終わりのアリアと猫の夢
- MiriA_Asagi
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きっかけ
まどマギ新編のラストシーンに対して、「これからの物語は止まっても動いてもいない」という解釈を初めて出したのはこのツイートでした。
BD発売記念 叛逆の後の物語 Alone Again Or | 超早乙女研究所 #pixiv pixiv.net/member_illust.… 叛逆の物語で一つの区切りを迎えた「まどか☆マギカ」。 あのラストシーンを『物語は動いても止まってもいない』と解釈するのが最後の希望だろうか。
2014-04-02 22:31:17次に…ちょっと時間をさかのぼって、今年の2月26日のつぶやき。
激しく同意なのです… 新編の後のまどマギは、言うなれば「ダラッとした死」に突入した状態かと。死んでるのか生きてるのか見た目だけだと曖昧なの。<RT twitter.com/ClearPieces/st…
2014-02-26 20:44:41渋谷慶一郎さんの影響受けすぎですな、さっきのツイート…(笑) まどマギ新編のコミカライズ版を読了した後に「 THE END」のある収録曲を聴いてて、すこーし重なる部分があるなぁと解釈している…のは私だけだろうけど。 (詳しく語ると両作品のネタバレに抵触するため今回は割愛)
2014-02-26 20:49:15この時の「ある収録曲」というのが、これ。↓
「死んでるように見える? それとも眠ってると思う? それはあなたが決めればいい どっちもそんなに変わらない…」 (渋谷慶一郎+初音ミク「終わりのアリア」より) あのラストシーンはまさしくこの状態だよね、うん。 #叛逆の物語同時鑑賞祭
2014-04-05 23:26:13「終わりを続けるだけだと思っても/聞こえない練習しておいてほしい」(渋谷慶一郎+初音ミク「終わりのアリア」より) …まどマギ新編を見たあとのもやっと感を、この曲に救われていました。 光の向こうにかすかに見える、なにかを信じて… まだ、終わりじゃないと思いたい。
2014-05-18 21:32:51この二つを踏まえて、今回のまとめ開始です♪
本文
まどマギ新編のラストシーンに対しての私の解釈、「これからの物語は動いても止まってもいない」。 実はこの解釈の元になっている作品がありまして… 昨年12月に購入した、渋谷慶一郎+初音ミク「ATAK020 THE END」。 このCDに収録された楽曲「終わりのアリア」です。
2014-06-05 22:49:45「ATAK020 THE END」は、渋谷慶一郎さんが手がけたボーカロイドオペラ『THE END』のサントラ盤。 初音ミクの宿縁と終焉を巡る、死と再生の物語。 まどマギ新編を見たのとほぼ同時期にCDを聞いていて、物語に登場するミクにほむらの姿を重ねていました。
2014-06-05 22:56:51↑このCDですよ。 上が特製ブックレット・舞台の脚本などが封入されている限定盤、下が海外リリースもされた通常盤です。 私はこれの限定盤を購入しました。
さて…先ほどタイトルを出した劇中曲「終わりのアリア」ですが、渋谷慶一郎さんのブログのこちらの記事に歌詞が掲載されています(期間限定で音源もアップされていましたが、現在は非公開になっています)blog.honeyee.com/kshibuya/archi…
2014-06-05 22:59:02物語の終幕に歌われる「終わりのアリア」は、2012年の初演時にはなく、翌年の再演以降で追加されたものです。 物語のクライマックス、己の死とは何か、の探求を終え「声と言葉のアリア」で光と音の渦の中に消えていったミクは、この曲と共に再び舞台の上に姿を現します。
2014-06-05 23:00:54けれども、ミクは目を閉じたまま、眠っているのか死んでいるのかわからない状態で宙に浮かんで横たわっています。 直前の「逝ってしまった」を「逝ってしまった『?』」に変える歌なのです。
2014-06-05 23:01:08この「眠っているのか死んでいるのかわからないミク」の姿を、新編のラストシーンに重ねた時…「これからの物語は止まっても動いてもいない」という解釈が、私の中にうまれたのです。
2014-06-05 23:02:13止まってると思うなら止まってる。動いてると思うなら動いてる。 でも、本当のところはその当事者にしか分かんないのかもね、という死生観。
2014-06-05 23:02:27@MiriA_Asagi なるほど。そして同時に,本当のところはその当事者「が決める」ものなのかもしれませんね。生と死の狭間の,双方が混ざり合い境界が不明瞭になる場所。そこで彼女はどんな形を望み,どんな結末を選ぶのか…。
2014-06-05 21:37:17でも、もし物語が止まっている状態からまた動き出すのだとしたら… ホワイトアウトの溢れる光(終わり)の向こうにかすかに見えるもの(はじまり)を信じてみたい―― だからこそ、ミクは歌の中でこの言葉を繰り返します。 「忘れない」。
2014-06-05 23:03:26