芝村裕吏(@siva_yuri)氏の語るゲリラ戦
で。不正規戦というかゲリラ戦についてですが、まずもってゲリラ戦は世界中で過去現在にいたるまで広く、行われていますが、法的な扱いは、いまだに微妙なままです。これをまず最初に、覚えてください。
2010-11-12 20:07:59つまりは犯罪とするか、軍事行動とするか、犯罪者となるか、軍人となるかが微妙なラインというのが、良くも悪くもゲリラの説明の第一歩です。
2010-11-12 20:10:23ゲリラ言うのは、厳密には、ゲリラ戦術を行うものがゲリラです。 ゲリラ戦術とは、敵の勢力圏内で起こす、小規模な軍事攻撃をいいます。 小規模だからまともにやったら勝てないですよね。ですからおのずと奇襲や隠蔽を駆使します。 これらは結びついて一体になってます。
2010-11-12 20:13:19奇襲や隠蔽は、軍と民間人をわけて民間人をみだりに殺したりしないようにする国際法(あるいは相手の良心)を利用することもままあります。 この辺にひっかかるので最初の説明で申したたとおり、いつも、もめています。
2010-11-12 20:15:58有効だから使うけど、まあ、これを公に認め出すと、軍人による民間人虐殺への道も、安易に開きかねないという考えです。 現時点でもゲリラと誤認したとか、ゲリラに仕立て上げたりする手も、ありゃするわけです。悪いこと、するつもりならですよ。
2010-11-12 20:16:57ま、やられる軍人としては、卑怯な敵でしかありませんからね。 逆に仕掛ける側はあえてわかりにくくして、住民虐殺などを誘発させて、住民と敵の離反もねらうときがあります。そのために軍のしわざとして以下同文なことをする時もあります。
2010-11-12 20:18:52まあ、説明聞いておわかりかと思いますが、要するに泥仕合ですね。 では、なんで泥仕合が起きるかと申しますと、泥仕合を狙う人がいるからです。 泥仕合を狙うとはどういうことかといえば、要するに、すでに試合に負けてる側がやるのが普通ですね。
2010-11-12 20:20:14現代では、ゲリラ戦がどんどん増えています。まあ、勝ち組負け組で世界が二極化してるのが、その根底にあります。 勝ち組のほうの軍隊も、近年対ゲリラを意識して編成、兵器調達をしています。
2010-11-12 20:24:38また、警察の強化もや特殊編成の導入も行われています。 このへんは、民官に紛れた敵をさがすなら警察の方がいい、ということも、あります。
2010-11-12 20:25:42ゲリラ戦のメリットは、わかりやすく言えばコストパフォーマンスです。安いお金で、高い嫌がらせができます。 デメリットは本質的に、失点しかないことです。 仮に勝ってもマイナスで、そう言う意味では救われません。敵の損得感情を働かせれば勝ちという、そういうものです。
2010-11-12 20:28:46ゲリラ戦のコストパフォーマンスのよさを生かして、正規軍がこれをやるときもありますね。ただ、この場合マイナスかぶるのをいやがって、普通は自分たちではやりません。
2010-11-12 20:30:14まあ、人にさせるわけですね。 また軍がゲリラ戦の有効性を取り込む形で全体戦略を組むことがありますが、これはベトナムと独ソ戦くらいしか例がないので、割愛します。
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