全共闘に関する都市伝説

一般に流布されている、全共闘運動と、実際は、かなりかけ離れているようで、その辺りの事で、千坂先生から、「要するに全共闘に関する、今でも流布されている松任谷由美の「いちご白書は…」的な話の実態は、周辺部以外では都市伝説に等しく、これも現象としてはそうだと思うけれど、これをネタに韜晦すると都市伝説っぽくなる場合があると思う。」とのご指摘があったので纏めておきました。
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俗名 ざらすとろ @georg_trakl

ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%99…これじゃ、すき家のユニオンがストをやめろという訳だ。(ちなみにこちらがすき家のユニオンのページ zenshounion.com/?p=313)つまり正社員はカメラで監視する側であり、ユニオンもまた、彼らを監視する側なのだという事。

2014-05-30 07:20:28
俗名 ざらすとろ @georg_trakl

ちなみにゼンショーのトップは、元全共闘で大学中退という経歴。一体、ゼンキョートーって、なんだったのだろうね?

2014-05-30 07:25:43
千坂恭二 @Chisaka_Kyoji

@georg_trakl 全共闘は、個の集まりの任意団体なので、極端にいえば何でもありであって、特定の事象からこうだとは定義出来ないと思う。しかも、全共闘とひとくちに言っても核心的な部分と、周辺的な部分がごった煮されているため、韜晦するには要注意。

2014-05-30 10:02:52
俗名 ざらすとろ @georg_trakl

@Chisaka_Kyoji それは了解しています。全共闘は様々なグループがバラバラであったが故に、こういうゼンショーの会長みたいな最初から何も考えていないようなのも一定数以上いたということが言いたかったのです。

2014-05-30 10:10:11
千坂恭二 @Chisaka_Kyoji

@georg_trakl 要するに全共闘に関する、今でも流布されている松任谷由美の「いちご白書は…」的な話の実態は、周辺部以外では都市伝説に等しく、これも現象としてはそうだと思うけれど、これをネタに韜晦すると都市伝説っぽくなる場合があると思う。

2014-05-30 10:19:25
俗名 ざらすとろ @georg_trakl

@Chisaka_Kyoji 全共闘がなんであったのか、そして、これから我々は全共闘からどのように学んで行けばいいのかということは、自分には手に余る仕事なので、生き証人である千坂先生をはじめとする皆さんにお任せしてしまっていて不勉強を恥じなければなりません。

2014-05-30 10:28:41
俗名 ざらすとろ @georg_trakl

@Chisaka_Kyoji ただゼンショーの会長のウィキとか読むと全共闘運動で東大中退と書いてあり、学生運動をやっていた筈の経歴の持ち主が、店に関しカメラを設置して、従業員を監視する恐ろしい管理社会の縮図のような会社をやっています。こりゃ、何のギャグなんだろうなとは、思います。

2014-05-30 10:35:07
千坂恭二 @Chisaka_Kyoji

@georg_trakl 全共闘が何であったのかは、全共闘の活動や思想が、そのイデオロギー的な現象ではなく、どのような歴史性を持っていたのか(つまり、どのような歴史的な拘束性を、その思想や活動が、無意識的な構造として持っていたのか)を明らかにする必要があります。

2014-05-30 10:39:46
千坂恭二 @Chisaka_Kyoji

@georg_trakl 私は、もっとギャグのような元全共闘の「その後」を知っています。ただ、そうした「その後」もギャグとして見るのではなく、そのようなギャグ的現象に孕まれている問題(つまり、「その後」としての「日常」に対する視点の問題など)を見るべきだと思います。

2014-05-30 10:44:17
千坂恭二 @Chisaka_Kyoji

ある人のツィートを集中的に読む場合は、今更いうまでもないけれども、フォローしている人のツィートが並ぶ「ホーム」ではなく、その人の「アカウント」の頁を開き、また「ツィート」の方ではなく「ツィートと返信」の方を開いて見たほうがいい。

2014-05-30 10:50:49
千坂恭二 @Chisaka_Kyoji

ざらすとろ君が、全共闘に関してツィートしていたので少しコメントしたが、全共闘についての最大の都市伝説つまりデマは、松任谷由美「いちご白書は…」の歌詞にある、髪を短くして就職したという話だろう。今でも全共闘への軽い批判で語られるが、あれはある意味では完全なデマの類になる。

