チラ裏郊外論

1

語句の定義

イオン

yasudayasuhiro@保田塾 @yasudayasuhiro

イオン(メモ):全国の均一化。ファスト風土と関連する。ロードサイド的モータリゼーション的なものとは必ずしも関連しない(駅前にもイオンはある。またロードサイド系店舗よりは客層はマイルド)。また没個性的という意味ではショッピングモール的なものより先鋭的。

2014-06-27 19:56:12
yasudayasuhiro@保田塾 @yasudayasuhiro

全国どこのイオンもほぼ同じテナント構成。また郊外にも建つが都市部にも建つ。都市においては都市文化の衰退・ファスト風土による都市侵略。

2014-06-27 19:58:10

ショッピングモール

yasudayasuhiro@保田塾 @yasudayasuhiro

ショッピングモール(メモ)。イオンと同一のものではない。またファスト風土と完全に合致するとは限らない。またモータリゼーションとイコールでもない。郊外においては都市まで出向いて消費するスタイルを破壊。都市においては再開発・消費スタイルの変化(イオン的なものを除く)

2014-06-27 20:02:11

モータリゼーション

yasudayasuhiro@保田塾 @yasudayasuhiro

モータリゼーション(メモ)。前述のようにイオンやショッピングモールと完全に合致するものではない。ファスト風土とは合致するだろうが。モータリゼーション化は戦後一貫しており、大店法以降ってことはない。

2014-06-27 20:04:53
yasudayasuhiro@保田塾 @yasudayasuhiro

モータリゼーション化は「都市に電車で行って消費する」というスタイルを「車で移動して地元の郊外や別の郊外で消費する」というスタイルに更新する。郊外から都市に車で移動するのは難しいが、郊外から郊外への移動は容易。郊外と郊外を結びつけるものとしての車社会化。また宅急便も広義の車社会化。

2014-06-27 20:08:20

ファスト風土・郊外化

yasudayasuhiro@保田塾 @yasudayasuhiro

ファスト風土(メモ)。当初の意味合いは、たぶん、地方都市ロードサイドの風景消費スタイル店舗の均一化を指す。そこから転じて地方の衰退と、ロードサイド系店舗の都市部の侵略による都市型消費文化の衰退を嘆くもの、と。

2014-06-27 20:10:45
yasudayasuhiro@保田塾 @yasudayasuhiro

郊外化(メモ):ドーナツ化現象。そのことによる地方の小中都市の大都市圏への組み込み。このこと自体は、嘆くべきことなのだろうが、いまさらダレも嘆かない。しかし、すでに衛星都市化している場所がファスト風土化すると嘆きはじめるので不思議。

2014-06-27 20:14:37
yasudayasuhiro@保田塾 @yasudayasuhiro

地方都市の衛星都市化(電鉄網)→衛星化された都市へのモータリゼーションの進入→ファスト風土化・イオン化→衛星都市の「大都市に行って消費するというスタイル」が「地元・または車でアクセスのいい別の衛生都市での消費」という変化。

2014-06-27 20:17:40

本論

yasudayasuhiro@保田塾 @yasudayasuhiro

チラ裏郊外論。「まち」を腑分けする。 1、東京 2、政令指定都市的 (例:札幌仙台名古屋大阪広島福岡) 3、県庁所在地・旧城下町・旧都市 4、田舎 5、それぞれ都市の衛星的・郊外的まち

2014-06-27 20:22:12
yasudayasuhiro@保田塾 @yasudayasuhiro

東京や政令指定都市的まち、にイオンが建ったとする。これは、おそらくと都市文化の破壊として嘆かれるだろう。現代的郊外論は①「地方文化の衰退」として語られるものと、郊外型のテナントが②「都市の消費スタイルの破壊」として語られるもの、たぶんこの二つで成り立っている。

2014-06-27 20:26:12
yasudayasuhiro@保田塾 @yasudayasuhiro

県庁所在地的・旧城下町的まちに、イオンが建ったとする。これはまさにファスト風土化である。ファスト風土とは、「地方には地方ごとにオリジナルな何かがあるかも」とか思う心象から来ている。が、そんなものはあるか?といえば微妙である。

2014-06-27 20:29:14
yasudayasuhiro@保田塾 @yasudayasuhiro

なぜなら、電鉄網の発達は、県庁所在地的・旧城下町的まちの大都市の衛星都市化を促したわけだから。ファスト風土化する以前に、もはや地方都市は郊外化しておる。そこにイオンが建つということは、寂れた商店街を更地にするだけのことであって、そこまで衝撃的なことではない。

2014-06-27 20:31:03
yasudayasuhiro@保田塾 @yasudayasuhiro

郊外や衛星都市にイオンが建つことはどうか。それは、都市まで行って消費するという衛星都市型の旧スタイルを更新するものとして出現するだろう。京都の衛星圏滋賀県民でいえば「京都の大丸までいかなくても草津のイオンでおk」というスタイル。これは、衰退なのだろうか?むしろ自立ではないか。

2014-06-27 20:34:17
yasudayasuhiro@保田塾 @yasudayasuhiro

田舎にイオンが建つ場合。そもそもシャッター化するような商店はほとんどない。むしろ他の郊外や下手をすれば都市部からも客がきてヒャッハー。

2014-06-27 20:37:28
yasudayasuhiro@保田塾 @yasudayasuhiro

チラ裏郊外論まとめ。郊外論は混線している。郊外化論も混線している。郊外化に関していえば、大都市・旧都市・衛星都市・田舎の場合において、ファスト風土化・イオンが建つこと・アマゾンで買い物をする場合を考えて整理すればよい→郊外・田舎のファスト風土化と利点はあまり語られていない。

2014-06-27 20:40:15
yasudayasuhiro@保田塾 @yasudayasuhiro

地方の駅前シャッター商店街よりも世代的には駅前大型スーパーやデパートの衰退のほうが悲しいスポットやで。明日あたりに行かなくなった駅前スーパーにいってみ、思い出が粉砕される瞬間が味わえるで。

2014-06-27 21:06:45
yasudayasuhiro@保田塾 @yasudayasuhiro

しかしまあイオンが地方文化を破壊しているとかいうけど、別にイオンは神社仏閣史跡を破壊しているわけじゃなし。そりゃ駅前デパートを破壊はしたけど。でも駅前デパートだって江戸から続く非駅前商店街を破壊してきたわけで。

2014-06-27 21:09:51
yasudayasuhiro@保田塾 @yasudayasuhiro

だからイオン害悪論は道理としてはどうかと思う。ただ、駅前の思い出が粉砕されるのは、気分的にアレ。というのがファスト風土論の一つのツボで。歴史的にも伝統的にも間違っているが、尊い思い出の擁護としてのファスト風土論。

2014-06-27 21:12:15