【横山光輝「三国志」講座16「西涼の董卓」】

横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座16「西涼の董卓」-01】 第16話でございます。 前回、あえなく殺害された何進ですが、それで事態が収まりませんでした。何進も読みが甘かったが、十常侍も読みが甘い。結果的に十常侍達が最期を迎える回です。

横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座16「西涼の董卓」-02】 何進の首を見て怒り狂った袁紹は、何進将軍の仇を討とうと、城を攻めます。その報を聞いた十常侍達は横線を指示しますが、攻め手の数が多く、あっけなく城門が破られ、なだれ込みます。十常侍は新帝や協皇子を連れて脱出を図ることに。

横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座16「西涼の董卓」-03】 十常侍は幼い新帝と、協皇子をつれていくものと、何太后を連れていくものとに分かれます。まずは、新帝グループが燃え盛る城内を尻目に、怖いと泣く新帝を抱えて、馬車に乗って逃げ惑う市民達を跳ね飛ばしながら、脱出を図ります。

横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座16「西涼の董卓」-04】 相当あわてていたのか、御者もいなく、十常侍のひとりが自ら鞭をふるって馬車を操縦しています。逃げるだけなら馬車じゃなく直接乗ったほ方が速そうだけど、切り札の新帝を連れていかなければいけないので、仕方ありません。

横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座16「西涼の董卓」-05】 一方、何太后を探しに行ったグループですが、こちらは脱出を図る前に、弓で討たれてしまいます。はっきりと倒れているのは3人ですが、その前のコマで脱出を図ろうとする何太后についている男が4人なので、おそらく4人とも殺されたのでしょう。

横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座16「西涼の董卓」-06】 袁紹は何太后には危害を加える気はないと言いますが、すでに新帝と協皇子が連れだされたことを知り顔色を変えます。このままでは自分達がただの反乱軍と見なされてしまいます。慌てて探しに出る袁紹軍。

横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座16「西涼の董卓」-07】 新帝を乗せた馬車は必死に逃げますが、馬車と騎馬ではスピードが違いまして、あっという間に追手の姿が。もう駄目だ、と張譲ともう一人の十常侍は新帝と協皇子をほったらかして飛び降りてしまいます。暴走する馬車。

横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座16「西涼の董卓」-08】 馬車の車輪が石に乗り上げ、沼地と思われるところで横転してしまいます。もし、硬い土の部分だったら、この時点で漢の歴史は終わっていたかもしれません。なんとか怪我はなかったようで、協皇子は新帝を励ましながら民家を探すことに。

横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座16「西涼の董卓」-09】 新帝を励ますために、協皇子はきれいなホタルがいっぱい飛んでいると教えます。暗い夜道に、ホタルの灯りだけが一筋の希望となったことでしょう。しかし、所詮は子ども。夜が明ける頃には、寂れた一角で身を寄せあって眠りについていました。

横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座16「西涼の董卓」-10】 柴を背負った男が二人を起こします。身分が卑しからと見た男に尋ねられ、協皇子は二人の身分を明かします。ここで男は「げーっ、それではあなたこそ真の帝！」とひれ伏します。男の名は崔毅といい、元官僚をしていました。

横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座16「西涼の董卓」-11】 もともと宮中に仕えていたが、十常侍のあまりのひどいやり方に官吏がいやになり、百姓暮らしをしていたと。 宮中に仕えていたというわりには、新帝や協皇子のことは紹介されるまでわからなかったようなので、下級官吏か、相当前にやめたのか。

横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座16「西涼の董卓」-12】 崔毅は粗末な自宅に二人の貴賓を招き、ささやかな食事をふるまいます。 崔毅に礼を言う協皇子。崔毅は、協皇子を真の王者の血をひいたお方、と感心します。 ということは、何太后が産んだ新帝にはあまり敬意を持っていないということか。

横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座16「西涼の董卓」-13】 さて、そんな崔毅の家を訪ねる兵士が。その兵士は二つの首を持っていました。あの馬車から飛び降りた十常侍の二人です。あっけなく殺されてしまったようです。これ以降、生きた十常侍が出てきていませんので、これにて全員片付けられたようです。

横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座16「西涼の董卓」-14】 偶然立ち寄った兵士でしたが、崔毅はここに帝が隠れていると告げます。すぐに言えに入ります。警戒する協皇子こと陳留王。新帝は呑気に食べています。兵士は閔貢と名乗り、帝を迎えに来たと告げます。

横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座16「西涼の董卓」-15】 姿を見せて皆を安心させほしいと言う閔貢の言葉に促され、協皇子と新帝は外に。閔貢が乗っていた馬と、もう一頭、崔毅の馬か、どこからか調達したか不明ですが、用意された馬に、協皇子と新帝がそれぞれ乗ります。閔貢は馬を曳きます。

横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座16「西涼の董卓」-16】 ほどなく、袁紹率いる捜索隊に発見された帝達。新帝達の無事を確認し、ひと安心した袁紹は街に帰ろうとしたその時、不穏な空気が。何者かの軍勢に取り囲まれてしまいます。

横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座16「西涼の董卓」-17】 慇懃無礼な態度で出てきたのは、董卓でした。「どれが帝じゃい」と帝をどれ扱い。しかし、協皇子がひかえろ！と怒鳴ります。後の献帝となる人物が、最も輝きを放った瞬間です。

横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座16「西涼の董卓」-18】 「お主は何者よ」とあくまで不遜な董卓に対し、「お前こそ名乗れ」と返す協皇子。西涼の董卓と告げ恐れさせようとしますが、協皇子は帝の弟の陳留王と名乗ります。陳留王！と驚く董卓。帝を迎えに来たのか、奪いに来たのかと一喝されます。

横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座16「西涼の董卓」-19】 迎えに来たのに帝の前で下馬せぬ無礼はないだろう、という陳留王に返す言葉もなく、慌てて馬を降りてひれ伏す董卓。帝に代わって礼を言う陳留王。間違いのないよう帝を送るよう命じます。整然と都に向かう軍勢。

横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座16「西涼の董卓」-20】 新帝は何進の妹、何太后の子どもであり、陳留王は、王美人の子どもです。王美人の祖父は王苞といって後漢の五官中郎将とのこと。元をたどれば肉屋の主人の妹の何太后とくらべても家柄は格上だったわけです。

横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座16「西涼の董卓」-21】 父親は同じ霊帝ですが、臣下達の中では、何太后の子である新帝よりも、王美人の子である陳留王の方の血統のほうが高いとみなしていたようです。実際、凡庸な子どもである新帝より、りりしく見える陳留王の方が魅力的に見えます。

横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座16「西涼の董卓」-22】 今回の話の最後のコマで、董卓は「陳留王こそ真の帝王の血筋。生まれながらにして王者の風格を備えていなさる」とつぶやきます。そして、この時から、董卓は漠然とした野望から、はっきりしとした野望を抱くのです。

横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座16「西涼の董卓」-23】 以上が、第16話でした。野望を抱いた董卓が、次にどんな行動にでるのか。続きは次回です。