【ラブライブ!2期】8話感想まとめ。―『奇跡』の『軌跡』を望んだヴィーナス

アニメ2期を観た私感をまとめております。後々覆される点もたくさんあると思いますが、放送当時にしか抱けない感想を大事にしたいと思います。みなさんの振り返りの糧になれば幸いです。 ・優勝宣言は、グループアイドルの下剋上! ・「新しさ」か「今のまま」か―6話の対立軸 ・ラブソングが映し出す「恋愛」という困難 続きを読む
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momorin @momorin_cloverZ

よしっ!それでは第8話の感想をまとめていきたいと思います!とにかくあらゆるものが集約された回。おそらくまただらだらと長々続きますがどうぞよろしくお願い致します!#lovelive

2014-05-31 18:28:30
momorin @momorin_cloverZ

2期8話を振り返るにあたっては、1期10話は欠かせないと思います。希に関しても多く言及しているので、ぜひ併せてご覧頂けると嬉しいです! /【ラブライブ!】(改めて)10話感想まとめ。―希は誰かにわしわしされたい? togetter.com/li/651748 #lovelive

2014-05-31 18:30:41
momorin @momorin_cloverZ

第8話は希の内面を描く個人回でありながら、μ’sとしての主体性や大きな物語を再構築し、これまでのあらゆる文脈を束ねる力を持っていました。それはひとえに、2期だからこそ、そして希だからこそ成し得たのだと思っています。#lovelive pic.twitter.com/0MOZvdRtgn

2014-05-31 18:36:17
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第8話は非常に完成度の高い回で、ここまで物語が明確であるほど、後から何かを語ることは無粋だと思います。誰だって観れば分かるし感動するわけですから…。だからかえって語ることが難しかったりするわけですが、いつも通り個人的に感動したものを書かせて頂きたいと思います。#lovelive

2014-05-31 18:44:30

優勝宣言は、グループアイドルの下剋上

momorin @momorin_cloverZ

季節はいつの間にか秋から冬へと巡っていました。時は知らぬ間にどんどん流れ、別れが足音なく近づいてくる。この回で強烈に示された冬の風景は、そのことに気付かせてくれました。その示唆は、冒頭の「Winter」の文字にも。#lovelive pic.twitter.com/UAPK8vmbUc

2014-05-31 18:46:44
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他の最終予選出場者は、2人・3人・4人組。大所帯のμ’sが浮いています。アイドル史に当てはめれば、伝統的に主流である少人数ユニットに、現代のグループアイドルへの変遷を象徴するように、9人のアイドルが下剋上に挑みます。#lovelive pic.twitter.com/vp9FICVDcf

2014-05-31 18:55:13
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4組の出場者のうち、最下位のμ’sに最初にマイクが向けられます。穂乃果は極めて当たり前のように「絶対優勝します!」と語りますが、A-RISEらを前に、カメラを前に、その発言は「いきなりの優勝宣言」として映りました。#lovelive pic.twitter.com/GyapglEyqw

2014-05-31 18:57:55
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A-RISEがいる最終予選において、4組中最下位のμ’sは、注目を集めるとはいえダークホース的な扱いなのでしょう。そんなパブリックな場面でも臆さない穂乃果の無意識さは強さだと思います。下剋上は果たせるのでしょうか。#lovelive pic.twitter.com/4xMxeXlNF5

2014-05-31 19:00:22
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いきなり優勝宣言の穂乃果ですが、A-RISEへの畏怖の念がないわけではないでしょう。最終予選のレベルの高さを語るツバサの言葉に「認められてるんだ…」と喜びを表す穂乃果は、誰よりもA-RISEを尊敬もしているわけです。#lovelive pic.twitter.com/HlkvDL62R0

2014-05-31 19:04:59
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穂乃果の優勝宣言にメンバーみんながおののくなか、希だけはこぶしを握り締め「ついにここまで来たんや…!」と決意を見せます。μ’sへの思い入れが垣間見えるシーン。大会への想いの強さは、彼女自身の望みとも繋がっていました。#lovelive pic.twitter.com/kzYUgeSLqz

