探偵ボール

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ぴよらっと @piyorat

今探偵ボールっていうクソスポーツのこと考えてるんでちょっと待って

2014-06-12 23:08:59
ぴよらっと @piyorat

探偵ボールを寝ながら考えてましたがボールの部分がどう考えても邪魔

2014-06-13 07:07:25
ぴよらっと @piyorat

23世紀、月。犯罪の絶えた世界で、探偵達は被差別職業としての生活を余儀無くされていた。そんな探偵の家系に生まれついた数多=クリフォードは、ある日スラム街の奥へと消えていく姉の姿を目撃する。姉を尾行してたどり着いたそこは、『探偵ボール』のコロシアムだった……!

2014-06-13 07:18:31
ぴよらっと @piyorat

探偵ボールはスポーツです。 探偵は助手と二人でチームを組みます。先に20ポイントを獲得する、もしくは相手チームを『真犯人』であると確定させた時勝利します。試合はシュレディンガーフィールドと呼ばれる『未確定事件』の詰まったフィールドで行われます。 ここにはNPCが何人か存在します。

2014-06-13 12:08:24
ぴよらっと @piyorat

まずは事件フェイズです。NPCが死にます。NPCが一人死んだ所から探偵開始(ゲームスタート)。捜査フェイズが始まります。 捜査フェイズでは、各プレイヤーはフィールドに置いてある証拠を、ボールの形にして保存することができます。30分が経つと、捜査フェイズは終了、解決フェイズに。

2014-06-13 12:12:12
ぴよらっと @piyorat

解決フェイズでは、操作フェイズで集めたボール(証拠)を相手チームの守るゴールに叩き込みます。20つの証拠が揃い、犯人を確定させたらその時点でゲームは終了します。犯人が確定しなかった場合、あるいはNPCが全滅した場合SHOW DOWN! 探偵と探偵の一騎討ちが始まります。

2014-06-13 12:15:06
ぴよらっと @piyorat

伏線なしの推理はオフサイドという反則になり得るので、捜査フェイズではボールの確保のみならず伏線を張るのも大切です。

2014-06-13 12:24:47
ぴよらっと @piyorat

あ、ボールは蹴っても投げてもラケットで打ってもいいです。ラケットは探偵ラケットという公式ラケットを使います。ボールがゴールに入るたび、1点獲得します。

2014-06-13 12:31:06
ぴよらっと @piyorat

「探偵能力《夏に消え去る凶器》! 凶器はつららだった! だから現場に凶器は残されていない!」 #twnovel #探偵ボール

2014-06-14 00:15:29
ぴよらっと @piyorat

解決フェイズの開始と同時に、ミランダはボールを相手ゴールに向かって投げつける。その勢いを殺さず回転し、続けざまに宙にトスした二つのボールをラケットで打ち込んでゆく。銀の長髪が流れ、遅れて、会場が歓声に沸く。 #twnovel #探偵ボール

2014-06-14 00:15:55
ぴよらっと @piyorat

ミランダには聞こえない。そんなものに耳を傾けている余裕はない。探偵ボールという競技は集中力の削り合いだ。だからこそ、相手が集中する前に倒しきる……それが、ミランダの戦術だった。開始後僅かな隙こそが、ミランダが最も集中しなければいけない時間帯だった。 #twnovel #探偵ボール

2014-06-14 00:16:30
ぴよらっと @piyorat

『出た! 《雪女》北原=ミランダの速攻戦術だァ! 捜査フェイズでの遅れを取り返す、圧倒的な速度での連撃! 開始三秒で三ポイントを獲得ゥ〜ッ!!』 #twnovel #探偵ボール

2014-06-14 00:16:53
ぴよらっと @piyorat

ポイントとなった場合、その推理を覆すことはできない。シュレディンガーフィールドは曖昧でどうとでもなる事件しか提供しないからだ。探偵ボールにおいて、探偵は、事件を解決する存在ではない。事件の形を己が望むがままに創り上げる存在となるのであった。 #twnovel #探偵ボール

2014-06-14 00:17:25
ぴよらっと @piyorat

「ミランダさん、いけますよ! このまま押し切りましょう!」 子供のようにはしゃぐ助手を尻目に、優位に立っているはずのミランダの表情は曇っていた。 #twnovel #探偵ボール

2014-06-14 00:17:53
ぴよらっと @piyorat

「読んでた、って顔ね? 《密室卿》舘野=パーシヴァル」 ミランダのボールにまるで反応しなかった探偵が、投げかけられた言葉に漸く反応し、薄い笑みを浮かべる。 #twnovel #探偵ボール

2014-06-14 00:18:38
ぴよらっと @piyorat

「あいにくボクは安楽椅子型探偵でね。ちょこまかと動き回るのは苦手なんだ……動けなかっただけだよ、ミランダ嬢」 『その癇に障る口調をやめろー!』 『お呼びじゃないのよ! ヘボ探偵!』 『アポイントはお取りですか? 帰れ帰れ!』 #twnovel #探偵ボール

2014-06-14 00:19:05
ぴよらっと @piyorat

パーシヴァルのキザな台詞に会場のボルテージが上がる。探偵の首にはピンマイクが仕込んであり、小さな囁きであっても会場内の全域に響き渡るようになっているのだった。 #twnovel #探偵ボール

2014-06-14 00:19:51
ぴよらっと @piyorat

「さてーーそれでは反撃といこうか」 ミランダの先制攻撃も、会場の罵声もパーシヴァルの笑みを崩すことはなかった。手練れの探偵……ミランダは頬に汗が伝うのを感じた。しかし、あくまでも動揺していないように語りかける。 #twnovel #探偵ボール

2014-06-14 00:20:31
ぴよらっと @piyorat

「反撃? 今の攻撃に反応できなかった貴方が、どうやって反撃できるというのかしら?」 「くだらない探偵ポイントの取り合いだなんて無粋だよ。ここはSHOW DOWNで決着を付けようじゃないか」 「何を勝手なことを……!」 #twnovel #探偵ボール

2014-06-14 00:21:13
ぴよらっと @piyorat

笑みをたたえたままのパーシヴァルに、ミランダが苛立ちを覚えたその瞬間。 「ミランダさん! 戻って!」 パーシヴァルの後ろに影のように控えていた助手が、突然、豹のように宙に跳んだかと思うと、ボールを投げつけた。 #twnovel #探偵ボール

2014-06-14 00:21:47
ぴよらっと @piyorat

「しまっ……!」 ミランダの反応は間に合わない。失点。そして、密室卿が取ってくる証拠とは、当然ーー 「探偵能力(ディテクティブ)オン……囲え《密室卿》。そう。この被害者が殺された現場は、当時密室だった、ということさ」 #twnovel #探偵ボール

2014-06-14 00:22:14
ぴよらっと @piyorat

このスポーツわけわかんねえ

2014-06-14 00:24:45
のこ @nokonoko13

ああ、ミランダさん……好きな探偵だったのに、ここまでか… #探偵ボール

2014-06-14 00:26:43
ぴよらっと @piyorat

探偵ボールまとめメモ ・探偵は助手とタッグを組みシュレディンガーフィールドで戦う。20ポイント獲得するか、相手探偵を犯人だと証明したら勝ち。 ・助手のIQは120以下でないといけない。 ・シュレディンガーフィールドは試合毎にテーマが変わる。ミランダ-パーシヴァル戦は『陸の孤島』。

2014-06-14 00:32:11
のこ @nokonoko13

陸の孤島とか、あからさまに《密室卿》有利じゃないか!ひどい! お呼びじゃないのよ! ヘボ探偵!#探偵ボール

2014-06-14 00:35:08