2014年6月17日

茂木健一郎(@kenichiromogi)さんの連続ツイート第1269回「小保方晴子さんと、理化学研究所」

脳科学者・茂木健一郎さんの6月17日の連続ツイート。 本日は、少し論点を整理したいと思います。
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茂木健一郎 @kenichiromogi

連続ツイート1269回をお届けします。文章は、その場で即興で書いています。本日は、少し論点を整理したいと思います。

2014-06-17 08:07:06
茂木健一郎 @kenichiromogi

おり(1)小保方晴子さんらによって「STAP細胞」として報告された現象が、実はES細胞を混入させた結果なのではないかということを示唆する事実が、いくつか出て来ている。そのことを受けて、共同研究者が会見、STAP細胞現象の根幹が揺らいでいる、と報道されている。

2014-06-17 08:10:02
茂木健一郎 @kenichiromogi

おり(2)小保方晴子さんが、ES細胞を実際に混入させていたのかどうかはわからない(今後、公表されたプロトコルではなく、実際に行ったプロトコルを記録した「裏ノート」でも見つからない限り)。そして、小保方晴子さんご自身が、(これが不正だったとして)それを認める確率は低い。

2014-06-17 08:12:42
茂木健一郎 @kenichiromogi

おり(3)STAP細胞が、実はES細胞なのではないかという可能性は、論理的には、最初から浮かんでいたことであった。小保方晴子さんが、仮に、実際にES細胞を混入してデータをつくっていたとしても、そのことをご本人がお認めになることは、おそらく決してないだろう。

2014-06-17 08:14:01
茂木健一郎 @kenichiromogi

おり(4)過去、高名な化学者による「常温核融合」の実験においても、共著者二人は、あくまでも、投入したエネルギー以上のエネルギーを受け取ることができたと主張し、中性子など、核融合に伴う現象も観察できたと主張、その主張に賛同する研究者も、存在し続けた。

2014-06-17 08:16:03
茂木健一郎 @kenichiromogi

おり(5)小保方晴子さんの「認識」においては、STAP細胞は存在するのであり、ただ、それが他の研究者によって再現できないだけなのである。このようなパターンは、過去に何度も繰り返されてきたことで、その「真実」がES細胞混入なのかどうか、おそらくご本人の口から明かされることはない。

2014-06-17 08:17:34
茂木健一郎 @kenichiromogi

おり(6)小保方晴子さんが再現実験の結果と異なる「認識」を持っているということは、過去何回も繰り返されてきた非典型的な研究のパタン。理化学研究所だけが特別なのではない。従って、理化学研究所 発生・再生科学総合研究センター(CDB)解体は、論理的でも必要でもないと私は考える。

2014-06-17 08:20:13
茂木健一郎 @kenichiromogi

おり(7)一般に、論文の共著者の中に、小保方晴子さんのような非典型的な研究者がいた場合、その瑕疵を共同研究者が見破るのは、難しい。通常の注意を払っていたのであれば、結果としてだまされたとしても、そのことで共著者たちを責めるのは、酷であるし非論理的だと言えよう。

2014-06-17 08:22:09
茂木健一郎 @kenichiromogi

おり(8)次に、理化学研究所のCDBの体質うんぬんであるが、今回の一連の事態の中で、STAP細胞の発表のやり方が、iPSに対する優位性を強調するなど、行き過ぎの側面があったことは否定できない。しかし、成果主義が問題だとか、そういう議論は論理的に緻密でないことは少し考えればわかる。

2014-06-17 08:23:49
茂木健一郎 @kenichiromogi

おり(9)もし一人の非典型的な研究者の「不正」が組織解体につながるのであれば、ハーバードも、ベル研も、東京大学医学部も解体されなければならぬ。理研のCDB解体論は明らかに過剰かつ非論理的であり、小保方さんという非典型的な研究者が引き起こした騒動に対する反応としては不適切である。

2014-06-17 08:25:37
茂木健一郎 @kenichiromogi

以上、連続ツイート1269回「小保方晴子さんと、理化学研究所」でした。

2014-06-17 08:25:59

コメント

sakai @SkiMario 2014年6月21日
「1つの論文に不正が有ったかどうか」あるいは「一人の研究者が不正したかどうか」だけでCDBの解体に言及されてる訳じゃない。この人は何を見てるんだ。
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