絵描きさんの書いてくれた正面図を３Ｄ化するときの注意事項

榊正宗@BlenderQuiz @megamarsun

絵師さんが書いた正面図のレンズによってトレースするときのやり方がかわる。blenderの下絵は画角なしが前提なので、左のようにレンズ効果のある絵を描いてもらったときはemptyのimageに絵をはってトレースしましょう。 pic.twitter.com/YbbL7fbdD5

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画角のある絵を画角なしでトレースすると…当然ながらパースが二重にかかっておかしなことになります。 pic.twitter.com/FQZIVrAZvL

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人間キャラであれば、全身図で足が水平であれば、画角の無い絵でかいてくれてる可能性があります。ただ、普通に考えて絵師さんが自然に絵をかけばパースはついてると考えたほうがいいでしょう。

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絵師さんの絵に似せる３Ｄをモデリングするうえでは、絵師さんの絵がどの程度の画角で書いてるかを知る必要があります。それは絵師さんにカメラは何ミリですか？と聞いてもまず答えられません。絵から読み取るしかありません。

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裏技として、先に３ＤＣＧのモデルをつくって絵師さんにわたして、この３Ｄをガイドにして絵を描いてくださいとお願いする方法もあります。ただ、やりすぎると絵の魅力が損なわれる危険もあるので、自由に書いてもらって困難を越える事が２．５Ｄの醍醐味ですｗ

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画角なしの絵を画角なしでトレースするのはわりと簡単です。画角ありの絵をトレースするのは厳密には難しいので結局はデッサン力が問われます。最後は図面的なトレースではなく、右脳で形をとらえながらモデリングする事になります。右脳トレースというのは、言語的な目とか口とかに左右されない技法。

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画角のあり、なし問題ですが、絵描きさんが３Ｄを覚えると、この問題はすぐにクリアできるでしょう。絵師さんの画力のアップにもつながると思います。パースにガチガチの絵を描くという意味ではなく、カメラを柔軟に使い分けて描けるようになるからです。これは写真トレースなどにもある問題です。

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写真の場合は自由にレンズを変えて撮影することは難しいので、写真をトレースすると画角が正確すぎるときがあります。見た目パースという技法？で絵描きの感性に従った書き方をするべきで、写真の画角にあわせた絵はパースが正確につきすぎてあまり良い絵になりません。３Ｄのレイアウトも同様です。

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アニメや漫画は記号表現なので、若干パースが無いほうが自然に見えます。ところが、アニメの場合は、ある程度立体的に回転する事もあって、とある角度では画角がついてたりします。アオリの問題もそのあたりと関係していると思います。３Ｄが正しいとか間違ってるとかのもんだいでは無いのです。

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嘘パース（オーバーパース）はすでに有名な技法ですが、それ以外にも微妙なところでカメラのレンズが変わってるという都合の良いことが手書きのアニメにはたくさんあって、レンダリングした絵を絵描きになおしてもらうのが早い場合もありますｗ理屈を超えてるときがあるのでｗ

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ちょっと話がひろがりすぎましたが、そもそもモデリングするときは画角のある絵を画角なしでトレースするのだけは絶対さけましょうｗうちのスタッフも良く間違うので…。

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【おまけ】今回の作例の平行投影時の画角ありモデルは、ラティス変形でつくってます。 pic.twitter.com/erl9y4X2G6

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