ボンド先生による「糖尿病と事故」について
- andresinini
- 9288
- 0
- 12
- 22
大阪の交通事故が低血糖によるものかどうかはわかりませんが、低血糖が事故につながることは間違いないので、この機会に知識を整理しようと思っている。
2014-07-01 08:41:55ADAは糖尿病患者の運転について、頻繁にステートメントを出していて、最新のものがこれ。 m.care.diabetesjournals.org/content/37/Sup…
2014-07-01 08:42:15@big_tree_go 騒ぎすぎですよね。 まだ、それと決まったわけじゃないのに。 持病の情報なんか、今の時点でいらないと思います。
2014-07-01 09:01:35アメリカ糖尿病学会(ADA)の糖尿病と運転に関するステートメント(Diabetes Care. 2014;37 Suppl 1:S97-103)を読んでみた。全体として誰をターゲットにしているのかわかりにくく、少し読みにくかった。
2014-07-01 22:01:20ステートメントでは、「安易に糖尿病患者だから、低血糖起きたからという理由で免許停止・取り消しをするな」と繰り返し書かれている。
2014-07-01 22:04:03糖尿病は低血糖や、網膜症による視野・視覚の異常、神経障害によるペダルを踏む感覚の異常など、運転に支障をきたす状態となることは事実だが、全体としてはその他のリスク同様に社会にとって許容されるべき、と。
2014-07-01 22:06:48例えば、一般論として「糖尿病治療を受けている状態」は、16歳のドライバーのリスク、高速道路を運転するリスク、日曜日の深夜に運転するリスク…これらを上回るものではない、と。
2014-07-01 22:08:33過度に運転を制限されるべきでない一方で、もちろん、安全に運転するために、糖尿病患者自身あるいは、治療を行う内科医や療養指導をするものは適切な配慮をおこなう必要がある。
2014-07-01 22:10:36特に把握すべきは、1)この2年以内に他人の手を借りなければいけないほどの重症低血糖を起こしたことがあるかどうか、2)低血糖をなぜ起こしたか説明できるか、3)重症低血糖を起こす危険性が高まっているか、4)軽度の低血糖を自覚し適切に対処できるか(続く)
2014-07-01 22:15:315)自己血糖測定が適切にできるか、6)運転に支障をきたす可能性がある合併症を有しているか、7)患者は運転中の低血糖を避けるのに必要な、糖尿病や治療についての知識があるか、といったこと。
2014-07-01 22:19:06単に低血糖を起こしたことがあるというだけでは、運転を制限する理由にはならない。重症低血糖を起こしたことがある場合でも、その理由が特定できて、反復するリスクが低いのであれば、運転にとって大きな問題ではない。
2014-07-01 22:23:00しかし、1年に2回以上の重症低血糖を起こしたエピソードがあるなら、安全に運転をおこなうことができない可能性を示唆している、と。
2014-07-01 22:25:24また、急激な環境の変化(例えば治療の変更、体調不良、妊娠)によって起こった低血糖は、一時的に運転を見合わせる必要があるかもしれない。
2014-07-01 22:27:50(引用再開) 自覚症状なく低血糖に陥った経験を持つ患者は、主治医に相談し、運転中の低血糖を避ける指導を避けるべきである。(例えば、運転前とその後30-60分毎に血糖測定をおこなうなど)
2014-07-01 22:32:43飲酒運転ももちろん危険であるが、飲酒は低血糖の自覚を減らすこと、飲酒後数時間で血糖が低下することがあることに注意が必要、と。
2014-07-01 22:35:41