日経サイエンス別冊199 「量子の逆説」の内容と科学雑誌の姿勢について

Masahiro Hotta @hottaqu

これは「普通に考えると干渉は生じないように思える」とあのHPに書かれているが、普通の物理屋は「干渉して当たり前」と思うという意味。⇒「普通考えると」とあるが、多くの他の物理屋はそんなの自明と思っている点。

Masahiro Hotta @hottaqu

谷村氏本人はTW上で、あのトンデモな日経サイエンスの記事やプレスリリースが自分の意図通りであると宣言すべき。そして批判に対して堂々と公開の場で論陣を張るべきかと。

Masahiro Hotta @hottaqu

今のままでは無責任すぎる。

Masahiro Hotta @hottaqu

反省のない人に対して、庇うことはしません。

🐱野尻美保子(1) @Mihoko_Nojiri

自己レスだけど、一粒子の波動関数としては、違う角運動量の固有状態の合成だから、そもそも固有状態とかいってはいかんかったorz RT @Mihoko_Nojiri: うーん、そりゃ干渉するよね。二重スリットにLzの固有状態入れてパターン変えるのは複雑でおもしろいけど

Masahiro Hotta @hottaqu

あの実験では、スリット通過時にマスキングのせいでLzの固有状態（m=±1など）になって出てくるそうです。入射前はいろいろな成分の固有状態の重ねわせですが。そのLzの固有状態同士がスクリーン上の位置に対して干渉したという、当たり前の話で。@Mihoko_Nojiri

Keisuke Fujii @fgksk

@hottaqu @Mihoko_Nojiri 縦横偏光の場合はスクリーンへの射影と交換するので、斜め方向に偏光フィルタを入れて量子消去しないとけない（干渉縞が見えない）ですが、今回は交換しないので、位置への射影（スクリーン自身）が量子消去も担っているということですか？

Masahiro Hotta @hottaqu

@fgksk まず量子消去を今の設定できちんと定義できます？空間自由度とは独立なヒルベルト空間を持つ自由度がない今の場合で。「何」を消去したのでしょう。@Mihoko_Nojiri

Keisuke Fujii @fgksk

@hottaqu @Mihoko_Nojiri 偏光の場合は完全に独立な自由度ですね。スリットの空間的構造をうまく工夫して独立な自由度を作っているというわけでもないんですか？だとしてもスクリーン自身は位置への射影なので、結局は消去しているのと同じですが。

Masahiro Hotta @hottaqu

@fgksk 結局量子消去の定義はこの場合なんですか。これは概念の整理ができていない話だと思ってます。「うまく工夫して独立な自由度を」というのも「位置自由度と、独立な、角運動量自由度」ということだとわけが分からなくなります。@Mihoko_Nojiri

Keisuke Fujii @fgksk

@hottaqu @Mihoko_Nojiri そうですね。きちんとテンソル積で書けるような構造があり、通常の意味でのスクリーンしかなくても、この構造のもとで一方の自由度のフィルタも担っている状況があれば量子消去と同じ状況ですけど、そもそも単に干渉してる、とも言えますね。

Keisuke Fujii @fgksk

@hottaqu @Mihoko_Nojiri 干渉しなものをフィルタすることによって干渉させてこそ、量子消去かもしれませんね。

Masahiro Hotta @hottaqu

@fgksk スリット通過時には位置演算子と角運動量演算子は違うヒルベルト空間に作用すると考え、一方スクリーン上では同じヒルベルト空間に作用する演算子と考えて互いに非可換という見方は一貫してません。どのみち量子消去の精緻な議論展開は無理ですね。@Mihoko_Nojiri

Masahiro Hotta @hottaqu

@fgkskその通りです。ですから今の軌道角運動量の話では、そもそも量子消去のストーリーはナンセンスです。 @Mihoko_Nojiri