やらなくてもいい争いを回避するための手段として、体育会ルールというのは役に立つ
- lucifer_af
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勤務施設を移動すればあらゆる人が初対面になるのだけれど、医師は基本的に体育会ルールなのが本当にありがたいよなと思う。少なくとも表向きは、年功序列が絶対。例外は無い。この前提が通らない環境は、人間関係の構築が恐ろしく面倒になる
2014-06-07 13:03:40年功序列というのは年寄りが威張るためのルールでしかないのだけれど、「下級生からは最低限上っ面だけは敬ってもらえる」という前提があるからこそ、年次ばっかり上に上がった人間がその場に入っていくとき、最初からへりくだった態度で行ける
2014-06-07 13:05:31水平の関係はとても疲れる。かといって技術もあって年次の若い誰かに、年次が上の人間が葛藤なく「うへへ、下でございます」なんてやっていけるかと言えば、それも難しい。そうなると結局、腕にもの見せようとか、かましてやろうとか、余計なことを考える
2014-06-07 13:07:05やらなくてもいい争いを回避するための手段として、体育会ルールというのは役に立つ。特に能力が重ねた年次に必ずしも一致していない誰かが新しい群れに入る時には。獣の群れと人間社会と、体育会という前提の有無は大きいような気がする
2014-06-07 13:09:08患者さんの安全が何よりも優先される病院において、医師同士のどうでもいい争いや、新参者を受け入れた医局での微妙な空気は、患者さんの危険に直結してしまう。そういう意味で、やっぱり体育会の前提は共有してほしいよなと思う。上っ面だけでいいんだから。年寄りはそれで満足だから
2014-06-07 13:11:30体育会の効用を若い人に説くのなら、「マウンティングは不毛だよ。人間には体育会という知恵があるからマウンティングしなくていいんだよ」がいいんじゃないかと思う。先輩の知恵は絶対とか、上には服従とかやると、受け入れる方だって嫌だし、体育会チームの弊害みたいなのが顔を出す
2014-06-07 13:18:57体育会チームは、マウンティングに投じられるリソースをすべて問題解決に振り向けることができるから強くなる。上が絶対、下はロボットみたいに服従を強いられるチームは、個人的には体育会を誤解しているというか、チームとしてもったいないというか
2014-06-07 13:21:10個人的にかくあってほしい体育会人間というのは、誰かのメンツを立てることと、その場の指揮権限をもらうこととを分けて考えられる人だと定義したい。指揮権を奪うことと、年長者の面子をつぶして見せることとが密リンクしている人がチームにいると、空気がろくでもないものになる
2014-06-07 13:26:57面子とかプライドとか、問題解決にあたって本当にどうでもいい何かに対して、どうでもいいからそれに干渉しないでいてくれる人とはいいチームになれる。どうでもいいからと、年長者のそれを真っ先に潰しに来る人は、結局のところ自分の面子やプライドはどうでもよくないんだろうとも思う
2014-06-07 13:30:51@taninon 逆に言うと体育会を前提にしていない、上手にまとまったチームはどういう指揮系統を採用しているのかな、と不思議に思えたりもするのです。
2014-06-07 13:39:17@medtoolz こう、体育会系以外のやりかたというのは恩ドリブンなのかなと。アニメなんかであるのですが、庵野監督なんかも自分の作品が終わったら他の作品を手伝いにいくと。ただしこれは、好き嫌いで仕事の内容を辞めたり外れたりできるからこそだと思うのですが。
2014-06-07 14:32:21@fromdawn @taninon @medtoolz 何故そうなるかと云う理由はわかりませんが、医師のような資格と体育会系年功序列がない一般企業体だと、声が大きい人を頂点とする組織と、声を発しない不気味なくらい静かな組織の二系統がありますね。
2014-06-07 14:45:54@KoujiMatsumoto @fromdawn @taninon 「俺の面子を立ててくれ。君の実力も立てるから」という条文が葛藤なく呑み込める人が、体育会であってほしいなと。面対が立てば、年長者がことさらに声を張り上げて実力のある部下を威嚇する必要もないわけで
2014-06-07 14:53:10.@medtoolzの話は、お金にしろ、お世話になってますにしろ、子供やペットへの可愛いですねの声掛けにしろ、体育会系にしろ、要するに一括りでいうところの「共通言語化」というか、同じアーキテクチャのルールを有する同種の存在ですよと他者に対してPRする事の効用の話をしてるんだよな。
2014-06-07 15:48:39@medtoolz 大きな物語の崩壊というのは、大きなコミュニケーションコストが常に発生する社会の到来を意味したのかもしれません。
2014-06-07 15:59:32