外世と享受の問題

享受論は外世論より広い話 でもそれをくっつけるといわゆる産業文化系としてのアニメやゲームなどへの理論になる 物語読解論以前の物語論 物語論以前の作品世界論
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空ってなんなの

悉若無の名前の由来のアレについて

難題の預言者、悉若無@いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

「空」ってなんなの? えーっと…ノートってなんなの?紙切れの集まりがなんでノートなの?てかノートって読んでるその名前どっから来たの? どれもこれも「それ自体」が独立に存在するハズがないんだよ。 そーゆー関係性のなかにある、っていうことを「空」て呼ぶのよ。

2014-06-29 19:35:42
難題の預言者、悉若無@いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

英語のNothingnessとかEmptinessって正しいの? 英語で「空」表現できる言葉は多分ないとおもうぜよ。それどっちも「無」とか「空っぽなこと」って意味やん。英語にはこういう仏教風の思考はそもそも無理だって英語が叫んでるんだと思うよ。 てか、考えると怖いんだと思うよ。

2014-06-29 19:37:07
難題の預言者、悉若無@いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

関係性のなかにしかない、ってこと…その認識とか”関係性”とかいわれるやつもまた… うん。それもまたそれ自体としては存在しないのよ。関係性とか言ってる奴も恣意とかいろいろあるだろうし、その恣意って奴もまた…)ry

2014-06-29 19:38:15
難題の預言者、悉若無@いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

…「差延」? 近い。まあ差延臭い。でも空が差延っぽく見える、ってことは空のほんとの意味…てか仏教哲学的な世界像を描き出すのにすげえ良い視点だったりするよ。

2014-06-29 19:39:14
難題の預言者、悉若無@いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

…何故よ? 「差延」てのは、それが「~である」のであるの部分がほだされてく作用だよねん。 んで、「~である(んだけどそーとも言い切れないのよ)」化されて、その定義とか命題の中身が外部にさらされ、壊れてったり、他の言葉と関わって芽吹いたりするわけよね。

2014-06-29 19:41:53
難題の預言者、悉若無@いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

「壊れてったりする」とかいうけど、そじゃなくて、もう壊れてんのよね。てかその辺の「つねに/すでに」って構造もまた、ハイデガー引っ張ってて、これもまた差延なのよね。 …まあ空そっくりだよね。

2014-06-29 19:42:36
難題の預言者、悉若無@いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

んだけども、「差延」ッちゅう作用って、ずっとそういう関係性のなかにほだされてくー、ってところで実は停まっちゃってるの。そういう関係性・差延作用が起きてる…んだけども

2014-06-29 19:44:31
難題の預言者、悉若無@いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

これが「それ自体としてあるわけじゃない」てことをあらゆることがらすべてに適用しまくると…却って、その関係性とかそれ自体の独自存在性みたいなのが全部なくなって「ただある」世界のほうが寧ろ浮き出てくるのよねw。

2014-06-29 19:45:27
難題の預言者、悉若無@いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

「差延」はソコまではいかないのよさ。そういうのは不可能なんだー、って地点で停止しちゃってるから(差延が停止してるなんて変な話だけども!) まさに、「空」の前では「差延」は静止してるにも等しい状況なわけです。 しかし、差延さえ、空が包含したとき、差延はなくなるんです。

2014-06-29 19:46:22
難題の預言者、悉若無@いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

まあド簡単に言えば「差延である」のであるに斜線が引かれる。 「差延である(けどそうでも無かったりするのよ)」 差延ないところ、の世界ってのは、要はただそうあるがままの世界。超‐エポケーじゃ。

2014-06-29 19:47:11
難題の預言者、悉若無@いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

座禅を組むと、実際に修行してなくてもどーやら呼吸だけで自分が世界と一体になる感覚がするらしいよ。これもそれで、自分がどういう生き方しててどんな感覚で、何考えてるかとか、そういう「内容的な規定」が全部ぽろっとおっこちるから、却ってあるがままの自分が浮き上がる感じがするんですって。

2014-06-29 19:49:04
難題の預言者、悉若無@いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