2014-05-31 19:11:01
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「新しさ」か「今のまま」か―6話の対立軸

momorin @momorin_cloverZ

最終予選で披露できる楽曲は1曲のみ。重要な選択になります。にこは「新曲がいいと思う」と提案します。6話で一貫してインパクトや新しさを追求したにこは変わりません。勝つためにはやはり新しさが必要だと考えているはずです。#lovelive pic.twitter.com/kq5ZPwfh5q

2014-05-31 19:15:37
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新曲の提案に対して懐疑的なメンバーもいます。「この前やったみたいに無理に新しくしようとするのも…」と語ることりは、6話で導かれた「今のままでいい」という結論を支持します。6話で示された対立軸の狭間で意見が揺れます。#lovelive pic.twitter.com/IPEUVSpwdL

2014-05-31 19:18:26
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「新しさ」か「今のまま」か。希が思いがけない提案をします。「例えばやけど…このメンバーでラブソングを歌ってみたらどうやろか?」。“例えば”という予防線に、慣れない本心を語る希なりの葛藤が見え隠れしていると感じました。#lovelive pic.twitter.com/zQEIlzidaO

2014-05-31 19:31:04
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ラブソングという思いがけない新しさに思いきり舵を切る希の提案は、スピリチュアルに的確な打開策を提案するいつもの言動ではない。これは希自身の望みの発現であることを、絵里がいち早く察しました。2人の関係性こそでしょう。#lovelive pic.twitter.com/zQ02JBNK2y

2014-05-31 19:34:50
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ラブソングが映し出す「恋愛」という困難

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希によって急遽立ち上がったラブソングという新しい方向性。花陽が指摘するように、恋の歌はアイドルに必要不可欠な定番曲。ではなぜμ’sにラブソングはなかったのか。これまでなかった「恋愛」というモチーフが描かれていきます。#lovelive pic.twitter.com/TMkcXYZm1K

2014-05-31 19:40:09
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そもそもアイドルによって歌われるのは「疑似恋愛」です。恋愛経験がないとされる純潔な女の子に、経験のある大人たちが純粋な恋愛への憧れの曲を仕立て、歌わせる。アイドルにとって疑似恋愛は永遠の定番曲。しかし、μ’sは事情が違います。曲を自分たちで作っているからです。#lovelive

2014-05-31 19:45:17
momorin @momorin_cloverZ

μ’sの楽曲には、作詞をする海未自身の心象がそのまま反映されます。だから、恋愛経験のない女の子がラブソングを歌う、というアイドルの定番たる疑似恋愛曲は、自分たちで曲を作っている以上、μ’sでは成立し得ないわけです。#lovelive pic.twitter.com/5PzDwba3aO

2014-05-31 19:49:16
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恋愛経験の有無を尋問される海未を微笑ましく見つめる絵里と希。これまでアンタッチャブルだった「恋愛」というモチーフにあえて触れることで、9人みんなで曲を作っていく必要性を共有しようとする意図があったのではと感じました。#lovelive pic.twitter.com/8IJZ8xLRYo

2014-05-31 19:53:54
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4話で花陽が語ったように、アイドルにとって恋愛はタブー。それはもちろんパブリックな場所でだけ気を付ければいいわけですが、μ’sに関してはプライベートも含めて物語化されている以上、本当に恋愛禁止にならざるを得ません。#lovelive pic.twitter.com/kx1DvzwX7z

2014-05-31 20:00:54
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momorin @momorin_cloverZ

プライベートも物語として描かれ、純潔さを求められてしまうスクールアイドルである以上、恋愛経験を尋ねられた海未は「ありません…」と答えるに決まっています。そうなると、ラブソングはみんなで作るしかない。希の思惑通りです。#lovelive pic.twitter.com/v6lOHNRE2e

2014-05-31 20:05:37
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どうやってラブソングを作ればいいの?

momorin @momorin_cloverZ

「今から新曲は無理ね」と現実的な判断をする真姫。いつもなら絵里もそれに乗っかるはずですが、焦るように「でも諦めるのはまだ早いんじゃない?」と擁護します。絵里は、希の提案が「やりたいこと」であることを理解していました。#lovelive pic.twitter.com/Zt4lnS35OH

2014-05-31 20:15:21
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