10周年のSPコンテンツ!
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佐倉 大 (北久保弘之) @LawofGreen
オイ、誰がダダ漏れだ?皆さん こんばんは、北久保です。一説にはネタ切れか?とか思われたらしいが、フザケンナ!伊達に32年間も業界に居た訳じゃ無い。単に自粛期間だったの!という事で久々にイキマス、アニメ残ギャグ物語なう。今夜は最終的には皆さんにも参加して頂きたい。プロアマ問わずダ!
佐倉 大 (北久保弘之) @LawofGreen
皆さん「スウィッチ」の話をします。最後に皆さんのスウィッチを募集しますので、出来れば公開ツイートして欲しいのだ。未だこの段階では「こいつ何言ってんだ?」と思われるでしょうがそれは後のお楽しみに。さて事件は常に現場で起こるとは限らないんダジョー。今日のお題はジョジョの奇妙な冒険だ。
佐倉 大 (北久保弘之) @LawofGreen
えー、知らない人の為に前説します。ジョジョの奇妙な冒険とは以前、週刊少年ジャンプで長期連載され今はウルトラジャンプで連載が続いている人気漫画です。原作は荒木飛呂彦さん。以下はジョジョと略すが、ジョジョはVIDEOシリーズで13本、劇場版1本と有るのだが、俺が監督したのはその一部。
佐倉 大 (北久保弘之) @LawofGreen
VIDEOシリーズの中の第8話~第13話の六本である。ナニユエ こんな途中で監督してるか?と言うと、元々の大元を辿ると実は一番最初に制作されたのは第8話「ンドゥール」編(前編)なのである。ジョジョはとても長い話ダガ、かいつまんで粗筋から説明する。第一部ジョナサン・ジョースター編。
佐倉 大 (北久保弘之) @LawofGreen
ぇえと、第一部は確か十九世紀(間違ってたら誰かツッコミ宜しく)、舞台は英国。様々な経緯でジョナサン・ジョースターは邪悪な人間ディオ・ブランドーと共に育つが、ディオはジョナサンの父親を毒殺し財産を奪おうと企む。それに気付いたジョナサンは証拠を固めディオを追い詰める。此処から急展開。
佐倉 大 (北久保弘之) @LawofGreen
ジョースター家に有った古代遺跡の「石仮面」を使い吸血鬼(!)と化してジョナサンと闘う事に。ジョナサンはツェペリという男から吸血鬼と闘う唯一の方法「太陽の波紋を産み出す呼吸法」を学び闘うが最後ディオと相討ちになり太平洋の海底に沈む。第二部はジョナサンの孫ジョセフ・ジョースターの話。
佐倉 大 (北久保弘之) @LawofGreen
時代は二十世紀、石仮面を創った古代の吸血生物カーズと闘い、ジョセフも波紋を使い闘うが、最後にカーズは「エイジャの赤石」の力によって太陽光線も波紋エネルギーも通用しない完全生命体と化す。ジョセフは右腕を失うが火山の噴火を利用してカーズを地球の重力圏外に追放して終わる。そして第三部。
佐倉 大 (北久保弘之) @LawofGreen
二十世紀末、ジョセフの孫、空条 承太郎は「自分に幽霊が取り付いて居る」と言い自ら留置所に入る。承太郎を迎えに来た祖父ジョセフから、それは幽霊では無く人の精神力が形を成す「スタンド」だと教えられ、海底に沈んだディオがジョナサンの肉体を奪い復活し、その影響力で母親が生命の危機に有る~
佐倉 大 (北久保弘之) @LawofGreen
事を知り、ディオを倒す為 旅立つ。道中、仲間も加わるが、多くのスタンド使いがディオの命で襲い来る。スタンドにはそれぞれ特殊能力が有るのだが、最後エジプトのカイロに潜むディオ迄辿り着くがディオのスタンド「ザ・ワールド」の能力は何と「時間を止め 静止時間の中を動ける」というモノだった
佐倉 大 (北久保弘之) @LawofGreen