2014-05-30 10:54:47
千坂恭二 @Chisaka_Kyoji

「いちご白書は…」の歌詞に登場する、デモや集会に何度か参加したことのあるという程度の周辺的な人間ならいざ知らず、専従に等しい熱心な活動家は、公安上において危険な人物なので、髪を短くしてリクルートスーツなどに着替えても、まともな勤め先への就職はまず無理。

2014-05-30 10:58:27
千坂恭二 @Chisaka_Kyoji

この件については、私は、『情況』の2009年8・9合併号「なぜ、今、全共闘か」特集号でのインタビューでも少し語ったが、笠井潔『テロルの現象学』の増補版の補論でも、私のインタビューが引用され、「いちご白書は…」的な都市伝説に批判が加えられていた。

2014-05-30 11:13:21
明石健五 @kengoa1965

@Chisaka_Kyoji 私の敬愛する批評家のS・Hさんは、カラオケでよく「学生集会へも毎日でかけた」「就職も決まらず、髪も切らずにいた頃」と替え歌でよく歌っています。

2014-05-30 11:17:30
人は共生 @jiroasayama

@Chisaka_Kyoji 全共闘的運動は、1970年代に入ると高校(一部では中学)へと低年齢化して行ったと記憶しています。あの歌は、そこで出会った状況を大学になぞらえて歌ったものだろうと感じた次第です

2014-05-30 11:20:12
千坂恭二 @Chisaka_Kyoji

@kengoa1965 分かります。私はアナキストだったためか(当時アナキストはテロリスト視されてました)、1970年代前半でも公安が24時間張り付いており、アルバイトすら無理で、たまたま採用されても翌日に公安が来て採用取り消しでした。ちなみに1972年頃まで長い髪のままでした。

2014-05-30 11:23:08
千坂恭二 @Chisaka_Kyoji

@jiroasayama 高校全共闘の運動は、1970年にはほぼ終息しており、一部例外的に灘高闘争が1972年頃にあった程度で、1970年代における全共闘運動の高校や一部中学への低年齢化はありません。当時の中高生の非政治的な暴力事件問題と混同されているのではないでしょうか。

2014-05-30 11:28:08
川嶋康裕 @GewaKawashima

@Chisaka_Kyoji 髪の毛を切ってスーツに着替え出したのは、党派闘争の激化で襲撃戦になり、社会に外見上溶け込む必要があったから。

2014-05-30 11:28:21
人は共生 @jiroasayama

@Chisaka_Kyoji 正確を期すならば1968~9年だったと思います

2014-05-30 11:32:34
明石健五 @kengoa1965

@Chisaka_Kyoji さらにもっと以前の話で恐縮ですが、数年前、元炭鉱労働者にお話をうかがった時、その人の遠い親戚が労働争議に携わっていて、何度も「就職取り消し」の憂き目にあったと。理由は絶対に教えてくれない。結局孫請けの孫請けに就職されたと。どこからか調べてくると。

2014-05-30 11:44:50
千坂恭二 @Chisaka_Kyoji

@GewaKawashima 党派においては、運動から身を引くためにではなく、より苛烈化した党派闘争を貫徹するため、社会という森に紛れ込む必要があったということですね。

2014-05-30 12:10:21
千坂恭二 @Chisaka_Kyoji

@jiroasayama ただ「いちご白書は…」の歌詞は、その歌詞の何処を見ても、当時の大学のノンポリに近いノンセクトの周辺層であり、高校生の姿を大学生になぞらえたものではないと思いますよ。

2014-05-30 12:14:02
千坂恭二 @Chisaka_Kyoji

@kengoa1965 1960年前後あたりの炭鉱労働者の争議になると、まだ労働争議の現場そのものがラデイカルでしたからね。

2014-05-30 12:16:43
明石健五 @kengoa1965

@Chisaka_Kyoji 相当苦労されたそうです。それで孫請けの孫請けの小さな会社に勤めて、「サークル誌」の編集をされて、そういうところに武井昭夫さんがよく訪ねてこられて、一緒に文学運動の話をされたと。

2014-05-30 12:18:34