11/9 #forum_2 まとめ

kex_forum2010 2010/11/9 #forum_2
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kex_forum2010 @kex_forum2010

森山直人×大谷能生で、「ライブ」を問いなおすことで、新しい劇場について思考します。Ustでの生中継動画はこちらから「(live at http://ustre.am/pIPe) 」 #forum_2

2010-11-09 18:56:17
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ハッシュタグは #forum_2でツイートをしていく予定です。「ライブって何だ?」森山直人×大谷能生(live at http://ustre.am/pIPe) #forum_2

2010-11-09 19:04:11
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トーク開始! 「ライブ」と「レコード」について。大谷「レコードしかなければライブしかないので、ライブしか無ければライブなんて言わない。レコード抜きに20世紀の音楽は考えられない。」(live at http://ustre.am/pIPe) #forum_2

2010-11-09 19:15:12
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大谷「録音をどう引き受けるかが20世紀の音楽の前衛を支えていた。」(live at http://ustre.am/pIPe) #forum_2

2010-11-09 19:16:28
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大谷「音楽の転機がどこかとなかなか言えないと思うけれど、あえて言うならば大衆音楽・ポプラ―ミュージックがあります。それが40年代・50年代に出てきたとは言えると思います。」(live at http://ustre.am/pIPe) #forum_2

2010-11-09 19:18:08
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大谷「原理論の話。現在に過去を重ねる。反復可能なものを重ねてやる。すると現在が未来でも過去でもあるような時間自体が不確定なものだということに実感的に気づける。反復可能であることによってこれから先に起こるであろうし、過去に起こったことにおいて死者に立ち会える。」 #forum_2

2010-11-09 19:20:55
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大谷「音楽は今現在が過去と未来と重なることを気付かせる。しかも例えばうたは覚えて持っていける。それによってこの場を別のところでも立ち上げることができる。そうして経験・時間を二重化できる。違う時間と空間が重なる体験が音楽の演奏と歌。」 #forum_2

2010-11-09 19:22:39
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大谷「それは演劇も一緒のはず。それがパフォーマーの強さ。20世紀までは人が現に目の前でやらないと立ち上がらなかった。」森山「ハムレットの劇中劇のシーンを思い出す。過去の復讐劇を父を殺した叔父の前でやる。旅周りの一座がそこでブワッと立ち上げる。これは大変なこと」 #forum_2

2010-11-09 19:25:38
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大谷「レコードしてパッケージングされたものを聴く喜びはある。レコードによってその人の身体に過去と未来がすぐに立ち上がる。プレイはすぐ表れて消えるが録音だと文脈を共有しない人にも届けられる。すると作品が作品として自律しなければならない。値段をつけて売れないから」 #forum_2

2010-11-09 19:30:43
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大谷「レコードに針を落とすと音がなる。それまでは誰かに演奏してもらわないと出来ない。レコード以降、何回でも聞けるし、音楽を楽しむのが手軽に個人的にできるようになった。昔はみんなで聞いていたから共有体験だった。いまは電車の中で別の音を聞いているんですよ。」 #forum_2

2010-11-09 19:37:18
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大谷「じゃあ、プレーヤーはなにをやるとレコードに負けないのかということを真剣に考える。どうすれば耳セン(ヘッドホン)で聴く音楽に負けないか。どうすればそれでしかありえなかった経験を得て帰ってくれるか」 (live at http://ustre.am/pIPe) #forum_2

2010-11-09 19:39:06
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大谷「録音すると自分と切り離して演奏を聞ける。それを現在性のマテリアリズムを即興として載せる。そのためのテクストとして録音が重要だった。録音すると別の持続のあり方が生まれる。手に取れるなかったものが取れるようになる。そうすると時間性・可能性が変わる。」 #forum_2

2010-11-09 19:47:08
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大谷「集まって人が何を聴きたいと思っているのか。レコードで聴いたものを生で聴きに行くくらいにしか思っていないのは面白くない。観に行くときには全然違う経験をしたい。そういうことを言うのは100人に一人かもしれないけど。僕はそうだから。」 #forum_2

2010-11-09 19:54:32
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森山「舞台芸術とのコラボレーションを大谷さんはやられているけれど、そのことの意味を考えたい。しかし舞台芸術はレコードに当たるものがない。戯曲が楽譜と同じように見られた歴史があった。そうではない舞台芸術空間が出てきたときに、それを再現するマシーンがなかった。」 #forum_2

2010-11-09 20:01:09
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大谷「演劇がレコードに向かってチューニングしても良かった。それに映画というモノがある。サイレント映画。演劇がそっちに行ってもよかった。」森山「それはあって、それまで演劇にいた人がたくさん映画の世界にいった。」 #forum_2

2010-11-09 20:04:56
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大谷「トーキーで変わるんですよね。映画に対して芝居をチューニングしていくという問題がどこかで切れている。それが以外と見えなくなってきている気がする。」森山「その辺の戦い方が違う方向にスライドしたんじゃないか。」 #forum_2

2010-11-09 20:05:38
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森山「物語を語る方向にいったんじゃないか。物語を語ることが奪われる時期があった。60年代までは物語があったが、昭和30年代で一つの転機があった。80年代以降サブカル的な方向に流れていく。」大谷「浪曲とかそういうのが切れて、ガンダムなんだよね。」 #forum_2

2010-11-09 20:09:31
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森山「いまは歌舞伎の話だって知らない。つい30年前はなんだかんだ言って知っていたわけです。80年代の演劇は物語に行く。でもそれはアニメに負けるんですよ。トーキーは大きな転機だったと思うし演技のスタイル自体が映画俳優にも演劇俳優にも基礎となる演技が出来上がる。」 #forum_2

2010-11-09 20:12:54
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森山「逆にメディアから隔絶した場所でやるようなグロトフスキーが出てくる。一時期徹底的に抗戦した。でもその時によるものが昔ながらの演劇だった。その共有するものがなくなったときに戦い方が変わってくるけれど、それがいまは見つけられていない」 #forum_2

2010-11-09 20:14:32
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大谷「テレビ的なものと演劇が向き合っているのか。今はテレビも古いと。レコードからCDに変わった時びっくりしたのがレコードには針音があったんだということに気づく。あれは良い音なんだということがわかる。実際はなっていたのになかったことにしていた。」 #forum_2

2010-11-09 20:15:47
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大谷「レコードは針で音を拾っていたんですよ。そうするとシンバル当ててみたり指を当ててみたりする。CDによって初めて無音が経験されたんですね。われわれはいつも無響室を持ち歩いているんだが、その時初めてレコードを意識できる。」 #forum_2

2010-11-09 20:18:31
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大谷「人が関わって動いていく状態をつくっていくために、やる。作品が過去であり未来であるものだとすると、人が関わっていくことをキープしていくことをやりたいんだと思った。」 #forum_2

2010-11-09 20:24:45
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森山「言葉の音楽性についてはどうですか?」大谷「言葉をサウンドとして聞くのは非常に難しい。僕は劇団「地点」を一度しか見たことがないければ、あれも芝居だと思っている。」 #forum_2

2010-11-09 20:27:31