#EP演習 (0) 今年も明治大FMSの「エンタテインメントプログラム演習発表会」が閉幕。どれだけ面白かったか、という感想はtogetterに任せるとして、外部の社会人から見て、学生さんの発表で思ったことをつらつらと書いておこうかなと。
2014-06-03 03:26:25#EP演習 (1) まず、授業の位置づけとして"プログラミングの基礎知識より前に教えるべき「楽しさ」を経験させる"という宮下先生の取り組みはとても価値があると思う。考える→作ってみる→誰かに見せる→面白がられる、の経験はまた考える→作るための原動力になる。
2014-06-03 03:26:36#EP演習 (2)僕はたまに大学などで「勘違いすることが超大事」という話をするのだが、「あれ?俺いけるじゃん」という経験があるかないかで、突き進む馬力が変わってくる。例えば中2で楽器始める奴なんて大概そんなもんだ。でもそれでいいのだ。実際にモノになるかなんてまだどうでもいい。
2014-06-03 03:26:48#EP演習 (3)4月から初めてプログラミングを触り、約1ヶ月でひとつコンテンツを作って発表する、というハードルは彼らにとってとても高いものだっただろうし、何を作ろうか考える所から始めたのだろうから、準備が十分にできなくても「作ってしゃべった」ことに価値がある。
2014-06-03 03:26:59#EP演習 (4)という大前提のもと、あえて意見しておくと、プレゼンのクオリティはちょっとがっかりな人が多かった。大学内での内輪ネタだったり、人気者のおもしろスピーチが良くない、ということではない。それは授業だしOK。プレゼンとしての重要な要素が抜けていることが残念だった。
2014-06-03 03:27:09#EP演習 (5)「作ったものを発表する」とは、何を作ったか(デモ)/どうして作ったか(動機や問題意識)/どこが見所か(解説)/それらはどうやったら伝わるか(演出)の要素に分解できる。この順番はどうでもよくて、人に伝えることを「突き詰めて考えたか」ということが大事だ。
2014-06-03 03:27:20#EP演習 (6)話が上手な人、ギャグがうまい人がプレゼン力があるのではなくて、自分のコンテンツを自分で理解して伝えようとした人のプレゼンに力が宿るのだと思う。そして、おそらく意図的に先生は許していると思うが、時間制限を意識することで伝える精度を研ぎすますことができる。
2014-06-03 03:27:30#EP演習 (7)映像を生業にしていると、尺の中で何をどう伝えるかという訓練が必須になる。それは編集テクニックではなくて、対象の本質を見据えるということだ。それがわかると自ずと表現方法が決まってくる。本質が見えていないといくらフォーマットやテンプレが良くても伝わらない。
2014-06-03 03:27:41#EP演習 (8)で、なんでそんな小言を書くかというと、やのし君の「公開しようぜ!」に感動したからなんだな。もっと言うと、その後に一緒に飲んでた湯村さんの「顔なんて覚えてなくてもコンテンツは覚えてるんですよ」が印象に残ったからだ。見知らぬ誰かに知ってもらうには伝え方は大切だ。
2014-06-03 03:27:50#EP演習 (9)中野は良い。工芸大や日芸などにも自転車で行ける距離だ。もし学校の外に出て、デザインや映像の得意な誰かとモノ作りをする時、自分のコンテンツがある事は大きな力になる。今日発表した全てが胸を張って誰かに見せてよいものだ。だがその時に2分間話を聞いてもらえるのだろうか。
2014-06-03 03:28:00#EP演習 (10)せっかく作ったものなんだし、それぞれすごい(いやマジで)んだから的確かつ魅力的に伝えられるといいよね。伝わると、その人がまた他の人に伝えてくれる。まだ見ぬ誰かにつながれる。そうして世界は広がっていくと思うのだ。連投御免。とにかくみなさんお疲れ様でした!
2014-06-03 03:28:16俺の自己紹介代わりはこの映像だったりする。「倉田光吾郎(クラタス)」 youtube.com/watch?v=jCxbD6… 「吉崎航(V-Sido)」 youtube.com/watch?v=g59fFq… 今年は他にもいろいろ作る予定。
2014-06-03 10:30:10