プログラム科学とエスノメソドロジー

第83回日本社会学会で行われた吉田追悼部会の復習をかねてトゲッてみました。ちなみに初トゲりです。「誰でも編集可」ですので、不備などありましたら訂正・編集をお願いします。 以下に、学会前に予習として書いた入門的な日記があります。こちらもご参考までに。  http://d.hatena.ne.jp/ebita_daigoro/ 「吉田理論の提起したもの――批判的検討」についての予習
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檜山 平 HIYAMA Osamu @Heterologie

日本社会学会大会。吉田理論の提起したもの・批判的検討という部会なう♪私にとっては、今年の大会で最も大切な部会。私は、故・吉田民人先生の弟子ではない。授業も受けていない。だが、吉田先生は私の論文の合評会をわざわざ開いてくださり、強い励ましの言葉をくださった。一生忘れない。

2010-11-06 16:07:15
檜山 平 HIYAMA Osamu @Heterologie

吉田民人先生追悼部会の感想。 #nissha83 エスノメソドロジーと吉田プログラム科学が本質的に相容れない(西阪仰先生)ならば、どちらかが間違っていると考えず、エスノメソドロジーと吉田プログラム科学という二つの学問分野の社会的分業を考えても良いのではないか。

2010-11-07 05:01:29
檜山 平 HIYAMA Osamu @Heterologie

吉田理論部会の感想。 #nissha83 「事前に+書かれたもの」というprogramの語源通り、吉田プログラム科学が事前主体選択に親和的で、事後選択(試行錯誤)による秩序の創発・変動を十分に扱い得ないならば、吉田プログラム科学と相互補完的な科学を構想すれば良いのではないか。

2010-11-07 05:02:10
檜山 平 HIYAMA Osamu @Heterologie

様々な学派(schools)どうしの争いと、様々な学問分野(disciplines)による社会的分業とを分ける基準は何か?どのような場合に争うべきで、どのような場合に分業下で協力し合うことがより生産的なのか?吉田理論部会の間中、ずっとそのことを考えていた。 #nissha83

2010-11-07 05:45:55
檜山 平 HIYAMA Osamu @Heterologie

日本社会学会吉田理論部会に関する私のツイートに対して、黒石晋先生からコメントをいただきました。→リンク先ブログ記事のコメント欄(PCアクセスの場合はページの下の方、携帯アクセスの場合はページの上の方)→ http://bit.ly/dgAAGA 私のブログは読まなくていいです。

2010-11-09 13:50:31
縮限 @contractio

まぁ吉田理論は間違ってるからしょうがないですよ。 RT @Heterologie: *。 #nissha83 *、どちらかが間違っていると考えず、エスノメソドロジーと吉田プログラム科学という二つの学問分野の社会的分業を考えても良いのではないか。

2010-11-10 20:37:09
檜山 平 HIYAMA Osamu @Heterologie

.@contractio 吉田理論はどこが間違っているのか、教えていただけましたら勉強になります。よろしくお願い申し上げますm(_ _)m

2010-11-11 00:49:00
縮限 @contractio

@heterologie 「間違っている」はヘンですな。撤回して訂正:「そもそも間違ってるとか正しいとかいえる理論ではない」で ひとつ。 (この点は、当日登壇者の多くが指摘しておられましたけれどもね。)

2010-11-11 00:51:35
檜山 平 HIYAMA Osamu @Heterologie

.@contractio 吉田理論は未だ「分類学」だから「そもそも間違ってるとか正しいとかいえる理論ではない」ということでしたら、概ね同意します。ご本人も自覚されていた。吉田理論は実証的な経験科学ではないというご批判でしたら、社会理論というものををどう考えるべきかという話ですね。

2010-11-11 01:30:33
檜山 平 HIYAMA Osamu @Heterologie

.@contractio ていうか、酒井泰斗・小宮友根「社会システムの経験的記述とはいかなることか」を読まなければならないと思いつつ、入手しておりません。通販か http://bit.ly/as0Hi1 所蔵図書館 http://bit.ly/cfIoJo に複写依頼するか。

2010-11-11 04:33:03
縮限 @contractio

@Heterologie よろしくおねがいします( ^ ^ )/

2010-11-11 08:08:30
縮限 @contractio

@Heterologie 仮に「分業」をいうのだとしたら、まず少なくとも双方の仕事が はっきりしていないといけません。 ところが、吉田さんは「現象を 諸プログラムの効果として捉える」というポリシーを、それが実際のところ具体的にはなにをすることなのか、ちっとも言ってない、

2010-11-11 08:13:50
縮限 @contractio

@Heterologie と盛山さんも指摘していましたよね。 この点については どう考えておられますか?

