2014年6月21日

「有人小惑星探査、イトカワも候補に」という報道についての秋山文野さんの解説

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NASAの有人小惑星探査の候補にイトカワも、という報道が出る

元村有希子 @chibigenome

小惑星イトカワ:NASA、月近辺まで運んで有人探査検討 - 毎日新聞 mainichi.jp/select/news/20… ‥せっかくなら、別のタイプの小惑星を狙った方が。面白いこと考えますね。

2014-06-20 09:26:19

「小惑星イトカワ:NASA、月近辺まで運んで有人探査検討」
ソースは共同通信。毎日新聞によるオンライン掲載は 06/20 09:22。

すばる @SubaruTakeshima

(直前公式RT参照)当該リリースは多分これだと思うけど、イトカワとは明言されてない……よ、ね?(ちゃんと読んでないので自信な) mobile.nasa.gov/press/2014/jun…

2014-06-20 12:52:08
Ayano AKIYAMA @ayano_kova

@SubaruTakeshima リリース記載では、完全キャプチャにせよ石ころサイズのサンプルリターンにせよ、両コンセプトとも月軌道に乗せるのは10m以下のサイズの小惑星と述べているので、イトカワだとターゲットから外れると思います。少し違う文脈で出てきたのでは?

2014-06-20 13:02:49
すばる @SubaruTakeshima

@ayano_kova ええ、そのご意見に同意します。半端に言及したまま放っておくのも気分良くないので、帰宅したらちょっと探してみます。

2014-06-20 14:48:03
Ayano AKIYAMA @ayano_kova

@SubaruTakeshima 念のため、ARMアップデートで採択された提案一覧はこちらです。 nasa.gov/content/nasa-s…

2014-06-20 14:51:42

秋山文野さんによる情報まとめ

Ayano AKIYAMA @ayano_kova

小惑星イトカワ:NASA、月近辺まで運んで有人探査検討 - 毎日新聞 mainichi.jp/select/news/20… 検討の元になったと思われる資料について、順次ツイートしていきます。

2014-06-20 22:02:44
Ayano AKIYAMA @ayano_kova

その2: NASAのアステロイド・リダイレクト・ミッション(以下ARM)でサンプルリターン目標にイトカワが候補という件、元はこのワークショップ(ケック宇宙研究所、でいいのかな)で4月発表、Caltech検討のものだと思います。goo.gl/TXm0rL

2014-06-20 22:07:41
Ayano AKIYAMA @ayano_kova

その3:ARMは直径10m以下の小惑星を月軌道まで移動する計画と、オリオン/SLSで小惑星とランデブー、探査する計画と2ルートに分かれています。

2014-06-20 22:12:02
Ayano AKIYAMA @ayano_kova

その4:資料17ページに、「より大型の小惑星ミッションコンセプト」のページがあります。直径100m強の小惑星(地球近傍小惑星)から、直径2~4の岩石を取ってこようという計画です。

2014-06-20 22:14:45
Ayano AKIYAMA @ayano_kova

その5:大型サンプルも、月軌道に乗せるようです。そして、その候補小惑星の名前として、確かにイトカワの名が上がっています。直径2-3m、18トンの岩石を2025年採取するという計画です(打ち上げは2019年)

2014-06-20 22:16:28
Ayano AKIYAMA @ayano_kova

その6:イトカワはあくまでも候補のひとつです。候補に挙がった理由は、in situ、つまり直接探査・観測ができたからですね。同様の条件を満たす候補に、これからになりますがOSIRIS-Rex の目的地、小惑星ベヌーがあります。

2014-06-20 22:18:30

※ OSIRIS-REx: NASA の小惑星サンプリターンミッション。2016年打上げ予定

Ayano AKIYAMA @ayano_kova

毎日の報道は、見出しで一瞬「え!?」と思いますが、記事を読めば誤解するものではないですよね。イトカワは候補のひとつ、そして他の候補はベヌーです。直接観測の結果次第というところでしょうか。

2014-06-20 22:21:20
Ayano AKIYAMA @ayano_kova

その7:21ページを見ると、ミッション期間の点ではイトカワより少し有利(帰還が早い)ターゲット、2009 BDもあるのですね。2019年6月打ち上げ、推進剤のキセノン使用量はイトカワ行きの1/4以下、帰還はイトカワが2025年8-9月に対して、2024年の2-5月。

2014-06-20 22:27:15
Ayano AKIYAMA @ayano_kova

ひとまず、ワークショップ資料から主なところを拾ってみました。以上です。

2014-06-20 22:29:41

コメント

Ayano AKIYAMA @ayano_kova 2014年6月22日
資料を見返して気がついたのですが、岩石を採取する大型小惑星の候補は6つあります。イトカワ、ベヌーの他にはや2の目的地、1999JU3も候補に入っていますね。直接観測できるターゲットは軒並み入っているみたい。
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