20140610　提督の存在意義について妄想

遠藤 @enco2001

提督は艦娘の慰安用。艦娘なんぞ多少の個性はあれど海で取れるものなのだから数さえ揃えればいい。ほかの鎮守府のあまりの駆逐艦一隻あたえ、あとは最低限の補給さえしてやれば、たらない分は艦娘を用いて提督が工面する。艦娘には提督が必要だが、「提督」という人物であれば誰でもいいのである。

遠藤 @enco2001

この海より出でたる化け物は、見目こそ麗しい女性が多いが、結局のところ深海棲艦との違いはそれだけで、ひどく我儘である。具体的には、人に指揮され戦うという闘争本能を満たさねば容易に人類に牙を剥く。当初扱いに困った人類は施設に収容していたが、文字通り吹き飛ばされた

遠藤 @enco2001

艦娘は基本的な(DNAに刻まれたか本性か知らぬが)欲求にのみ従って行動する。人に指揮されて戦うという欲求である。人と等しい姿して知能もほぼ変わらぬが、欲求を満たさないとき指揮するはずの人にも躊躇いなく襲いかかり不満を晴らす姿は、世人を恐れさせるにじゅうぶんだった

遠藤 @enco2001

繰り返すが、艦娘は海で取れる。すなわち、質を問わなければほぼ無尽蔵に存在する。その彼女らを人類にとって不利益とさせないのであれば、誰か人をあてがい、戦わせるしかない。幸い、醜く話し合いの余地もない深海棲艦がいて、艦娘もこれと戦うことを喜んだ

遠藤 @enco2001

あとは生贄として適当な人物を「提督」にたてるだけである。もちろん、こうした任務に正規の軍人はつけられない。世の物好き、あるいは爪弾きものを「徴用」している。艦娘の整備などは、艦娘のあるところ自然とわく「妖精」が進んで取り仕切る。素人のでる幕はない。

遠藤 @enco2001

この提督の役割は艦娘の精神安定剤にほかならない。極端な話、提督は戦闘に関わらないし、鎮守府の運営も子供でもできるような簡単な書類仕事しかない。誰でもできるからこそどうでもいい、価値のない人間をあてていた。

遠藤 @enco2001

提督が戦闘に関わることといえば「進撃」「撤退」の判断ぐらいだが、いくらでも補充のきく艦娘であれば全滅したところで問題はない。だいたい彼女らは戦狂いで、戦えるのであれば地の果てまで喜んで進軍するような存在である。命令さえすればすべて水漬く屍となろうとも厭わないだろう

遠藤 @enco2001

つまり、提督の判断に意味はない。局地的な勝利や敗北はあろうが、深海棲艦も艦娘も次々に生まれ、形なく海を漂う。たった数隻の「艦隊」よりも数十数百の「鎮守府」が勝利をおさめれば、最終的には問題ない。 軍事的に、提督に求められる資質はなにもない。

遠藤 @enco2001

提督は艦娘の慰安役である。指揮を受けたがる性質を直接的に解消する役割もそうだが、また文字通りの慰安をせねばならないこともある。指揮を受けたがるということは基本的には人に好意的であり、どうも「提督」には好感を持ちやすいらしい

遠藤 @enco2001

彼女たちは人を司令官として迎え入れるが、忠誠を誓っているわけではない。戦闘欲求が満たされぬ、あるいは後述する独占欲が叶えられなければ、刃向かうことは珍しくない。いってみれば、餌付けされた猛獣なのである

遠藤 @enco2001

戦闘という餌をくれる人間に懐き、また人を可愛がる性質から甘えるが、気が変われば惨殺する。彼女たちは人の個人を見られないゆえに「提督」であれば誰でも気にしない。ちょうど、ペットに興味がない人間が文鳥の個体差をわからぬようなものだ。艦娘は人間に、戯れに懐いているといっていい。

遠藤 @enco2001

そのくせ女性的な立ち振る舞いをするものだから、艦娘を運用しだした当初は、この距離感を掴みきれず彼女たちに深く入れ込み、制御しきれなかった海軍軍人が何人もあった。現在まっとうな職業軍人が艦娘にかかわらないのはそういった理由がある。

遠藤 @enco2001

現在の提督は使い捨て、艦娘の戦闘欲と女性的な喜びを一時的に満たす道具でしかない。 とはいえ、大半の提督は社会で行き場のないものたちであり、艦娘が見目麗しい女性であることに違いはない。双方の欲求が一致する限りは、幸福な時間を過ごせるだろう。

遠藤 @enco2001

艦娘の二大欲求の片割れ、「女性的な欲望」。これは大きく分けてさらに二つの欲望からなる。一つはわかりやすく性欲。人の腹から産みいだされぬ化け物なれど、ほぼ人とかわらぬ構造して、同じように人が利用できる性器を備えている。もっとも、あまたのケースからひとりとして孕んだ艦娘はない。

遠藤 @enco2001

もう一つが独占欲、気に入った「提督」(といっても彼女たちは提督の名前がつく人間はおおよそ気に入るが)を女性的な観念で自身に縛り付けたがる傾向がある。現役提督はこれを「愛」と呼ぶが、お気に入りのバッグを常に持ち歩きたがる女性を思い出すのがおおよその感想だろう

Бакаямя(28) @zakuwara06

あっ艦これマッチョ妄想おじさんがまた語ってる

遠藤 @enco2001

通常、よほど変わった運用をしない限り、鎮守府には百をこえる艦娘がいて、それぞれ大なり小なり提督を自分の着飾るのに連れ出そうとする。提督はお気に入りのアクセサリーにしてアダルトグッズであり、取り合いになるのも珍しくない

遠藤 @enco2001

お気に入りの無力なペットがむくれて主人の手を払いのけるくらいであれば心広い人間は許容するだろう。だが、そのペットが露骨に吠えたて、噛み付いたとすれば、処分されるのは間違いない。それが保健所に持ち込むか、艦娘が自身の力で吹き飛ばすかの違いはあれど。

遠藤 @enco2001

心せよ提督よ。お前は戯れに多少のやんちゃも許されるペットにすぎない。彼女たちの御心にそぐわねば、たちまち打ち殺されるのだ。

遠藤 @enco2001

まあ、艦娘たちとの関係をうまく維持できるのであればこれほど素晴らしい居場所もない。繰り返すが彼女たちは見目麗しい女性であり、そこにいる限りは衣食住も保証される。気まぐれで殺される危険があるが、悪い立場ではないだろう。

遠藤 @enco2001

あまり対人関係のうまくない提督がいた。複数の艦娘と深い仲になったが、結局、使用される関係をうまく取り持てず、癇癪を起こした艦娘に殺された。他の艦娘はお気に入りのおもちゃん壊した彼女を責めたが、それだけだった。数日して新しい提督が補充され何事もなかったように彼女たちは彼を受け入れた

遠藤 @enco2001

終わり。

遠藤 @enco2001

僕もはよリアルに鎮守府に着任して、金剛ちゃんたちとイチャイチャしてえ。

Бакаямя(28) @zakuwara06

結局それやん