月灯り《続編》

亮ちゃんのおはなし 続編です。
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しま@妄想垢 @088eight880

月灯り《続編》01 あの日… そのまま彼女を俺の部屋に 連れ帰って、部屋に入ると その場で抱いた。 少し乱暴やったかもしれんけど、 彼女は抵抗せずに俺を受け入れた。 ベットに運んでまた抱いて...。

2014-06-19 22:41:40
しま@妄想垢 @088eight880

月灯り《続編》02 ガッつきすぎたなって 今になって思う。 けど、彼女の感じてる時の表情や、 声、仕草まで全部良くて、 あの時はほんま夢中やった。 夢中にさせるつもりが、 夢中にさせられて... 何してんねん。

2014-06-19 22:41:48
しま@妄想垢 @088eight880

月灯り《続編》03 けど、彼女に跨がって、 彼女の体を揺らしてた時、 彼女の目から 涙が零れるのが見えた。 彼女が顔を逸らしたから、 俺は気付かないフリをして、 更に奥へ突き上げた。

2014-06-19 22:41:55
しま@妄想垢 @088eight880

月灯り《続編》04 こんな事されながら、 すばるくんの事 思い出してんのかな?って 思ったら、なんか… どうしようもない気持ちが 奥から込み上げてきて、 めちゃくちゃに なってしまえって思った。

2014-06-19 22:42:09
しま@妄想垢 @088eight880

月灯り《続編》05 俺の事を見てとか、 俺の事を考えてとか、 そういうんじゃないねん。 ただ、今は 何も考えて欲しくないって、 頭真っ白にしてくれって、 そう思って…

2014-06-19 22:42:16
しま@妄想垢 @088eight880

月灯り《続編》06 彼女の声を聞きながら 良いところを突きまくって 彼女の意識が飛ぶまで 何度もイかせた。 pic.twitter.com/B4a6PvaQFX

2014-06-19 22:42:49
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月灯り《続編》07 夜中に目が覚めて、 水でも飲もうと起きたとき、 彼女が目を覚ました。 「あ、起こした?」 『ん...。』 薄く目を開いて ぼんやりこっちを見てる。 「水飲む?」と聞いたけど、 軽く首を横に振る。

2014-06-20 18:27:43
しま@妄想垢 @088eight880

月灯り《続編》08 「体...大丈夫?」 『...激しすぎた、ね。』 「ごめん...。」 『ううん』 「夢中に....なれました..か?」 チラッと彼女を見ると、 シーツで顔を半分隠して 小さく頷いた。

2014-06-20 18:27:55
しま@妄想垢 @088eight880

月灯り《続編》09 さっきまでの生意気で 色っぽい女はどこいってん、 て思わせられるような可愛い彼女。 「まだ外暗いんやし、  もうちょっと寝とき。」 と言って、俺はリビングの ソファーに横になった。

2014-06-20 18:28:15
しま@妄想垢 @088eight880

月灯り《続編》10 朝、目が覚めると彼女は居なくて、 置き手紙がテーブルにあった。 "ありがとう。  鍵は締めてポストに  入れておきます。" たったこれだけ。 連絡先とか、さ? 何か無いの? 混乱する頭を落ち着かせる為に コーヒーを飲みながら、考えた。

2014-06-20 18:28:37
しま@妄想垢 @088eight880

月灯り《続編》11 あの時、シーツで顔を隠しながら 小さく頷いた彼女。 あれが俺たちの始まりやって、 勝手に解釈してた俺。 心に傷をおった彼女を むちゃくちゃに抱いたのは、 あかんかった?

2014-06-20 18:28:50
しま@妄想垢 @088eight880

月灯り《続編》12 けど、 抵抗とかしてへんかったやん? めっちゃ感じてたやん? いろいろ考えたけど、 彼女が何も言わずに 帰って行った訳は分からんくて、 もやもやしたまま、1カ月が 過ぎようとしていた。

2014-06-20 18:29:02
しま@妄想垢 @088eight880

月灯り《続編》13 俺と彼女の繋がりは、 すばるくんだけで、 すばるくんに聞けば 彼女の連絡先とか、分かるけど そんな事聞けへんし... そう思ってたら、 すばるくんから飲みに誘われた。

2014-06-20 18:29:12
しま@妄想垢 @088eight880

月灯り《続編》14 "おぉ、久しぶりやな" 「うん、どしたん?」 "あぁ…あの、さぁ。 こないだの子とはどーなった?" 「こないだのって…」 "俺らの結婚式の時、口説いてた子 あの後2人で消えたやろ?" なんで…そんなん聞くん? もう、終わったんやろ?

