#変態不知火さんまとめ その２２

高峯みやび @sukamelancholy

――自分の身体が、バネになったようだと彼女は思う。 一度動き出せばずっと動き続ける、狂ったバネ。止まる事を知らずに一定の動作を繰り返し繰り返し、続ける。自身の何処にこんなバイタリティがあったのか、と彼女は跳ねながら思う。跳ねる。跳ねる。跳ねる。跳ねる。 #変態不知火さん

高峯みやび @sukamelancholy

ひょっとすると、もう既に自分自身のバイタリティは尽きていて、それでも自身の身体が言う事を聞かずに動き続けているだけなのかもしれない。膝が、腰が、下腹部が。耳をすませば骨の軋む音が聞こえてくるかもしれない。……聞こえてくるのはただ粘膜の擦れる音だけだった。 #変態不知火さん

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虚無だと思っていた。自身の中身は肉や内臓で作られているのではなく、ただの無しかないのだと。それなのにどうだ。未だに跳ね続けている。その動作はただ体内で血の通った剛直を擦り上げているだけに過ぎず、それ以外は何も生み出さない。何も感じない。それなのに跳ねる。 #変態不知火さん

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跳ねる。 これは無意味。 跳ねる。 これは無駄。 跳ねる。 これは――――？ 跳ねる。 生憎自身が虚無で出来ているが故に、正確な答えを得られない。 跳ねる。 ……体内で、剛直がひとりでに動き出す。それを何かと認識する前にじわり、と虚無な身体に熱が広がった。 #変態不知火さん

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一度、二度と広がり、そして弱々しく三度と熱を吐き出される。ふと、腹部を撫でる。それは意識してやった動作ではなく、何かを確認する為の自然な動作。何も知らない子供が、未知の物に触れるように。これは一体何かを考察する。知識の中からその熱を決定づける。 跳ねる。跳ねる。 #変態不知火さん

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認識した瞬間またも身体はバネのように跳ねだす。 跳ねる。 意識ははっきりとしているし、こうして考察も問題なく可能である。 跳ねる。 身体と脳が分離してしまったかのように、身体が言う事を聞かない。 跳ねる。 脳よりも先に身体が答えを知っているのだろうか？ 跳ねる。 #変態不知火さん

高峯みやび @sukamelancholy

ならば教えて欲しい。何故動き続ける。何故跳ね続ける。何故――――？ 跳ねる。 また、熱が広がる。じんわりと、またそれらが体内に広がっていく。……まだ、足りない。 跳ねる。 ――――足りない……？ 跳ねる。 嗚呼、そういう事か。 跳ねる。 ……嗤う。 #変態不知火さん

高峯みやび @sukamelancholy

足りないのだ。自身の身体が虚無であるから。その無を埋める為に自分は跳ね続けるのだ。その熱を渇望しているのだ。だから身体が先にそれを理解して動き続けているのだ。それだけのことだったのだ。自分は。私は。埋めて欲しいから跳ね続けているのだ。 嗤う。 跳ねる。 嗤う。 #変態不知火さん

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そこで私は目が覚めた。 時計を確認すれば時刻はマルロクマルマル。十分な睡眠と言えるだろう。広すぎるベッドから出ていつもの服に着替えようとした時、自身の湿り気を認識した。直接手で確かめれば、それはもう今すぐ始めてしまってもいい程の湿りだった。 #変態不知火さん

高峯みやび @sukamelancholy

何が原因かを突き止める気にはならなかった。私は下着を穿き替えていつもの服に着替える。丁寧にアイロン掛けされ、綺麗に畳まれたいつもの服。長い髪を左側にまとめてくくる。今日も一日が始まる。 ――――虚無の身体が、また熱を欲しがっている。不意にそんな事を思った。 #変態不知火さん

高峯みやび @sukamelancholy

加賀「やりました」 提督「おっ、流星改。流石だな」 加賀「……」 提督「え、なんすか」 加賀「やりました」 提督「いやうん、凄いですね……？」 加賀「……」 提督「褒美が欲しかったら別のやり方でお願いできませんかねあっ言っても無駄ですかやめて襲わないであーっ！」 #変態不知火さん

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川内「やせん～ やせんらんららーん♪」 提督「あっ、川内、ちょっと誰か呼んできてくれ、助けて」 川内「こんな時間から夜戦？ 提督、やっぱわかってるねー。うんうん、夜戦はいいよね～」 提督「だから助けて」 川内「や゛っせ゛っん゛っ」 提督「待て行くな薄情者！」 #変態不知火さん

