研究紹介7 疲れはてると本当のことなんて言ってられない Journal of Experimetal Social Psychology, 2009

研究紹介のまとめ。
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欺瞞的コミュニケーション研究会(考え中) @D_research_team

疲れ果てると本当のことなんて言ってられない:自己統制資源の枯渇と嘘 【Too tired to tell the truth: Self-control resource depletion and dishonesty】 ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/P…

2014-06-10 16:22:05
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前回のツイートで、得られるかもしれない利益を失ってしまう状況で嘘をつきやすくなるといった研究を紹介させていただきました。

2014-06-10 16:22:52
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ちなみに文献はこちら。 嘘をつくときの状況要因とパーソナリティ要因 【Situational and dispositional determinants of intentional deceiving】 goo.gl/iuMX6t

2014-06-10 16:25:01
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今回の研究は人の内的資源である自己統制資源(self-control resource)が利己的な嘘をつく行動に与える影響を検討しています。 2つの実験を行った結果、自己統制資源が枯渇してしまう(depletion)と、利己的な嘘をついてしまうようになっていました。

2014-06-10 16:25:17
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自己統制資源の枯渇のために実験1では特定の文字を使用しないエッセイの作成、実験2ではストループ課題を用いています。これらの課題は先行研究で使用されているようです。 実験課題は、実際の成績よりも高い成績を報告することができる状況を設定し、利己的な嘘をつくかどうかを調べています。

2014-06-10 16:25:39
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興味深い点は、実際の行動と想定された行動に乖離があることです。追加実験で、ストループ課題を実施させた後に、実験2で行った実験課題を説明して、そのような状況におかれたら嘘をつくかどうかを聞いています。

2014-06-10 16:25:57
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自己統制資源が枯渇した状況でも想定された行動では、ほとんどの人が嘘をつかないと考えていました。しかし、実際にはほとんどの人が嘘をついてしまっています。

2014-06-10 16:26:12
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この乖離は非常にやっかいです。そもそも嘘をつくことを想定していないので、自己統制資源が枯渇している時の嘘をつくことに対する誘因は非常に強いものになるだろうと著者たちは考察しています。

2014-06-10 16:26:22
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自己統制資源は、自己制御資源(self-regulation resource)とか実行機能(executive function)とかと違うようです。ここら辺は不勉強で、どのような関連があったり、概念的・機能的違いがあるのかはわかりません。

2014-06-10 16:26:59
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これらの関連性などをまとめた文献を知っている方はいらっしゃるでしょうか?もし知っていたら文献情報を教えていただけると、かわうそくんが小躍りして喜びます。うそちゃんは飛びます。

2014-06-10 16:28:16