2014-06-20 18:29:23
しま@妄想垢 @088eight880

月灯り《続編》15 無言になった俺に、 話を続けるすばるくん。 "嫁がな、あの子元気ないって めっちゃ心配しとって… 職場一緒やねんけど、最近どんどん 痩せてってるらしくて…。 あの日亮と、おらんなったから、 聞いてみてってうるさいねん"

2014-06-20 18:29:45
しま@妄想垢 @088eight880

月灯り《続編》16 「そんなん…奥さん自分で  あの子に聞いたらええやん。」 "そやねんけど…" 「それに、元気ない原因、  すばる君が1番分かってるやろ」 "…お前っ" 「ごめん、帰るわ。」

2014-06-20 18:30:09
しま@妄想垢 @088eight880

月灯り《続編》17 むしゃくしゃする。 すばる君は尊敬する先輩で 女関係で荒れてたんとか知ってるし 俺も人のことよー言わんけど… けど、彼女のことだけは、 触れられたくなかった。 すばる君だけには。 pic.twitter.com/3reDltxVWk

2014-06-20 18:30:39
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しま@妄想垢 @088eight880

月灯り《続編》18 それから、数日間 すばる君の言葉が頭に引っかかって 仕事もミスばっかりで、 上司に お前今日はもう帰れ、なんて 言われて…。 ほんまに情けない男やなぁ。俺。

2014-06-21 08:53:43
しま@妄想垢 @088eight880

月灯り《続編》19 このままじゃダメやって分かってた。 だから、彼女に会いたくて、 彼女と、すばる君の奥さんが 働いてるカフェの前まで来た。 彼女は今日働いてんのかな? そう思いながら、中の様子を伺うと 裏口から誰か出てきた。

2014-06-21 08:53:49
しま@妄想垢 @088eight880

月灯り《続編》20 "錦戸さん?" すばる君の奥さんやった。 "もしかして…会いに?" 「えっ…いや、あのっ」 "丁度良かった、送ってあげて!" 「え?」 後ろから、彼女が現れた。 ほんまや、ちょっと痩せてる。

2014-06-21 08:53:57
しま@妄想垢 @088eight880

月灯り《続編》21 「元気…や、なさそうやな。」 "元々細いのに最近更に痩せちゃって 今日も体調悪そうだったから、 早退してもらうんです。" 「そっか、じゃぁ、送るよ。」 『い、いい。1人で帰れる。』 ずっと俯いていた彼女が顔を上げる。

2014-06-21 08:54:03
しま@妄想垢 @088eight880

月灯り《続編》22 「あかん。連れて帰る。」 『え、や、やだ、ちょっと!』 少し強引に彼女の手をとって 歩き出す。 『どこ、行くの?』 「どこ行きたい?」 『…どこって…。』 「そこ、行くか。」 顎で近くの公園を指すと 小さく頷く彼女。

2014-06-21 08:54:09
しま@妄想垢 @088eight880

月灯り《続編》23 「ちょ、ここおってな。」 と彼女をベンチに座らせて、 飲み物を買いに自動販売機の 前に立つ。…けど。 コーヒー? ブラック?甘いやつ? ジュースとか? 炭酸苦手とかちゃうかな? いや、無難にお茶? それか、紅茶とか…?

2014-06-21 08:54:17
しま@妄想垢 @088eight880

月灯り《続編》24 飲み物1つにしたって、 彼女の好みとか全くわからんくて ほんまに、なんにも知らんのやなぁ… って痛感する。 お茶と、ブラックと、レモンティーと、 オレンジジュースを買って ベンチに戻ると『多くない?』と 彼女が笑う。 そんな笑顔にちょっと安心する。

2014-06-21 08:54:24
しま@妄想垢 @088eight880

月灯り《続編》25 「どれがええんか、分からんし。」 と言ってベンチに缶を並べると 『じゃぁ、これ』 と言ってレモンティーを取る。

2014-06-21 08:54:31