ドラえもんのび太と鉄人兵団感想

映画「ドラえもんのび太と鉄人兵団」の視聴感想です。旧版・新版ともに触れる予定で原作の漫画も少々含めています。ロボットものとしてのスタンスでの感想です。
アニメ ドラえもん 藤子・F・不二雄 ザンダクロス のび太と鉄人兵団 80年打アニメ 10年代アニメ
3
名無し・A・一郎(再) @nanashiborger
とりあえずのび太と鉄人兵団について少し……ちょっと藤子F先生の超合金ロボの件から新旧共に見てみようかなぁと冗談でふと呟いたら、つい実際に借りてしまって視聴していた。そして原作漫画についてもちょっと急遽購入して読んだ。
名無し・A・一郎(再) @nanashiborger
どうでもよいが、今の書店ではドラえもんの漫画本を取り扱っていない場合もある事を知って実は結構驚いてしまった。3件新刊書店の本屋を探してみたが規模の小さい2件ではドラえもんの漫画本が置いていなかったという。
名無し・A・一郎(再) @nanashiborger
それはそうと鉄人兵団について。原作についてはとりあえず今回触れる旧版と大まかな点では似ているので絡めながら触れていこうと思う。いずれにせよ久々にドラえもんを見た、まさかこのシリーズでドラえもんを取り扱うとは思ってもいなかったものだった。
名無し・A・一郎(再) @nanashiborger
とりあえず鉄人兵団を端的にサラリと述べてしまうと「無機質な世界で繰り広げられる男同士の戦い」に「潤いを与えた女の愛」という事になるかとは思う。
名無し・A・一郎(再) @nanashiborger
これは何かになるのだが、鉄人兵団については現実世界の出来事ではなく鏡のように現実が映された鏡面世界で戦いが繰り広げられる。町並みは同じだが生物が全く存在していない。
名無し・A・一郎(再) @nanashiborger
のび太達がその鏡面空間でメカトピアから送り込まれた巨大ロボット・ザンダクロスを組み立てて自分達のおもちゃのように乗りまわすのが序盤。現実で巨大ロボットが泳いだりバレエを踊ったりアクロバットを決めたりすると周囲からすれば大問題だがそこには人がいない。
名無し・A・一郎(再) @nanashiborger
いわば鏡面空間は子供たちが巨大な兵器で遊ぶ場として用意された無機質な空間であるといった所。そして知らなかった事もあるが誤ってレーザー光線を放ってビルを破壊してしまう描写が披露されたが、現実でそれをやってしまったら大惨事だろう。
名無し・A・一郎(再) @nanashiborger
そして、そのザンダクロスがメカトピアの兵器でもあり、彼らが人類を奴隷として狩る為に鏡面世界を本拠地とする。ここでロボットが人類を支配する目的が確立される事となるが、ドラえもん達もまたザンダクロスのコンピューター・ジュドを改造する。 pic.twitter.com/MA3BZ6KYRf
拡大
名無し・A・一郎(再) @nanashiborger
このシーンが結構さりげなく展開されているが、ジュドは「体返せ!」と言っている身でありそんな彼に対してドラえもん達がジュドを改造しよう、見た事のある部品に変えれば大丈夫だと結構楽しそうに言ってしまう所はまた人類がロボットを支配する構図が成り立っている。
名無し・A・一郎(再) @nanashiborger
@METHIE34 そうかもしれないですよね……あれが本当にひどすぎるというのか。アイディアファクトリーのOVAのクオリティはいろいろな意味で凄いですね……
名無し・A・一郎(再) @nanashiborger
そして後にこのメカトピアは人類を見捨てた神によって誕生したロボットたちの子孫であり、その子孫たちが支配階級を生み出した後、被支配階級の蜂起で奴隷制度がなくなった時に人類を奴隷としてロボットが支配しようとの概念が誕生した訳だが……
名無し・A・一郎(再) @nanashiborger
これについてしずかちゃんは人間の歴史と同じねとサラリと言う。平等の建前に結局差別が発生してしまう点については人間もロボットも同じ。鏡面世界で人間を支配しようとするロボットも、現実世界でロボットを支配する人間もまた同じであり……。
名無し・A・一郎(再) @nanashiborger
