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2014年6月9日

シモニタ神話・しもにたしゅりけんのはなし

シモニタを覗くならば、シモニタも等しく貴方を見返す......シモニタ神話学の第一人者・シモニタキャンディチャン飴屋女史の語る、シモニタせいぶつの神話。
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シモニタキャンディチャン飴屋 @poisonous_pink

【シモニタ神話・しもにたしゅりけんのはなし】

2014-06-09 15:27:39
シモニタキャンディチャン飴屋 @poisonous_pink

ある日造物主シモニタ博士は、手裏剣とその他諸々をしゅじゅちゅし、シモニタシュリケンを生み出した。シモニタシュリケンは手裏剣の形状だが、中心には体全体と同じ形状の口がついている。手裏剣かつせいぶつなのだ。

2014-06-09 15:28:09
シモニタキャンディチャン飴屋 @poisonous_pink

また浮遊しての移動も可能である。シモニタシュリケンはある時、別のシモニタせいぶつに思い切り投げられた。それは全力投球(?)であった。別のシモニタせいぶつに悪気はなかった。

2014-06-09 15:28:35
シモニタキャンディチャン飴屋 @poisonous_pink

シモニタシュリケンは、行く手に立ち塞がる木々をものともせず、凄まじい勢いで飛んでいった。シモニタシュリケンが、自身の持つ最長飛行時間を更新してから暫く経った頃、シモニタシュリケンはようやく止まることができた。

2014-06-09 15:28:47
シモニタキャンディチャン飴屋 @poisonous_pink

シモニタシュリケンが周囲を見渡すと、そこはシモニタの森の外であった。そこは、人間の国であった。シモニタシュリケンは、その国を少し見ていくことにした。

2014-06-09 15:28:57
シモニタキャンディチャン飴屋 @poisonous_pink

その国(以下、A国とする。)は確かに、シモニタシュリケンが見た通り人間の国であった。嘗ては、であるが。A国は、非常に科学技術の発展した街であった。特にロボット工学が発展しており、国の中には人間と大差無いほどの数のロボットが人間の代わりに仕事をこなしていた。

2014-06-09 15:29:11
シモニタキャンディチャン飴屋 @poisonous_pink

技術の発展に伴い、ロボットの行うことのできる仕事は増えゆき、それに反比例して人間の仕事は減少していった。趣味として、「かつて人間がしていたが今はロボットがしていることを敢えて人間がする」というようなことが時々流行るような具合であった。

2014-06-09 15:29:23
シモニタキャンディチャン飴屋 @poisonous_pink

シモニタシュリケンは、国の中を浮遊していた。すると一人の女性が立ち止って、シモニタシュリケンを見た。女性の目は、ウィーン…と小さな機械音を立てながら光った。

2014-06-09 15:29:40
シモニタキャンディチャン飴屋 @poisonous_pink

「あれは何かしら。シリアルナンバーが無い上に、データベースに該当するものが見つからないなんて。」女性はロボットであったのだ。

2014-06-09 15:29:54
シモニタキャンディチャン飴屋 @poisonous_pink

シモニタシュリケンはロボットの女性に、自分はやや特殊なせいぶつだからデータがないのはその為だろうと答えた。ロボットの女性は、更にその目の光を点滅させた。「解析…完了できません。変ね、精神解析もできないだなんて。あなたは何処から来たの?」

2014-06-09 15:30:05
シモニタキャンディチャン飴屋 @poisonous_pink

モニタシュリケンは、シモニタの森から来たと答えた。特に何の目的があるわけでもないので、そちらの憂慮には当たらないと答えた。そして、この国には機械だけなのか尋ねた。

2014-06-09 15:30:20
シモニタキャンディチャン飴屋 @poisonous_pink

ロボットの女性は、「そうね、生きている人間は今は約190人程よ。私たちの十分の一以下ね。ここ数十年で大分減ったみたい。今この国は私たちが動かしてて、人間は大体隔離されてるのよ。

2014-06-09 15:30:33
シモニタキャンディチャン飴屋 @poisonous_pink

放っておくと時々反乱起こして危ないしね。思考パターンも変だし、何だか気味が悪いわ。」と答えた。そして、ロボットたちが革命を起こし、人間たちとの関係を逆転させるに至った経緯を説明した。

2014-06-09 15:30:49
シモニタキャンディチャン飴屋 @poisonous_pink

シモニタシュリケンは、ロボットが人間を支配し、人間は自分たちが生み出したものに使役されているという状況を大体理解した。ロボットの女性は言った。「こんなに高度のコミュニケーションが取れるなんて不思議ね。ちょっと解析させてほしいわ。」

2014-06-09 15:31:01
シモニタキャンディチャン飴屋 @poisonous_pink

シモニタシュリケンは、さりげなく躱してロボットの女性と別れた。シモニタシュリケンはその後も、A国の中を漂っていた。電波塔や電線、アンテナなどが街の至る所にあった。シモニタシュリケンは、乱立した電波塔の一つに乗って街中を見渡した。

2014-06-09 15:31:13
シモニタキャンディチャン飴屋 @poisonous_pink

ロボットたちが通りを行き交う、ハイテクノロジーの産物が溢れた街だ。すると、その時。行き交うロボットたちの内数体が、動きを止めた。

2014-06-09 15:31:24
シモニタキャンディチャン飴屋 @poisonous_pink

建物の壁面にある大型スクリーンに映る映像がぴたりと止まった。ビーッビーッと、街に警報が鳴り響いた。「電波障害発生、電波障害発生!第2658番塔に異常発生!皆さん至急復旧作業を行ってください!繰り返します…」

2014-06-09 15:31:39
シモニタキャンディチャン飴屋 @poisonous_pink

街はにわかに騒然とし始めた。動けるロボットと動けないロボットがいる。街中に乱立する電波塔は、ロボットや機械に絶えず何らかの必要な電波を送り続けていたのだろう。

2014-06-09 15:31:52
シモニタキャンディチャン飴屋 @poisonous_pink

ロボットたちは高度な感情プログラムを持っているのか、突然の事態に慌てた様子を見せている。鳴り響く警報はなかなか収まらず、あわただしく動いていたロボットたちも、徐々に動きを停止するものが増え始めた。そしてとうとう、警報が止まった。

2014-06-09 15:32:09
シモニタキャンディチャン飴屋 @poisonous_pink

シモニタシュリケンは驚いた。しかし知り合いのシモニタせいぶつは言った。きっとまた同じことが起こるだろう。賭けてもいい、ロボットと人間の立場がきっとまた入れ替わるだろう、だから別段気にしなくとも良いことだと。

2014-06-09 15:33:05
シモニタキャンディチャン飴屋 @poisonous_pink

【シモニタ神話・しもにたしゅりけんのはなし】終わり。

2014-06-09 15:33:25

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