- 088eight880
- 59625
- 0
- 0
- 0
彼らと私 03 同僚が席に帰ってくると 「ごめ~ん、彼が風邪ひいちゃった みたいで来てほしいんだって…。」 『そうなの!?早く行ってあげて』 「ごめん、本当にごめんね。 今度埋め合わせするから!」 『ううん、気にしないで~』
2014-06-22 18:56:44彼らと私 04 とはいったものの… カウンター席に1人で呑んでるなんて 寂しすぎない?私…。 とりあえず、 今注文したのが来たら 適当に帰ろうかな…。
2014-06-22 18:56:56彼らと私 05 《お姉さん、1人~?》 誰?何なの?この酔っ払い… 《1人で寂しいでしょ~ 一緒に呑む~?》 うざっ… もう、最低…
2014-06-22 18:57:06彼らと私 06 「おい、ちょーお前やめろや」 後ろから来たもう1人の男が 酔っ払いの腕を引いて私から離す。 「すみません、酔っ払いで…」 「『え…』」 すばる…?
2014-06-22 18:57:14彼らと私 07 彼は学生時代の恋人 別れてから、もうどれくらいだっけ 本当、久しぶりに見た顔… 「何してんの?」 『や…同僚の子と居たんだけど 急用で帰っちゃって…』 「ほんなら、1人なんや?」 『うん…。』
2014-06-22 18:57:26彼らと私 08 《何?何?知り合い?》 「あー、お前うるさいねんて」 《えー、知り合いならいいじゃん 一緒に呑もうよー》 「…って言うてんけど…」 『あ、うん。いいよ、私は。』 という成り行きで、元彼と、 その同僚と3人で呑むことに…。
2014-06-22 18:57:35彼らと私 09 すばるの同僚の人は とにかく明るくて 話が弾んで、お酒も進む とにかく飲ませ上手で… 「なー、もー、お前飲みすぎやって」 ってすばるに言われてたような 気がする。 pic.twitter.com/jxaovdUJMF
2014-06-22 18:58:19彼らと私 10 飲んで、飲んで、喋って、飲んで 気がついたら薄暗い部屋… なんか、懐かしい香りがする… 『ん…?』 「おぅ、起きたか?」 『す…ばる?え…?ここどこ?』 「なんやねん、覚えてへんのか?」 『うん…。』
2014-06-23 22:17:02彼らと私 11 どうやら、ここはすばるの 部屋で私は酔っ払って すばるのベットで寝てる。 呆れながら話し始めるすばる。 あの居酒屋で酔っ払った 私と、すばるの同僚を 介抱してくれてたすばる。
2014-06-23 22:17:09彼らと私 12 流石に2人ともあまりにも ベロベロで対処できなくなった すばるは同僚の彼女を呼んで、 1人は任せる事に。 その後2人になったものの、 私のマンションも分からず、 とりあえずすばるの部屋に 連れてきた…との事。
2014-06-23 22:17:17彼らと私 13 『ご…ごめんなさい…』 「ん、まぁ、ええけど」 『私、そんなにお酒弱くないのに。』 「いろいろあったからちゃう?」 『いろいろ…?』 「理不尽な上司がおるーとか 生意気な後輩に腹立つーとか 取引先のオヤジが嫌味やーとか いろいろ言うてたで。」
2014-06-23 22:17:41彼らと私 14 『まじ…? そんな事言ってたんだ。』 「ほんまにもー 手ぇつけられんかったわ」 『うわー最低だね、私』 「ほんで、その後の事も もちろん覚えてへんのやろ?」 『その後の事? 私、他に何したの!?』 「覚えてへんくてもええけど、 どうする?」
2014-06-23 22:18:13彼らと私 15 『どうする…って?』 「する?」 『す…る…?』 「しばらく彼氏おらんくて 溜まってんねやろ?」 『…!?そんな事言ってたの!?』 「俺を押し倒してあっつぅーい キスしてきたくせに。」 『う…うそぉ!』 「ほんまやって」
2014-06-23 22:18:30彼らと私 16 『で…で?し…してないよね?』 「自分見たら分かるやろ? ちゃんと服着てるやん。」 『あ…そっか…。』 「酔っ払い襲うのもなんかなーって 思って、とりあえずコーヒーでも 飲もうって言って淹れてたら 勝手に寝ててん。」 『はぁ…ごめん。本当にごめん。』
2014-06-23 22:19:13彼らと私 17 「でっ? すんの?せーへんの?」 すばるが近づいてくる 『す…するって…そんな』 「何今更照れてんねん。 知らん体っちゃうやろ?」 私を見つめながらベットに座る 『そういう問題じゃなくてっ…』
2014-06-23 22:19:17彼らと私 20 就職したてで、覚える事多くて 大人の付き合いも増えて すれ違って そのまま、自然と… もう終わりにしようって言ったのは 私だったっけ? でも、私が言わなくても いつかすばるが言ってたと思う。
2014-06-24 12:44:00彼らと私 21 すれ違ってても、 それが苦じゃなくなって こんなの付き合ってるって言えない お互いにそう思ってたから… そんな事をぼんやり考えながら すばるの熱いキスに溶かされていく
2014-06-24 12:44:08彼らと私 22 微かにタバコの匂いがする すばる… 昔っから、 キスの仕方変わってないね pic.twitter.com/m0ndDUfZf3
2014-06-24 12:45:00彼らと私 23 キスをしながら、慣れた 手つきでどんどん服を 脱がしていくすばる。 そんなすばるに 私はされるがまま… 『んっ‥んんっ…』 「ほら、感じてるやん。」 『やっ…やだぁ…』 「めっちゃ溢れてんで?」
2014-06-24 20:06:07彼らと私 24 意地悪な顔… 変わってないって思ったけど やっぱり少し年を重ねて 大人の男の顔になってる 表情とか、 吐息が色っぽい… 昔とは違う、彼に 体がもっと、もっとって 言ってるみたい…
2014-06-24 20:06:16彼らと私 25 『あぁんっ…や…だめっ』 「だめだめって…ええくせに」 『あっ…すばる…い… イっちゃう…』 「分かってるで。 お前の気持ちええとこ全部…」
2014-06-24 20:06:23