- adenoi_today
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という訳で、セーラームーン仕切り直しで1話から視聴。折角なので久々に感想備忘録化させておこうという結論に達したので1話ずつ感想ツイート。
2014-06-13 01:14:28セーラームーン第1話。で、いきなりセラムン話から逸れるのだが、昨年ヴァルヴレイヴの第1話が放送開始した際に、そのツッコミ所満載っぷりから「ロボットアニメの第1話に求められるものとは?」という議論が一部で活気づいたのは記憶に新しい。
2014-06-13 01:16:47そしてそこから「ガンダムの第1話はやっぱり凄い」「流石伝説の始まり」という意見が散見できたのだが、同じく「伝説の始まり」としての地位はあるであろうセーラームーンの1話の印象はと言うと、実は案外チグハグ感が多い。
2014-06-13 01:17:38セーラー戦士というトンチキな設定にしても敵の正体や目的にしても特に説明は無く、突然何の脈絡も無く現れるタキシード仮面のインパクトに至ってはギャグの領域に等しい。正直言って話の展開1つ1つに論理的な説得力は極めて薄く、話の構造そのものは変身ヒーロー物のお約束に頼った印象が強い。
2014-06-13 01:19:53しかしそんなお約束的な物語構造の中で、突飛な設定とビジュアルのアバンギャルドっぷりは今見ても(今だからこそ?)凄まじいインパクトで、むしろそちらに全エネルギーを投入する為に敢えてお話自体はオーソドックスで良いという判断だと思った方が多分正解。
2014-06-13 01:21:08こうした作り方は典型的な「パロディ」の手法だ。と言うより、わざわざ物語構造がどうこう偉そうに分析するまでも無く、そもそも「セーラー服美少女戦士が悪の怪人達を退治」というコンセプト自体が変身ヒーロー物に対する色物パロディ企画に他ならないのだ、という事を再認識する必要があるのだろう。
2014-06-13 01:23:38と、ここからセーラームーンとの比較の為をいう名目でライジンオー第1話の魅力をとくとくと語る方向に行きそうになったが、流石に話が逸れ過ぎなので止めておく。
2014-06-13 01:25:42で、モノのついでに更に話を逸らすと、その対極として「ザンボット3=まどかマギカ」があるという話もしようと思えば出来る。めんどいからしないケド。
2014-06-13 01:26:48そうそうザンボット3と言えば、今話のうさぎの「良いなあセーラーVちゃんなんて、テストは関係無いし悪者退治ってスカッとしそうだし」はザンボット第1話の「お前、戦闘機に乗りたいって言うっとったじゃないか。だから載せてやったんじゃ」を連想しない訳にはいきませんよね!
2014-06-13 01:30:01グダちんさんのザンボット感想ホント素晴らしいと思う(ステマ)/無敵超人ザンボット3「1~3話」まどマギを35年前に超越 - 玖足手帖-アニメ&創作- d.hatena.ne.jp/nuryouguda/201… d.hatena.ne.jp/nuryouguda/201…
2014-06-13 01:31:14他特筆すべき点と言えば、問答無用のダメキャラっぷりを見せつけてくれる月野うさぎのキャラ性だろうか。朝寝坊→母親に責任転嫁→遅刻して廊下に立たされる→廊下に立ったままで早弁敢行→叱られて赤点の答案をつきつけられる と開始5分の時点で既に完膚無きまでにキャラを立てている辺り見事。
2014-06-13 01:33:26ここまで清々しいダメキャラというのも何だか妙に懐かしく、不思議に心地良い。最近の子らって何だかんだで皆良い子ちゃん達が多いよね。と、妙に時代性の変化について考えさせられる。
2014-06-13 01:35:09そして「時代性の変化」を感じさせるシーンと言えば、何と言っても宝石店のバーゲンでの「パパにおねだりしちゃいなさいよ」「でも赤点とっちゃったしなー」という主人公達の会話が強烈だ。ここに大きな時代格差を感じさせられるのは私だけではあるまい。
2014-06-13 01:37:08おそらくこれ以降も「時代性の変化」をかなり中心軸にして感想展開させてく事になる予感はする。が、過去の魔法少女(魔女っ娘)モノ全然知らんから、そこら辺との比較できないので、あんまり深い考察はできそうもないのが少しお恥ずかしい。
2014-06-13 01:38:53もし本気で「戦う変身ヒロイン」について時代の流れを考えるのなら、本当は特撮からの流れを考える必要があるのだろうが、まあそこら辺は当時から色んな人がちゃんと書籍化してるのではなかろうかとも思うのでまあ良いか。
2014-06-13 01:41:19んー、とりあえずこんな所か。もうちょいサラッとした感想にしようと思ってたんだが、なんか割と本気で書いてるなあ俺。まあ最近ちゃんとした長文書いてなかったので丁度良いかね。とりあえず1話の感想はこんなもんで次回に続く。
2014-06-13 01:43:09あー、あとこういう作風ならホントはもっと絵や音楽に関する分析しないと片手落ちなんだろうけど、そこら辺も苦手な人だしなー。
2014-06-13 01:45:00セーラームーン第2話。冒頭のうさぎちゃんのナレーションからいきなり「不満タラタラ〜」→「ま、なんとかなるなるっ!」のコンボの見事さに笑う。そして間髪入れずに 寝坊→責任転嫁→遅刻 と1話を踏襲するダメ人間っぷりの強調にもう一笑い。
2014-06-15 22:23:05「恋の占い」を話の軸に進む今回だが、モブ風クラスメイト男子に想いを寄せられたり、ゲーセンの優しい店員のお兄さんにドキドキしたり、「意地悪なアイツ」と着々とフラグを立てたり、と主人公周りの恋模様が描かれる。
2014-06-15 22:24:59が、真面目に恋愛模様を描こうとしていると言うよりは、恋いに恋する少年少女のドタバタ劇、といった趣きで、冒頭ナレーションと同様どこか全達的に「頭が軽い」感じ。
2014-06-15 22:27:52もしも今プリキュアで似たようなプロットであれば、主人公達は敵キャラに対してもっと大真面目に「人を好きになる大切な気持ちを弄ぶなんて!」と怒りをぶつけてたりしたと思うんだ。
2014-06-15 22:29:01言うなれば、80年代の所謂「おもしろ主義」をそのまま継承していると思えば良いのだろうか。個人的にはこの「軽さ」がなかなかツボで、そこら辺やはり私もそういう世代の人間なのかなあと思わせられる。
2014-06-15 22:29:56個人的にシーン単位で注目しておきたいのは、元々は「純情だから何も言えない」はずだった海野が、なんか勘違いしたプレイボーイ化してキスを迫ってきたのに対し、うさぎが「そんな海野大嫌いー!」とワンワン泣き出す場面。
2014-06-15 22:31:26