これもまさに、自分や自分の周囲にかんする「データ」や「記憶」とか「イメージ」ていう差延作用するやつが全部「空」なんだと置き換えた時に、その「差延」さえも空になるのだから、ふわっと浮いちゃった、っていうそういう感じなんだと思うよ。

2014-06-29 19:49:55
難題の預言者、悉若無@いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

実感しないとわからん世界らしいので、実践してみるしかない世界っす。

2014-06-29 19:50:34

「読み」以前の世界

難題の預言者、悉若無@いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

~なんでそげな話をするん? 外世論と関係あるから。外世論の考え方では、物語中の世界もただあるものとして見ているから、まずその世界の前提でものを考える事が出来る。まずその世界を空の力で浮かせたところから、逆に思考を開始するものだと言えるから。

2014-06-29 19:51:43
難題の預言者、悉若無@いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

まずそれが物語であるとか、虚構であるかこちらの現実とはどのような関係であるか、ということを自性空として(もちろんそのなかには「外世である」ことさえも含む)、さらに「それらを空と知る事」や「空‐性」という意識さえも外す。

2014-06-29 19:52:49
難題の預言者、悉若無@いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

すると、あらゆる規定以前の段階で経験される、単純な「只ある」モノとしての(…対象、といいたいけど、何に対して対象なのかわからんので「存在」というべき)、「存在」としての相手側の世界がひらかれる。

2014-06-29 19:53:51
難題の預言者、悉若無@いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

そして、その状態で準備が出来た後、逆にこの世界の中から、意味づけを行っていく。その際、文をどのように読んだかとか、コマをどう読んだかとか、読者の態度がどうかとかいうのは「カッコに入れて」外される。 ちょうど所謂読者論と逆のプロセスをたどるわけだ。

2014-06-29 19:54:57

「所謂読者論」は、本稿と逆方向の判断中止をする。
つまり、まず文体を読む必要があるので、「作者」や「意図」といった解釈を宙釣りにし、「公式見解」のような共通解を生み出そうとする恣意性から距離を置く。
これによって、むしろ作品の側ではなく、読者の側から分析することで、文体としての文学(⊂アニメ、漫画、ラノベ、ゲームなども場合によっては含む意味での、物語を作る創作物)あるいはそれと社会との関係を考える土台とする。

大本をたどれば、C.S.パースの記号思考論やU.エーコやR.バルトらのテクスト読解に関する思考があり、「批評」は手っ取り早い話、これらの延長線上と考えられる。

だが、私は最近、「そもそもそこに結び付けようとする」こと自体を怪しんでいる。なぜ読者論「が好き」なのか。むしろ読者論を持ち出して情報社会論に接続する欲望のほうにこそ、私は興味がある。

難題の預言者、悉若無@いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

それは要するに、読んでいる際=その中身の内容を理解しようとしている時に、まずそのテクスト「以前」の段階で、話の中で起きてることがらをビジョンしている状況で、読解方法的なシステムを知らなくても物語が理解できる、その段階の、「普通に読んでる」素朴な読みの領域になる。

2014-06-29 19:56:58
難題の預言者、悉若無@いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

「読み」という言葉さえ、実は適合しないかもしれない。 敢えて言うなら「臨場感を感じている」。そう言った方がよいかも。

2014-06-29 19:57:24
難題の預言者、悉若無@いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

この臨場感上で、その内部で、話(というより”事態”)を理解している。 この際読み手(というより”観測者”)という「主格」も関係なくなっている。 いや、あるいはそれは「主格」ではなく「与格」となる。

2014-06-29 19:59:06
難題の預言者、悉若無@いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

所謂「山が見える」ときの「私」の位置がこれだ。 山が見える、と自然に日本語で言う時、私と言う語は入らない。私を主格として書くと「私が山を見ている」となってしまう。だが、そういう「私」性がなく、たんに「山が見える」の側がこちら「に」やってきてるから、あのように言う。

2014-06-29 20:00:13
難題の預言者、悉若無@いりやらさんどるあはれなり @L_O_Nihilum

山が見える(とりたてていえば私”に”おいて)。 これと同じ状態で、外世を見ている(勿論間違い。外世が”見える”)、というわけだ。

2014-06-29 20:01:10
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