その支配を望む者同士が鏡面世界で激突する訳だが……ここで特筆すべき所としてはしずかちゃんの存在ではないだろうか。彼女がこの鏡面世界で終始戦わずリルルに対して愛を示した事が物語に潤いを与えてくれるかと(いや、男同士の対決も結構面白いのだが……)
名無し・A・一郎(再) @nanashiborger
鉄人兵団でしずかちゃんが戦っていたとなればこの作品のテーマが崩壊していた恐れがあるかもしれない。鏡像世界で彼女は窮地に陥った時にもミクロスやのび太に助けられるパターンであり、本人は全く手を出さない。実際リルルから攻撃を受けた際も彼女は受け身のままであり……
名無し・A・一郎(再) @nanashiborger
自分が命を救ったリルルに対して一度攻撃された際にもう、知らない!と言うものの「結局はほおっておけない」とリルルを常に愛を注いでいた。しずかちゃん曰く人間は時に理屈に合わない事をするとさらりと言うが、その理屈で割り切れない感情として愛がクローズアップされている。
名無し・A・一郎(再) @nanashiborger
また最終的にもこの戦いを終わらせたものはドラえもん達やザンダクロスの力でもなく、しずかちゃんとリルルがメカトピアの生みの親へ愛の心を生み出すロボットへ与えるように告げる事であった。
名無し・A・一郎(再) @nanashiborger
最終的に鉄人兵団の面々は3万年前の神が自分のご先祖様に愛をインプットされた事で歴史の改編の影響で一瞬にして消滅してしまう。これは武力で本拠地を壊滅させるような事では決してできない終わらせ方であり……
名無し・A・一郎(再) @nanashiborger
これには無論タイムマシン等の存在もあるが乾いた世界にしずかちゃんとリルルの愛が結果的に奇跡を巻き起こして戦乱を終結させたとの物語ではないだろうか。現実的に起こらない奇跡を引き起こした者が愛という理屈では割り切れない感情だったかと……。
名無し・A・一郎(再) @nanashiborger
ちなみにこのメカトピアの歴史改変に関しては原作とアニメでは微妙にニュアンスの異なる部分もあるのが面白い。原作は作られるロボットに対してシビアに、アニメではロボットを変えていく愛の描写に重点が置かれている所だ。
名無し・A・一郎(再) @nanashiborger
アニメではカットされた部分としてはロボットたちは”競争回路”と呼ばれる回路によって現在のような支配階級が発生したと触れられている。神曰く”みんなが競い合えばそれにつれて社会も発展していく”とのことだが間違えてしまえば”弱い物を踏みつけ強い者だけが栄える世界になる”ような回路だ。
名無し・A・一郎(再) @nanashiborger
ここの点はさらなる高みを目指すと書けば聞こえはよいが、人間も高みの為に手段を選ばない所がある。人間に代わって世界の長になるはずだったロボットもまた完璧を目指そうとしたら結果的に人間に似てしまうという皮肉な事態を描いている。
名無し・A・一郎(再) @nanashiborger
また原作ではアニメではカットされたリアルものっぽい台詞回しが多い。リルルの台詞で「地球の戦いに絶対必要な基地」との台詞があるが原作ではその前に「本営、兵員宿舎、整備工場、倉庫など……」と述べられている。
名無し・A・一郎(再) @nanashiborger
またメカ救急箱でも「人間の薬みたいに塗るだけで分子が増殖し、欠けた部品を復元する」との台詞がアニメ版だが、原作では切れた配線、ねじれたシャフトなどより理系っぽい台詞が補足されている。
名無し・A・一郎(再) @nanashiborger
その理系な感覚もあるが、原作版は意外とドラえもんやのび太達にもやや冷めたような雰囲気で描かれている。アニメ版では登場人物のテンションが小学生らしく高いが、こっちは達観した大人のような言動を見せてきたり。
名無し・A・一郎(再) @nanashiborger
冒頭の巨大ロボットが欲しいとダダをこねるのび太にドラえもんは何処か言ってしまう描写があるが、原作ではそんな無茶な願いに対して呆れて涼みに行ってくるとの所だが、アニメでは無理と言ったらのび太にボロクソ言われて飛び出してしまうといった感じと雰囲気が若干異なる。
残りを読む(64)

コメント

ログインして広告を非表示にする
ログインして広告を非表示にする