2014年6月17日

文章を書いて現代を生きていくということ

書き手にとっての「顧客」は読者なのだから《読者のことを考える》ことが大切という話です。結城メルマガ http://www.hyuki.com/mm/
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結城浩 @hyuki

さてと。そろそろ月曜日の「結城連ツイタイム」のようであります。

2014-06-16 17:27:39
結城浩 @hyuki

現在ハイになっているのは、ここしばらく考えていた新企画の「結城浩ミニ文庫」の話。

2014-06-16 17:28:31
結城浩 @hyuki

「コンセプトにはURLが必要」というおばあちゃんの教えに従い(謎)、URLは用意してあります。 hyuki.com/mini/ これが「結城浩ミニ文庫」のURLです。

2014-06-16 17:29:29
結城浩 @hyuki

でも、そのWebページにはまだ何も情報はありませんけれど。明日配送の結城メルマガで、最近考えている「結城浩ミニ文庫」のことを少し書こうと思っています。 hyuki.com/mm/

2014-06-16 17:30:29
結城浩 @hyuki

現代という時代に物書きが生きていくというのはどういうことなのか。そういうことをときどき考えます。もともと、言葉を紡ぐ人はインターネットとは相性がよい/よかったんですよ。昔からね。

2014-06-16 17:31:54
結城浩 @hyuki

「言葉を並べる技術」を習得した人というのは一定数存在して、それなりに生計を立てることができる/できていた。でも実はその背後には社会が抱えているキャパというか、おおらかさというか、余剰が必要だったのも事実。

2014-06-16 17:33:46
結城浩 @hyuki

雑誌の売れ行きなどを細かく見るまでもなく、インターネットがいろんな経済をぐるぐると変革してしまいました。

2014-06-16 17:34:47
結城浩 @hyuki

では物書きはいなくなったかというと、そんなことはまったくなくて、太古からずっと物書きは生きていた。その時代時代のニーズとインフラを捕まえて(と結城は思っている)。だって、物書きは言葉が好きだから。だれかから命じられるまでもなく、原稿を書き続ける人種だから。

2014-06-16 17:36:04
結城浩 @hyuki

話はそれる。特定のプラットホームや特定のインフラに依存しすぎるのは、物書きとしてはよくない、と結城は思っている。

2014-06-16 17:37:00
結城浩 @hyuki

すごく基本的な流れとしては、書き手(物書き・ライター・著者・作者)と読み手(本好き・読書家・活字マニア)がある。プログラマ的に言えば、Producer と Consumer である。

2014-06-16 17:38:54
結城浩 @hyuki

結城はいつもこの書き手→読み手という流れが基本だと思っている。インフラがととのっていなければ、プラットホームがなければ、書き手は手持ちのレポート用紙でも、ファミレスのナフキンでも文章を書き出す人種です。そして読み手も同様。

2014-06-16 17:40:14
結城浩 @hyuki

つまり、途中にいる編集者、営業マン、書店員さん(なぜか書店員にはさんを付けたくなるなあ)は、非常に重要な働きをしているけれど、それは付加価値であるという意味です。書き手が何かを作り、読み手がそれを受け取る。それが基本形。

2014-06-16 17:41:45
結城浩 @hyuki

結城は決して編集者や営業マンや書店員さん(だからなぜさんづけ)を下に見ているわけではない。この方たちは非常に重要な働きをしている。どんな働き?読者に高品質のテキストを届けるという働き。

2014-06-16 17:42:53
結城浩 @hyuki

すべての活動は「読者に価値を届ける」もしくは(同じことだけれど)「読者にある体験をしていただく」ためにあるのです。たとえば、読者が一人も存在しなければ、執筆も、営業も、宣伝も、POPも、販売も、流通も、まったく意味がない。ですよね?

2014-06-16 17:44:18
結城浩 @hyuki

だから結城はいつも《読者のことを考える》のが大事だと思っている。それがすべての根本を支える価値観なのです。書き手は(一部分は自分のためだとしても)読み手に何かを伝える。何か、何か、広い意味で価値のあることを伝える。体験させる。体験してもらう。それが基本形です。

2014-06-16 17:45:39
結城浩 @hyuki

お金、売上、儲け、利益、……その他どのような表現をしてもいいけれど、実際のところそれは副次的なものだ、と思っています。これはひとつの極論ですが。書き手は必死で読み手に「おもしろいもの」を伝える。読み手は必死で「おもしろいもの」を見つけようとする。ですよね?

2014-06-16 17:47:17
結城浩 @hyuki

書き手と読み手。それをつなぐのが編集者であり営業マンであり書店員さんだと結城は思っている。……あわてて言い添えますけれど、だから著者が一番エライとか、読者が一番エライとかいうのではないです。基本がどこにあるか、という話。その大きな流れを見失うと大きな失敗をします。たとえば。

2014-06-16 17:48:53
結城浩 @hyuki

たとえば、既存の会社組織を守ることを最優先して読者をないがしろにするのはよくないとわかる。読者が失望する方向に舵を切るのはかなりのリスクを背負うというのもわかる。逆に読者が求めているものをきちんと提供できるように体制を整えるならきっとすべてがうまくいく。そういうことをいいたい。

2014-06-16 17:50:49
結城浩 @hyuki

いま書いているのは結城の恒例の連ツイにすぎず、誰かを責めたり、誰かにおべっかをつかおうというわけではありません(まあそんな誤解をする人はいないと思いますが)。

2014-06-16 17:51:42
結城浩 @hyuki

結城はしょっちゅう勢いで連続ツイートをしています。それはたくさんたくさん文章を書くとあたまがハイになってしまい、ある程度連ツイで吐き出さないと壊れてしまうからです(おかしな理屈)。ということで、結城メルマガをまとめている月曜とWeb連載をまとめている木曜に連ツイが多い。

2014-06-16 17:53:03
結城浩 @hyuki

何の話だっけ。……そうそう、だから、執筆・出版・書籍・雑誌……のニュースが昨今よく流れますが、その真偽(成否)を見分ける基準は簡単だと思っている。それは《読者のことを考える》ことで明確になります。その判断、その抗議、その主張、その提案は《読者のことを考える》ものか?

2014-06-16 17:55:21
結城浩 @hyuki

あわてて補足しますが、もちろんバランスは必要です。たとえば「すべての著作は無料にする」のは読者は喜ぶでしょう。でもすぐに出版社がつぶれたり、著者がつぶれたりしたら困りますよね。だから常識としてのバランスは必要。その上で、《読者のことを考える》のが大事です。

2014-06-16 17:56:48
結城浩 @hyuki

著者がちょっと苦労する。出版社がちょっとたいへんになる。というくらいだったら、それを引き受けるべきです。もしもその判断が読者に何らかの価値を提供するならば、ですけれど。

2014-06-16 17:57:53
結城浩 @hyuki

その《読者のことを考える》は、著者だけの話ではない。編集者も、取次も、書店員さんも考えるべき。「自分のこの決定は《読者のことを考える》決定なのか?」ってね。ちょっぴり考えるだけで世界は一変するはず。

2014-06-16 17:59:12
結城浩 @hyuki

なぜかというと、通常会社員は(結城も経験がありますが)、会社の中のロジック、会社の中の常識で行動します(せまいせまいロジックとせまいせまい行動)。いままでこうしていたから、とか。こうしないと会社が困るから、とか。まあいいや。それをちょっとおいて、《読者のことを考える》。

2014-06-16 18:00:50
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