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阿賀野「提督さん、ちょっとお出かけしてきていい？」 提督「あぁ、いいぞ」 阿賀野「やったぁ。行きましょ」 筑摩「はーい」 浜風「いざ」 提督「待て待て浜風は服を着ろ。何普通に歩いてんだよ」 浜風「……？」 提督「そこで何故首を傾げる」 #変態不知火さん

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提督「そもそも三人で何処へ行くつもりだ」 阿賀野「阿賀野たちで撮影ですって。ほら、軍の雑誌の表紙にね」 提督「歩く猥褻物三人がか。何考えてんだよ軍令部」 阿賀野「是非三人でって」 提督「浜風はアウトだろ、全部出てるじゃねえか」 #変態不知火さん

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提督「あいつら三人の表紙サンプルが届いたが……左の筑摩のスカートが靡いて丁度浜風の下腹部を隠してなおかつ筑摩も見えてない。んで右の阿賀野が浜風に抱きついて腕で胸を隠す……。棒立ちの浜風がシュールすぎる」 #変態不知火さん

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龍鳳「不知火ちゃん……どうしたら提督の身体に慣れると思いますか？」 不知火「ではこちらの司令の写真を。無修正です」 龍鳳「きゃぁぁっ！　しかもこれ不知火ちゃん写ってる！」 不知火「ハメ撮りです」 提督「本人の前で良くそんなやりとりできるね君たち」 #変態不知火さん

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龍鳳「悔しいから却下ですぅ！」 不知火「では直接見て慣れるしか」 龍鳳「そんなの出来ないぃぃ」 不知火「まずは三秒を目標に」 龍鳳「うぅぅ」 不知火「さぁ、司令」 提督「何が」 不知火「ずるっと。己をさらけだして下さい」 提督「お断りします」 #変態不知火さん

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不知火「仕方ありませんね、龍鳳さん。上目遣いで『提督のおちんちんを見せて下さい』とお願いして下さい」 提督「いいからな、しなくていいからな」 龍鳳「おっ、お、お、おち、おちん……はふ」 提督「気絶した」 不知火「見せる前に落とすとは流石です」 提督「嬉しくねえ」 #変態不知火さん

あぬびす @anubis_naked

不知火さん隠密兵装。　#変態不知火さん pic.twitter.com/48xyB3PyU6

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龍鳳「あの、提督。いいですか？」 提督「ん？　どした」 龍鳳「写真を……撮りたいなって。その、私と提督の」 提督「いいよ、今撮るか？」 龍鳳「ありがとうございますっ！ それじゃあ……えっと、このスマホで……撮りますね」 提督「おう」 龍鳳「……ちゅっ」 ﾊﾟｼｬ #変態不知火さん

高峯みやび @sukamelancholy

提督「！？」 龍鳳「えへ、ほっぺにちゅーした瞬間を狙っちゃいました。ずっと大事にしますねっ」 提督「あ、まぁ、うん」 龍鳳「提督にも送るので壁紙にして下さいねっ！」 提督「それはちょっと」 龍鳳「何重にもバックアップを作るので消えちゃったら言って下さい！」 #変態不知火さん

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提督「ん、蚊だ（ぱしん）」 不知火「蚊と言えば夏のイメージですね」 提督「まぁな。蚊取り線香置くか」 Bis「確か吸血するのは雌よね」 不知火「はい」 Bis「誠士郎の血は吸わせないわ」 提督「虫相手にムキになっても」 #変態不知火さん

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不知火「司令の血なら、不知火が」 提督「いてっ」 Bis「！！」 不知火「……ふふ、司令の血はいつも美味しいです」 Bis「わ、私だって！」 提督「えっ、ビスマルクまでいててっ」 Bis「ん……」 大鯨「失礼します、昼食が出来まし……まぁ。仲良しですね」 #変態不知火さん

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大鯨「まぁ、血を？」 不知火「はい。美味でした」 Bis「慣れない味だけど……誠士郎の血なら、うん……」 大鯨「すっぽんの血なども精がつきますよね。そっかぁ、提督の血もなんですねえ」 提督「いや俺普通の人間なので……」 #変態不知火さん

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提督「……」 パンッ　パンッ 提督「上手い事当たらんな」 不知火「司令、こちらでしたか」 提督「あぁ。頼んでた銃が届いたからな、試し撃ちだ」 不知火「しかし何故ですか。司令が銃を使うとは」 提督「前みたいな事があっただろ？　だからせめて自分の身を守れる位はな」 #変態不知火さん