2010-11-11 08:14:42
檜山 平 HIYAMA Osamu @Heterologie

.@contractio 盛山先生のおっしゃる通りだと思います。活字になった吉田理論は未完成の代物で、その先の(分類ではない)様々なメカニズム(固有法則性)の解明や、様々なプログラムの内実について、研究が展開されるものと思っていました。遺稿は遺されていないのでしょうか?

2010-11-11 10:43:03
檜山 平 HIYAMA Osamu @Heterologie

.@contractio 吉田先生のご遺志を継ぐとは、様々なプログラムとその効果を実際に解明することだと思います。例:スウェーデンの男女平等はミュルダールのプログラムの効果。日本の性別役割分業は、政財界のプログラムと「主婦フェミニズム」のプログラムの相互促進的効果。

2010-11-11 11:20:14
縮限 @contractio

@Heterologie 私も盛山さんの指摘は正しいと思いました。 で、一方で、吉田さん自身は、社会学は法則科学ではなくてプログラム科学になるべきで、かつ、現時点でそういう研究をしているのはEMだ、と言ってたわけです。

2010-11-11 12:01:43
縮限 @contractio

@Heterologie だとすると、「吉田理論の継承」は、「EMみたいな研究」をすることで果たされるはずです。私はそれでもいいですがw、その点、檜山さんとしてはどうなんでしょう(^_^?

2010-11-11 12:02:09
縮限 @contractio

@Heterologie ところが他方で、まさにその [1] 「プログラム」なるものの身分がどういうものであり、[2] 「それを研究するとはどういうことなのか」という点で、吉田さんと西阪さんは見解が分かれた、というのが西阪さんの報告でした。

2010-11-11 12:02:43
縮限 @contractio

@Heterologie そうである以上は──話は最初に戻りますが──「分業」をいうなら、「EMとは異なる・プログラムの研究」を提出してもらわないといけません。それの当否を判断できるのは、その後のことでしょうね。(そしてその作業は──当然ながら──EMからは出て来ようがない。)

2010-11-11 12:03:18
檜山 平 HIYAMA Osamu @Heterologie

.@contractio 吉田先生がEMを持ち上げ始めたとき正直驚きました。EMをプログラム科学というのは無理があると。 >吉田さん自身は、社会学は法則科学ではなくてプログラム科学になるべきで、かつ、現時点でそういう研究をしているのはEMだ、と言ってたわけです。

2010-11-11 12:22:17
檜山 平 HIYAMA Osamu @Heterologie

.@contractio 吉田理論の継承とはEMみたいな研究をすることではないと思います(笑)私はEMについては勉強不足ですが、EMは他の学派には解明し得なかった数多くのことを解明しつつあり、必要な研究であると確信しています。吉田理論の可能性は別のところにあると思います。

2010-11-11 12:29:12
縮限 @contractio

@Heterologie ただ、西阪さんは──「プログラム科学」はさておき──「プログラム」呼称のほうは認めてましたよね。西阪さんの話からすると、吉田さんのいう「プログラム」とは、EM者が「装置device」と呼ぶもののことだろう、と言っているように聞こえましたが。

2010-11-11 12:29:56
縮限 @contractio

@Heterologie では、檜山さんとしては、そこ──実践・制度・社会秩序などなどにおける「プログラム」とは、EMの研究対象(ex.「装置」)に相当するものである、という判断──においては、吉田さんは間違っていた、と (^_^?

2010-11-11 12:32:37
檜山 平 HIYAMA Osamu @Heterologie

.@contractio おっしゃる通りです。公表された吉田理論に感銘を受けた研究者は、実際に様々なプログラムとその効果を解明してみせる義務があります。今のところ、プログラム科学は、「プログラム科学を研究せよ」というプログラムに留まっていますから。

2010-11-11 12:36:07
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