…とまぁ、とりあえず粗筋はここ迄にして置く。因みに現在ジョジョのシリーズは第七部になる。荒木飛呂彦さん自身は第九部まで構想が有るらしい。俺は自分の関わった漫画家さんには、比較的に恵まれて来たと思う。大友克洋さん、士郎政宗さん、荒木飛呂彦さん、江川達也さん等、皆さん良い方々です。
佐倉 大 (北久保弘之) @LawofGreen
でだ、コレは俺がA.P.P.Pという会社に在籍してた頃の事。社長PDの野村和史氏からある日「北久保、ジョジョの奇妙な冒険を「劇場作品」として創るからプロットを書け」と指示された。俺「解りました」と答え映画用のプロットを書き始める。ジョジョはとても長い話。しかもず~っと繋がっている
佐倉 大 (北久保弘之) @LawofGreen
なので、ココは正攻法として原作第一部ジョナサン・ジョースター編をプロットに纏めた。原作通り「ダケ」ではアニメ化の意味が無い。そこで最後にディオと闘うのは原作では蒸気船の中なのだがアニメ版は蒸気機関車の中に変え前方機関車両と後部車両から挟み撃ちにされたジョナサンが猛スピードで走る~
佐倉 大 (北久保弘之) @LawofGreen
機関車上で闘う、という疾走感を加えて書き上げた。で提出。ソレから三~四週間後、野村Pから「北久保、例のジョジョのプロットをOVA13話のプロットに変更してくれ」と言われる。まぁ、本来ならココで「何で?」という話に成っても可笑しく無いのだが、社長命令だし、漫画業界にネームチェック~
佐倉 大 (北久保弘之) @LawofGreen
というシステムが有る事位は知識として知ってたので、仕方無い、と13話分にエピソードを纏め直して提出。で三~四週間後、野村Pから「北久保、例のジョジョのプロットを原作には無いオリジナルストーリーOVA前後編二本に直してくれ」と言われる。無論、俺としては「???」なのだが社長命令だ~
佐倉 大 (北久保弘之) @LawofGreen
仕方無い、と原作には無い話を考える。ジョジョで有りながら原作には無いストーリー、という事なので、原作と喰い違いが発生しては不味い。つー訳で原作の主人公は登場しない、今風に言うとスピンオフ物として「カーズの破片が隕石に付着して地球に落下、もはや知能すら無い生存本能ダケで侵食する、~
佐倉 大 (北久保弘之) @LawofGreen
そのカーズの破片を回収したスピードワゴン財団(コレは原作に出て来る組織)の科学者が闘う」という話を前後編二本に直して提出。三~四週間後、野村Pから「北久保、例のジョジョだが、原作者から第三部をアニメ化して欲しいと言われたから第三部のオリジナルストーリーOVA1本に直してくれ」と。
佐倉 大 (北久保弘之) @LawofGreen
いい加減、俺も怒って良いとは思うものの、原作者からのオーダーを無視する訳にもいくまい、という事で第三部のオリジナルを考える。簡単に説明するとこんな話。「カイロに着いた承太郎、ジョセフ、花京院、ポルナレフ、アブドゥル、犬のイギー(これ等は第三部の仲間達)が、ホテルに着いていよいよ~
佐倉 大 (北久保弘之) @LawofGreen
これからディオと闘う為に作戦会議を開こうとレストランの個室に集合する、のだが、皆の会話が微妙に喰い違う(例えばポルナレフが花京院に「砂糖を取ってくれ」と言うと何故かアブドゥルが砂糖を差し出す、という具合)。そこにドアをノックする音。ドアを開けて入って来たのは(顔は見せないが)何と
佐倉 大 (北久保弘之) @LawofGreen
何と「ディオ」!すかさず攻撃を仕掛けるポルナレフ!だがその攻撃を既の所で止める承太郎 ⁉ ガシャーンと床に料理がブチまけられる。そこに立っているのは驚いた表情のウェイター ⁈ ジョセフ「気を付けろ!今、わし等は何者かに攻撃を受けて居るぞっ!」全員の話が喰い違う事から、推理して~
佐倉 大 (北久保弘之) @LawofGreen
