簡単なルールだけ説明しておくと、囲碁は19×19の盤面で黒番と白番が交互に打ち合い、最終的に囲った陣地がより大きかった方が勝つという遊戯であります。 #あきつ丸の囲碁講座
2014-06-29 14:35:05また、囲い切った相手の石は取ることができ、例えばこの局面では――、 #あきつ丸の囲碁講座 twitpic.com/e75q8j
2014-06-29 14:39:21白15四で取ることができるであります。他にも禁じ手など、いろいろあるでありますが、これだけ覚えておけば、とりあえずは打てるであります。大雑把な説明ではありますが、それくらい単純なルールであります。 #あきつ丸の囲碁講座 twitpic.com/e75qfs
2014-06-29 14:42:02自分の棋譜を序盤から見ていくであります。白番が自分であります。 黒は右辺を自分の陣地に、白は上辺と下辺を自分の陣地にしようとしているであります。 #あきつ丸の囲碁講座 twitpic.com/e75sqk
2014-06-29 15:10:18黒は手堅く打っているでありますが、手広さで言えば、白の方が上なので、このまま囲われては白の勝ちになるであります。 なので、黒は邪魔をしようと3六に打ち込んできました。自分は邪魔をさせまいと3八と応手したであります。 #あきつ丸の囲碁講座
2014-06-29 15:11:10黒の打ち込みから始まった戦いは、このあたりでひと段落であります。細かく解説しないでありますが、白は上辺は手にしたであります。下辺は荒らされたでありますが、左下に陣地が残っているので、まずまずであります。 #あきつ丸の囲碁講座 twitpic.com/e75szg
2014-06-29 15:13:18この場面は白である自分が黒の右辺を荒らしにいった場面でありますが、90手目で白は13十五と打ったであります。これは黒石の三子を取ろうとするものであります。(石の数え方は、一子、二子であります) #あきつ丸の囲碁講座 twitpic.com/e75t7w
2014-06-29 15:16:05さらに手が進み、110手目の白8十で黒は完全に白に包囲されたであります。ここまでで、黒の中央の大石は死に(取られの状態)であり、白の勝ちはほぼ確定であります。 #あきつ丸の囲碁講座 twitpic.com/e75tdh
2014-06-29 15:17:57黒が127手目で10十三と打ったでありますが、もし続けて黒が12十三と打ったなら、これは生きと呼ばれる状態になり、取られることはないであります。 #あきつ丸の囲碁講座 twitpic.com/e75tit
2014-06-29 15:19:49何故ならこの状態では、白は11十三にも13十三にも打てないからであります。打った瞬間、取られてしまう場所に打つことはできないであります。 #あきつ丸の囲碁講座 twitpic.com/e75tsp
2014-06-29 15:23:14なので、自分は黒に打たれる前に12十三に打ったであります。やはりこれで死にの状態であります。 #あきつ丸の囲碁講座 twitpic.com/e75txt
2014-06-29 15:24:53この形ならば、外側が埋まっていけば白は黒を取ることができるであります。11十三は黒を取れるので打てる箇所であります。 #あきつ丸の囲碁講座 twitpic.com/e75u8o
2014-06-29 15:28:13これが最終図、158手目までで白盤の自分の中押し勝ちであります。(負けを宣言することを中押しと言うであります) #あきつ丸の囲碁講座 twitpic.com/e75uj8
2014-06-29 15:31:43黒が上辺に打ち込んできて、その戦いの結果はまだはっきりしていないでありますが、多分自分が勝つであります。 なので、中央の黒石と同じく、上辺の黒石も、この状態で死にであります。 #あきつ丸の囲碁講座
2014-06-29 15:32:20細かい解説は省いたでありますが、大体の流れを掴んでいただければ十分かと思うであります。質問等あれば受け付けるであります。 #あきつ丸の囲碁講座
2014-06-29 15:33:49コウ(ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3…) セキ(ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BB…) 自分は説明を省いたでありますが、こちらも重要なルールであります。 #あきつ丸の囲碁講座
2014-06-29 16:58:44コミとは白番が初めからもらっている目には見えない陣地のことで、現在日本のプロ公式戦では、コミ6目半というのが普通であります。最も普通というのは19路盤での話で9路盤ではもらい過ぎなのでありますが、「ミニ碁一番勝負」という番組でも9路盤でもコミ変わらずでした。 #あきつ丸の囲碁講座
2014-07-03 22:45:35また、コミという考えがなかった時代の囲碁名人、本因坊秀策には勝敗を聞かれ、「黒番でした」と答えたとの逸話があります。つまり黒番有利なので必勝であるという意味であります。他にも、コミなしの時代、本因坊道策のように黒番で負けた棋譜が一局も残存してない者もいます。 #あきつ丸の囲碁講座
2014-07-03 22:49:28コミありの対局を互先と呼ぶのに対し、コミなしの対局を定先と呼ぶであります。定先はハンデ戦になるので、一般的なプロの棋戦で打たれることはないであります。また、コミ6目半と言ったときの半とは、最終結果が同じ目数だった場合、白勝ちになるということであります。 #あきつ丸の囲碁講座
2014-07-04 02:33:16