RT @hajimebs ・・建築でもたまにあるような気がします・・・僕は実はモエレ沼公園に同様の感じを抱くんですが @k_wota
2010-11-10 07:00:20@hkohno_abbr ああ、モエレ沼を建築だと主張したいわけではなくて、たとえばモエレ沼などに抱く、物体のリアリティがズレた違和感を、ときにある種の建築物にも感じる、という趣旨です。ややこしい書き方ですみません。
2010-11-10 08:25:38@hajimebs わかります。こちらこそすみません。なんというか、既存のコンテクストとのせめぎあいが少なく(もしくは無く)、人工的にタブラ・ラサ状態つくって行う建設モノに多いような気がします。でも同じような営為でも、オランダくらいラディカルにやれば違うのですが...。
2010-11-10 08:30:16土地の前歴からすれば、あれは大きな消しゴム、または、鍋のフタですのでまさに。(フタにも良し悪しはあって、それに真摯に取り組むことは、また別の話としてあると思いますが。 RT @hkohno_abbr @hajimebs 人工的にタブラ・ラサ状態つくって
2010-11-10 08:47:04@hkohno_abbr @hajimebs そうか、あの決定性の無さは、その土地の「履歴を引き受けていない」ことに一つ起因していたのか。と気づきました。
2010-11-10 08:52:03そうですね。相対的なスケールとか焦点深度の齟齬の問題だけでなく、履歴の引き受け方とか時差も関係あると思います。フェイクっぽさというのは。RT @m_syn: @hajimebs そうか、あの決定性の無さは、その土地の「履歴を引き受けていない」ことに一つ起因していたのか・・
2010-11-10 09:04:07よい表現ですね(僭越ながら)。RT @m_syn 土地の前歴からすれば、大きな消しゴム、または、鍋のフタ
2010-11-10 09:09:58@m_syn まさに!そうなんです。モエレ沼公園は「敷地を政治的に正しい場所にするために設置された、ランドスケープの規模をまとった彫刻」なんですよね。あの造形的な威力とか、施設の面白さはそれとして、あれをランドスケープとして無邪気にホメるのをためらうのはそこです。
2010-11-10 09:10:24