皆が出した結論は「敵のスタンド能力はヒトの視聴覚を入れ換える」という話に。ここで全員が固まって居るのは全滅の危険性が有る、という事で二手に別れて敵のスタンド使いを探すのだが不審者を追って地下鉄に乗り込んだ承太郎達をもう一人のスタンド使いが襲う。こいつは影の中にスタンドを潜ませる~
佐倉 大 (北久保弘之) @LawofGreen
能力、つまり、地下鉄構内は影だらけなので、何処から襲って来るのか解らない!一方、ジョセフ達は視聴覚を入れ換えるスタンド使いを追ってサーカステントに辿り着く。闘いの二元中継だ。最後は承太郎が自分のスタンド「スタープラチナ」の背中を花京院の「エメラルドスプラッシュ」で撃たせその光で~
佐倉 大 (北久保弘之) @LawofGreen
影の中のスタンドを炙り出し倒す。ジョセフ達は犬のイギーの「嗅覚」で敵の位置を突き止め倒す」大体こんな話。で提出。三~四週間後、野村Pから「北久保、例のジョジョだが、原作に有る話を使ってくれという話が来た」まるで質の悪い冗談みたいだがコレは現実だ。未だ俺の「スウィッチ」はOFFだ~
佐倉 大 (北久保弘之) @LawofGreen
という訳で俺は原作第三部の中から「ンドゥール」編を選んで前後編二本に纏め直した。何故、俺がンドゥール編を選んだか?という理由は実に単純。「ンドゥールが襲って来るのは承太郎一行が砂漠のど真ん中、つまり、背景に建物を描かなくて良い話」だからだ。こうしてンドゥール編のプロットが通り~
佐倉 大 (北久保弘之) @LawofGreen
ようやっとシナリオに入れる段階で、集英社で会議が開かれた。出席者は俺を含めて五人。当時、ジャンプ編集長だったマシリト氏、確か既に廃刊になったアニメ誌「アニメック」元編集長だった某氏、荒木飛呂彦さんのデビューからジョジョの第三部まで長きに渡り荒木さんの担当編集だったK氏、野村P、~
佐倉 大 (北久保弘之) @LawofGreen
そして俺だ。この会議で一言も喋らなかったのは野村Pとマシリト氏の二名だった。野村Pが喋らないのは解るとして、マシリト氏は多分、この企画の決裁者である。こういう場で一言も話さない事から推理して、概ね 2パターンが考えられる。極めて頭が良いか、とことん臆病者つまりチキンのどちらかだ。
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コメント

紙魚 @silver_fishes 2010年11月11日
プロット作成まで行なうのを「単なるネタ出し」としか捉えてない風なのはまだいいとして、企画規模まで二転三転するのは要するに編集サイドが「なんにもかんがえてない」ってことなんだろうなあ。それなら編集って要らないよね?
時エイトグ @kekerek 2010年11月11日
「アニメーションの制作者「以外の」人間がどんな知ったかぶり・・・」つまりK氏がアニメ制作に無知なのは問題ないんですよね?ならK氏はキレられる筋合いにないのでは?
メー @haruhiz 2010年11月12日
ダメダししたk氏グッジョブ!1部ディオが海底に沈まないと3部に繋がらないから、陸が決戦の舞台になっちゃダメなんだよな。
佐倉 大 (北久保弘之) @LawofGreen 2011年10月10日
今頃になって気付いたが、@haruhiz さん、言っとくが、俺が原作第三部を無視するとか辻褄が合わなくなる様なプロット書くと思うのか?機関車はチャンと太平洋に沈めたし、その場所も下調べ済み。
佐倉 大 (北久保弘之) @LawofGreen 2012年1月15日
@kekerek さんへ、えーっと、俺は「スウィッチが入った」ダケで別にキレていません。それと、K氏は仕事の発注者側なので、横からヨイショするアドバイザーとは立場が違います。
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